「揺れる花の中で君のシャンプーの香りを感じた」は、片想いをしている男性の気持ちを表現しています。Busker Busker(バスカーバスカー)のメンバー、チャン・ボムジュンが柔らかく温かい声で歌い上げ、優しい気持ちにさせてくれます。
ドラマ「メロが体質」のOSTでドラマ中、主人公2人がこの曲を歌い、話題を集めました。ドラマの中で主人公が歌いやすいようメロディーが作られていて、韓国語の発音が聞き取りやすいので、韓国語の勉強にも効果的です。
今日の歌詞フレーズ
걷다가 보면 항상 이렇게 너를
コッダガ ボミョン ハンサン イロケ ノルル
歩いてみたらいつもこんなに君のことを
바라만 보던 너를
バラマン ボドン ノルル
ずっと見つめていた君のことを
기다린다고 말할까
キダリンダゴ マルハルカ
待っていると言おうかな
지금 집 앞에 계속 이렇게 너를
チグム ジッ アペ ケソッ イロケ ノルル
今、家の前でずっとこんな感じで君のことを
아쉬워하다 너를
アシウォハダ ノルル
未練がましく君のことを
연락했다 할까
ヨンラケッタ ハルッカ
連絡したって言おうかな
実践向け最重要表現(文法)
~다(가) 보면(~ダ(ガ) ボミョン):~していると、~してみると
主に動詞の語幹に「~다(가) 보면」を付け、「~していると、~してみると」という意味を表します。
「~していると(~してみると)結果こうなる」というように、経過に基づいた前提表現として使われます。「가(ガ)」を省略し、「~다 보면(ダ ボミョン)」としてもよく使います。
動作の経過や経験に基づいた前提であることを表現するため、後ろに過去形は使用しません。
살다 보면 이런 일 저런 일 다 겪게 된다.
サルダ ボミョン イロン イル チョロン イル タ キョッケ トェンダ。
生きているといろんなことを経験する。
한국 드라마를 보다 보면 한국어를 배우고 싶어져요.
ハングッ ドゥラマルル ボダ ボミョン ハングゴルル ペウゴ シポジョヨ。
韓国ドラマを見ていると韓国語を習いたくなります。
語彙
걷다(コッダ):歩く
항상(ハンサン):常に、いつも
바라다(パラダ):願う、望む
바라보다(パラボダ):眺める、見晴らす、見渡す
아쉬워하다(アシウォハダ):(名残りを)惜しむ、未練がましい
実践例文会話
A:한국어 어렵지 않아?
ハングゴ オリョッチ アナ?
韓国語は難しくない?
B:아니야.배우다 보면 꽤 재밌어.
アニヤ。ペウダ ボミョン クェ チェミイッソ。
いや。勉強しているとかなり面白いよ。
先生のワンポイント
歌詞中の「바라만 보던 너를(バラマン ボドン ノルル)」を理解してみましょう。
もしかしたら、「바라(パラ)」と「보던(ポドン)」の間に「만(マン、だけ)」が入っているので、「바라다(パラダ、望む)」+「만」+「보다(ポダ、見る)」で、「望んでだけ見た」と考えてしまう方もいるかもしれませんね。
しかし、本文の「바라만보다(パラマンボダ)」は「바라다보다(パラダボダ、眺める)」の間に限定を意味する「만」が入った表現です。
ですので、今回の歌詞では、「(いつもは告白できなくて)眺めることしかできなかった君に今日は待っているって言おうかな。」そんな意味になります。
先生紹介
ホン・ミホン
私は韓国の大学で日本語·日本学を専攻し、卒業後は日本語の教師をしました。
過去の経験を振り返ると私自身も日本語の勉強に日本の歌やドラマを使っていました。
歌にはいろいろなシーンがありますし、実際に使える表現だけでなく、韓国の文化も感じることができます。
ですので、皆さんにも私の紹介するK-POPの記事を韓国語の勉強に役立ててもらえたらと思います。