京田辺市 平成21年 12月 定例会(第4回)
◆次田典子議員
化学物質過敏症についてお聞きします。
1、公的施設の香料は禁止すべきだと思いますが、いかがでしょう。
2008年6月議会の一般質問において、公的施設などでの香料の禁止や化学物質過敏症についての対応を質問しましたが、その後どのように対応してこられたのかお聞きしておきます。
また、2番目に啓発に向けた取り組みはどのようになっていますか。
あわせてお答えください。
ポスターなどを庁舎や公的施設に張るように以前はお願いいたしましたが、その点はどのようにされましたでしょうか。
1回目の質問は以上です。
(挙手する者あり)
◎石田総務部長 私の方からは、(5)化学物質過敏症について、①公的施設での香料は禁止すべきだ、啓発に向けた取り組みはどうかという二つのご質問をいただいております。
公的施設、複数の部署にまたがっておりますので、私の方から一括してお答えをいたします。
化学物質過敏症でございますが、さまざまな種類の化学物質が原因となって発症するものとされております。
過敏症の方にとっては心身ともに大きな負担になっていることは認識をいたしております。
しかし、これは香料に特定されたものではなくてホルムアルデヒド、有機溶剤、有機リン等が自律神経系や免疫系統へ作用するというふうに推測されておりまして、施設整備の面では建築基準法による使用制限のほか、学校環境衛生基準などによる法律等による対応もございますが、原因となる物質が実に多種多様であるということから、未解明の部分も多いのが実情でございます。
公的施設での香料は禁止すべきとのご指摘でございますが、化学物質の心身への影響は個人によりまして千差万別でございます。
一律的に規制するのは非常に難しいと考えておりますので、啓発のあり方、主に自粛要請ということになるかと思いますけども、これも含めまして、今後も引き続き、現在国で行われております研究の動向ですとか、実態の把握等に努めてまいりたいというふうに考えております。
なお、個々の事例が発生した場合につきましては、具体的に対応する必要があるというふうに認識はいたしております。
以上でございます。
(挙手する者あり)
中略
◆次田典子議員 そういう、何かしてからこれでいいのかどうかという反省をするのではなくて、それ以前に本当にこれでいいのかどうかを検証する場所をつくってくださいということを申し上げているんです。
ちょっと時間の関係もありますので、この後は委員会の請願のときにいろいろ意見も出されると思いますので、そのときにはもっと他市の状態だとか、踏み込んだものをぜひお答えいただきたいと思います。
やっぱりこれは、非常に行政の、教育委員会のあるべき姿を変えることになるんですよ。
そういうもとに教育委員会なり教育委員会事務局がどのような手順でどのように判断をしてこられたかということは、後々やはり禍根を残さないようにしてください。
それと、最後に化学物質過敏症についてなんですが、これ非常に私はちょっと部長の答弁は判断が間違っているんじゃないかというふうに思っているんです。
というのは、他市ではもうやっているんですよ。
ただ、こういうふうになりましたと、今請願とかいろいろ出ているような状態ですから、制限については。
ただ、やはり皆さんへお願いとかご協力を求めますとか、いろんな形でこういう人たちがやっぱりいるから、本当にこのことに対して息苦しくなったり、アトピーのように皮膚が荒れたりとか、ときには頭痛がして立っていられないとか、だからそのことに対して協力お願い要請でもやっぱりやっていくべきだと思います。それは、やっぱり市がそういった実態を把握していないからではないんですか。
(挙手する者あり)