蘇る AZYMUTH....
FENIX (2016)
AZYMUTH のオリジナル・キーボード奏者、Josē Roberto bertrami (ホセ・ロベルト・ベルトラミ)が亡くなったのはオリンピック・イヤーの2012年。
ロンドン・オリンピックが閉幕した頃、記事タイトルこそ AZYMUTH の曲ではなかったが、僕はホセの訃報について書いている。
当時の最新作、"AURORA" はデビュー35周年作だったらしいが…
AURORA (2010)
これが前作だから実に6年ぶり、そしてデビューから41年目の新作が出たってことになる。
"FENIX" のジャケット裏を見ると、曲毎のパーソネルがあるものの、AZYMUTH としてのメンバー・クレジットが無い。
もちろん、リズム隊は Ivan Conti (ds) と Alex Malherios (b) の2人だし、新たに迎えられた Kiko Continentino (key) は実力のあるミュージシャンのようだ。
サウンドは AZYMUTH と呼ぶにふさわしいと思うが、これまでにはない「何か」がちょっと匂う…そんな気がする。
うまく説明できていないと思うが、41年目の新たなスタート…とでも言ったらいいか。そんな、微妙な空気が漂う作品かも。
どうあれ、今後 AZYMUTH がどうなっていくのか…それを期待させるものがあるのは間違いない。
とにかく、6年待った甲斐はありそうだ。
(^-^)/