AD07 スラッグ | といず・くろすおーばー!

AD07 スラッグ

 今日のといず・くろすおーばーは!
 ダイナボットの一体、AD07スラッグをご紹介!
スラッグ

 パッケージの解説を見るに、G1から引き続き役職は「火炎戦士」でよさそうです。


○キャラクター解説

火炎戦士

 実写劇場版第4弾「トランスフォーマー ロストエイジ」に登場するダイナボットの一体。「敵を破壊せよ」という命令には喜んで従うが、それ以外の指図は嫌う性格らしい。G1スラッグ同様にトリケラトプスに変形する。
 トリケラトプスは草食恐竜の代表格として扱われることが多く、恐竜系ヒーローとしてはティラノサウルス・プテラノドンと並んで採用されやすいモチーフであり、アニメイテッド版ダイノボットでもトリケラトプス型が登場した(ただし名称は何故かスナールだった)。


○玩具解説

解説

 ムービーアドバンスドシリーズ第一弾として5月17日に発売。デラックスクラス。
 バリエーションには一部メッキ処理されたG1カラーバージョンが存在し、2014年8月9日~17日に横浜パシフィコで開催される「トランスフォーマー博 TRANSFORMERS EXPO」のプレミアムグッズ付きチケット(数量限定)を購入することで入手可能となる。


スタイリング

前

後ろ
 トリケラトプスの化石標本をモチーフにしつつ実写TF特有の細かなディテールを盛り込んだデザイン。実際のトリケラトプスよりも刺々しいイメージになっている。

エンブレム
 オートボットインシグニアは左脇の背中よりのところにタンポ印刷されている。


頭部

頭部
 角及び下顎は軟質素材製。

下顎
 口は開閉可能で、頭部も僅かながら俯かせることができる。

前脚
 後ろ足は変形時にロックがかかる部位なので爪先くらいしか動かない。前脚は付け根と肘(?)が可動し、表情を付けることができる。

尻尾
 尻尾も軟質素材製。変形ギミックの副産物だが基部からスイング可能。


武装モード

装着
 付属する武器をボディ側面の5mm穴に接続した形態。鍔の形状が体にフィットするように装着すると刃が傾いた状態で固定されるが、これはこれで突撃した際に「切断」ではなく「力任せに粉砕」するイメージが感じられる。

3mm穴
 背中カバーの裏側には3mm穴があるため、市販のスタンドで展示可能。

突撃!
 敵に向かって勇猛果敢に飛びかかれ!

トランスフォーム!

1
 まずは尻尾を折り畳んで背中のカバーを跳ねあげる。

2
 後ろ足の爪先を畳み、全体を後方に引き延ばす。

3
 ロボットモードの爪先を引き出して脚部を形成、とりあえず立たせる。

4
 脇腹のパーツのロックを外して一旦浮かせる。

5
 脇腹パーツを反転させ、前脚を下ろす。パーツが干渉しないよう、片側ずつ焦らずに動かそう。


そして……

6

7
 頭部ごと胴体を左右に割り開く! さらにトリケラ頭部のフリルを畳む。

8
 拳を引っ張り出す。先刻のトリケラトプス・武器装着モードの時に武器のグリップを差し込んでいたのが、実はロボットモードの拳だったということが分かる。

9

10
 カバーを閉じて上腕ロール関節で前腕を反転。

11
 しっかり胸を張るように、胸の変形用スイング関節がロックされたことを確かめて、トリケラ前脚から生えているピンを。

12
 脇腹に差し込んで変形完了。

完成!
 特に変形バンクでこんなポーズをとったりはしません。多分。


ロボットモード

前後ろ
 真っ二つに割れたトリケラ頭部が肩アーマーを形成するシルエットが格好いい。
 あ、左肩の顎が開いてた(汗)


バストアップ

胸部
 中性の聖用甲冑を思わせるデザインが今回のダイナボットの特徴。

頭部
 頭部はボールジョイント接続。横に向けると、ヘルメット状の頭部デザインが良く分かる。


可動性能

肩
 トリケラ頭部は上下にスイングする。腕とは直接くっ付いていないため、腕を真上に挙げることはできないが、その代わりシルエットの崩れも最小限に抑えられる。アクションに合わせてフリルを逃がせば可動範囲はさらに広がる。

腕
 上腕にロール軸、肘が約90度可動する。剣持ちキャラなので手首の回転がないのが多少惜しいが、基本的なアクションはこなすことができる。



下半身

足腰
 腰が回転可能。膝は疑似的な二重関節として曲げることもできる。大腿ロール可動も備えているためアクション性能は高い。

ソード
剣
 手首との干渉を避けて持たせるとなるとこんな向きか。軟質素材製。根元の断面が十字になっているため、さほどフニャフニャしないのが嬉しいところ。

アクション!
 変形機構を使えば腕をクロスするような動きもできる。

二刀流
 二刀流で敵を粉砕せよ! リアアーマーの裏側及び腰後ろに3mm穴があるため、ジャンプポーズでの展示も楽々。


ガイスターの悪党ど……も?

ガイスター似
・ダイノボットのトリケラトプス型
・バイザー&マスク顔
・音叉状の剣
 もしかしてこのスラッグ、故・郷里大輔氏リスペクトなのでは……
「勇者エクスカイザー」に登場したダイノボット四将は商品化されなかったものの、変形機構などはG1ダイノボット(グリムロック以外)を参考にしていたのは有名な話(音叉剣は「太陽の勇者ファイバード」のドライアスだけど)。


和解

和解


というわけでスラッグでした!

まとめ
 恐竜ロボとしては王道のトリケラトプスタイプであり、懐かしのG1ネームを継承し、二刀流剣士でもあるというキャラクター性のため、その人気は発売日から程なくして店頭から消えるほどです(再入荷があったためかその後安定して購入可能になっていますが)。
 wave1ダイナボット三体の中では最もアクション性にクセがない一方、変形時のクリアランスの取り方が三体中最も難しかったりするのが面白いところです。
 エンブレムがモールドではなく印刷なので、これをリペしてホーンガイストを作る猛者は……さすがに出てこないかな……