3/20メン・スー(蘇萌)ギターリサイタル鑑賞 | 千葉ソロギターサークル公式ブログ2

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千葉市を中心に活動しているクラシックギターのソロ演奏を趣味とする愛好家団体千葉ソロギターサークルです。アマチュア主体ですがプロやプロを目指す若手も多数在籍。コンサートや各種イベントを開催しギター音楽を紹介。2008年11月19日設立。

【写真1】メン・スーさんと私(手にはメン・スーさんのソロCD)
ぴかぴか(新しい)
皆さんこんにちは。
昨日3/20(火)19:00~中国の名手メン・スー(蘇萌)ギターリサイタルを聴いてきました。会場は東京・豊洲シビックセンターホール。
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色々な意味で、驚異的で圧巻の演奏でした。楽器はダブルトップの名器ダマンと思いますが、圧倒的な音量と音の美しさは特筆ものです。
これは同じ楽器を弾くデビット・ラッセルにも言える事ですが、この楽器のポテンシャルの高さを感じると共に、楽器の性能を最大限に引き出す演奏能力には圧倒されました。生のギターとは思えない大地を揺るがすような重低音とそれに負けない高音の伸びや美しさなど、ギターの新しい次元を感じさせる音です。
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定員300名ほどのホールでしたが、まるでPAを使っているかのような大音量で、普通のギターの音量からは想像もつかない豊かな音量で、会場いっぱいに響き渡り、全身で音圧を感じながらゆったりと聴く事が出来ました。こちらから神経を集中して聴きにいかなくても、自然に耳に入ってきますのでリラックスしてゆったりとした気分で聴く事が出来ます。ピアノやヴァイオリンのコンサートでは普通に感じる事ですが、ギターではなかなか感じる事の出来ない感覚です。
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音楽表現力も抑制され均整がとれた自然なフレージングで、流れる水のように音楽が流れていきます。大変に心地良いものでした。技巧的にも今まで聴いてきた多数の世界的ギタリストの中でもトップクラスの高い技巧と、全くと言って良いほどミスの無い安定感は驚異的です。師匠のバルエコに勝るとも劣らないと思います。音色の美しさはバルエコ以上と思いました。流石2005年17歳で東京国際ギターコンクール優勝や、2015年パークニング国際ギターコンクールの優勝者だと感じさせる名演奏でした。
間違いなく今後のギター界で、世界的な巨匠として新時代を切り開いていく才能だと思います。鮮やかなテクニックと高い音楽性とは、まさに今回のメン・スーのような演奏の事を言うのだと思います。素晴らしいギターを、音楽を堪能させて頂いた一夜でした。ギターの魅力を改めて感じさせてくれた素晴らしいコンサートに感謝したいと思います。
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この日の演奏会は、演奏時間が通常より少し短めだったようで、午後8時40分ごろにはアンコール(タレガのグランワルツを1曲演奏)を含めて全て終了し、もう少し聴きたかったと言う感じでした。次回来日時にもまた聴きたいと思います。
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私は、このようなコンサートで会場で発売されるCDや楽譜などはほとんど購入しないんですが、今回は迷わずソロCDを購入しサインまで頂きました。今、そのCDを聴きながらこの記事を書いていますが、昨日の名演奏が蘇ります。まだ30歳の若さですが、米国メリーランド州セント・メリー大学で教鞭も執っているとの事です。
まだメン・スーを聴いたことが無い方は、次回は是非聴くことをお勧めします。ギターの素晴らしさを感じる事が出来ると思います。
さて、素晴らしい演奏を聴いて刺激を受けたので、私もギターの練習しようかな(笑)。
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【写真2】終演後のサイン会の様子(ソロCDは売り切れ!)

 

【写真3】終演後のサイン会の様子(多数の方が並んでいました)。

 

【写真4】会場の東京・豊洲シビックセンターホール

 

【写真5】ロビーではCDやこの日演奏される楽譜などを販売。ソロCDは売り切れの盛況!

 

【写真6】休憩時間のホール前ロビーの様子。

 

【写真7】プログラム表紙とソロCDの表面。

 

【写真8】プログラム曲目面とソロCDの裏面。

 

【写真9】ソロCDにサインを頂きました。

 

【写真10】メン・スーギターリサイタルのチラシ。