営業の醍醐味は外出にあると、勝手に思っている。


それは、仕事を理由に色んなところに行くことができるからだ。


ルートセールスで同じところを廻っていても、毎日が違う光景に出くわすことがある。


ましてや、久し振りとなれば尚更だ。


今日は、同じ京都でも20年前には高級住宅街と言われていたところを廻った。


名古屋出身の私には、京都の中心の隣接する住宅の建て方に驚いたものだ。


隣が火事を出せば、両隣り何件もが延焼するほど、隣と数十センチしか間がないのが当たり前。


そんな土地柄で、広い敷地に庭を備えた高級な住宅が集まっているところだ。


ところが、久し振りに廻って驚いた。


廃墟になった住宅が、あっちこっちに見られたのだ。


また、駅から近いにも関わらず、飲食店がない。


以前は、おしゃれな洋食店や料亭が何店もあったと記憶している。


そんな店が全て無くなっている。


高級住宅街だから、近くに若い人が働く工場、ビジネス街もない。


ということは、若い人が集まってこない。


街は廃れる一方だ。


今は、富裕層は都心の高級マンションを選択している。


ここで言いたいことは、人、見込み客は移動するということだ。


20年前、10年前、いや数年前と街は変わる。


数年前にあった見込み先が、ある日、突然無くなっているのが現実だ。


営業なら、以前の記憶に頼ることなく実際に自分の目で確認することだ。


街にも導入期、成長期、成熟期、衰退期があることを認識すべきだ。


以前の記憶、知識、情報が役に立たないことを念頭におき活動することをオススメする。















iPhoneからの投稿