子宝相談をしているせいか、命主社にこころひかれる。
出雲大社の境内のはずれにある摂社のひとつなのだけど、どこか特別な雰囲気を醸し出している。
元旦に出雲大社の宮司さんが参詣されたり、
古伝新嘗祭には命主社の石が使われたり
他の摂社とは違った独特の位置づけを感じるんだよね。
60年前の前回の遷宮の時に出雲大社の拝殿が火事になった。
さいわいなことに本殿は燃えずにすんだのだけど、この時、不思議なことが起きている。
拝殿の火が飛び火して命主社も燃え落ちた。
出雲大社にお参りされたことがある人ならわかるけど、境内は本殿をはじめ、たくさんの木造建築が取り囲んでる。
それなのに、拝殿の火災の時には、拝殿以外のどの建物も燃えず数百メートルも離れたところにある命主社に飛び火して燃えた。
間にはたくさんの木々や北島国造家の庭園や建物もあるにも関わらず。
本殿の身代わりになって燃えたのか。
出雲大社と命主社の深い、深い特別な関わりを示しているのか。
不思議な、不思議なお話。
命主社にある樹齢千年のムクノキ。
雷が落ちてもなお復活する力強い神木。
出雲大社の東のはずれにひっそりとある命主社(いのちぬしのやしろ)が、やっぱりとても好き。
いつもお参りしては
「子宝に恵まれますように」
とお祈りする。
明日からは、いよいよ「神在月の子宝リトリート」が始まる。
「全国から来られる方たちにとって、大きな一歩になりますように。」
そう手をあわせた。