こんにちは。カウンセリングサービスの渡辺晴美 です。

 


6人のママカウンセラーでお届けしています。

今週は渡辺がお届けいたします。

 


クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

 

我が家の長男は今年小学生になりました。

 

最近はランドセルの購入もどんどん早くなっていますよね。

 

おじいちゃんおばあちゃんに買ってもらうことが多いためか、おじいちゃんおばあちゃんに会えて、一緒に見に行ける夏休み前後が多いようです。

 

我が家も例にもれずに、夏休み前に購入することとなりました。

 

あまりに早く買われたランドセルは、家の中ではすでにオブジェと化していましたあせる

 

 

それでも、入学前にはふたたび注目を浴びます。

 

愛息子あっちゃんとランドセルの話をしながら、「何色が好き?」と色の話もしていた時の事です。

 


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あっちゃん 「ねぇ、お母さん、お母さんはランドセル何色だったの?」

 


私 「お母さんのころはね、女の子は赤、男の子は黒しかなかっったんだよ」

 


あっちゃん 「へぇ。じゃぁ、黒だったの?」

 


!?

 


ご覧になっている方はわかりますよね。

 


赤いランドセルです。

色の話をしていたため、色に意識が行っていた息子には、女の子男の子が抜けて、色だけが頭に残ったようです

 


子どもってこんな風に特異的に聞いているんでしょうね。

(大人もそうかもしれませんが・・・あせる

 

私 「赤だよ。女の子は赤しかなかったの」

 

ということで、なんとか理解してもらえました。

 

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私たちは、例えば、ランドセルを購入する時でも、男の子なのか女の子なのかという意識を通してものを考えています。

 


最初息子は、ピンクのランドセルが良いと言っていたのです。

 


でも、売り場を見てみても男の子用でピンクなんて一つもないんですよね。

刺繍がついていたり、リボンがついていたりしますから、女の子用なんだなということが子供にもはっきりとわかります

 


だからなのかわかりませんが、売り場の中で息子の選ぶランドセルの色がどんどん暗くなっていくのです。

 


最終的には気に入ったものが紺だったので問題はありませんでしたが、私たちが成長する過程で、自分の性別を意識するシーンはあちこちに溢れているんですよね。

 

 

 

生まれたときには、とにかく元気に育ってくれればいいと思っていたのにも関わらず、成長するにしたがって、親の希望は膨ってしまうものなのかもしれませんね。

 


そして、色々な期待を子供に向けてしまうのもなのかもしれませんね。

 

 

優しい子になって欲しい。

人を思いやれる子になって欲しい。

頭がいい子になって欲しい。

元気な子になって欲しい。

 


などなど

あげて行けばきりがなくなってしまいます。

 


その中に、男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしくというものもあるかもしれませんね。

 


外で出あう大人も、男の子が男の子らしいこと、女の子が女の子らしいことを褒めてくれます。

 


男の子だから元気がいいわね

 


とか

 


男の子だから、 乗り物が好きなんだね。


など。

 


こういった一つ一つの言葉が、子どもの中に性役割を作っていきます。

それは、男の子が男の子らしく、女の子が女の子らしくなっていく良い面も持ち合わせています。

 


一方で、自分が好きなことを否定されているように感じてしまったり、からかいの原因になったりすることもあるかもしれませんね。

 


そしてこれは、性役割以外にも、先ほどの親の期待が役割として子供の中に入って行ってしまったりします。

 

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子供時代は、とにかく親のことが大好きです

大好きだから、笑顔を見たいですよね。喜ばせたいんです。

 

その親を喜ばせるための、実にわかりやすい手段が、親の期待に応えるということなんです。

 

期待に応え続け、役割を演じ続けることができている間は、問題にならないかもしれません。

でも、その多くが、いつの間にか義務になって行ってしまうんですよね。

 

それでも、応えることができている間は大丈夫なんです。

でも、ある日、その期待に応えられない時が来たとき!!

 

子供を苦しめてしまう原因になってしまうかもしれません。

 

星

 


それを避けるためにも、優しいとか、思いやりがあるとか、男の子らしくと言う前に。

(それも素敵なことなんですけどね)

 


子どもが自分らしくいること大切なんですよね。

そのためには、親であるあなたが、あなたらしく生きていることがとても大切だと思いませんか?

 


子どもって親のことを本当によく見ているんです。

 


子どもが感情的になるときって、親である自分と同じような怒り方しませんか?

 


やって欲しく無い(真似してほしくない)ような動作を真似しませんか?

 


なんでこんなことするんだろう?ということばかりしますよね?

それって、親のことが大好きだから、少しでも近づきたいんです。

どんなくだらないことでも、親がやっていることは真似したいんです。

 


やって欲しくないことは、人から見られたくないことでもありますから、他の人がやらないことでもあるんです。

だから、目につきやすいというか、珍しく感じてしまうということもあるかもしれませんが・・・しょぼん

 


話が少しそれてしまいましたが、親である自分が、自分らしく生きていることが、子供が自分らしく生きていくことにつながるんです。

 

 

 

そこで、子どもにも、自分自身にも

 


何者でもなく、あなたはあなたになればいいのよ。

 


そう言ってあげてくださいね。

 

そして、こうなって欲しいという思いがあれば、あなたがあなたらしくいて、こうであってくれたらうれしいな。

そういう思いで見てあげたら、役割を担わずにいられるのかもしれませんね。


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次回は、4月22日、吉村ひろえカウンセラー がお届けいたします。

楽しみにしていてくださいね音譜