農薬危害防止運動始まる | 化学物質過敏症 runのブログ

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・JAcomより
http://www.jacom.or.jp/news/2013/03/news130328-20325.php
農薬危害防止運動始まる

【農薬危害防止運動始まる】 農作物・生産者・環境の安全を守り、効率的な防除を

・健康に留意し防護装置を着用して
・周辺住民とのコミュニケーションを大事に
・使用方法を守ることが農産物の安全に
・防除暦を活用して正しく防除する
・すべての作物に防除暦を

 6月を迎え、水稲はもちろんだが、野菜や果樹などを含めて、農作業が忙しくなる時期となる。そして、これから数ヶ月はどの作物にとっても病害虫や雑草が発生し、その防除がもっとも必要な時期でもある。
 そのため国(農水省・厚労省・環境省)は毎年、6月1日から8月31日までの3カ月間を「農薬危害防止運動」実施期間と定め、適切な農薬使用に取り組むことにしている。
 また、JA全農も毎年この時期を「安全防除運動」月間と位置づけ、「農作物、農家、環境」の3つの安全のための基本を確認し、実践する運動を展開している。
 そこで、農水省と全農に今年の運動のポイントを取材した。


◆健康に留意し防護装置を着用して

 国の「24年度農薬危害防止運動」では、使用者(生産者)の安全と農薬使用時におけるほ場周辺の住宅や住民への配慮を重点的なポイントとしている。
 使用者の安全については、常にいわれていることではあるが、▽使用者が睡眠不足や病中病後など体調が万全でない状態で散布作業などに従事しないこと、農薬の調製や散布を行うときには、農薬用マスクや保護メガネなどの防護装置を着用し、慎重に取り扱う、▽農薬を散布にあたっては事前に防除器具などの十分な点検整備を行うなど、事故防止対策をきちんと行うことが強調されている。
 また、農薬を飲料用ペットボトルなどに移し、しかも保管管理が十分でないため、飲料と間違えて「誤飲」される事故も「散見される」ことから、「農薬やその希釈液、残渣等を飲食用の空容器等へ移替えしない」ことや「全ての農薬について、安全な場所に施錠して保管」するなど、保管管理に十分注意することも強調されている。

◆周辺住民とのコミュニケーションを大事に

 ほ場周辺の住宅や住民への配慮としては、▽飛散が少ないと考えられる剤型を選択する、▽飛散低減ノズルの使用、▽風速や風向きに注意する、ことはもちろんだが、日頃から地域住民コミュニケーションを密にし、使用日時などを事前に知らせることも大事だと指摘している。
 そして、当然のことだが、使用する農薬は農薬登録がされたもので、適用が認められている農作物に対して、ラベルなどに記載されている使用基準を守って適正に使用することが前提となる。