SD-02 破壊兵アイアンハイド | といず・くろすおーばー!

SD-02 破壊兵アイアンハイド

といず・くろすおーばー!-アイちゃん
 今日のといず・くろすおーばーは!

 ザ・苦労人アイアンハイドのご紹介!

 またまた凄いことになっちゃうかも!?




○キャラクター解説
といず・くろすおーばー!-このマークは消せんか
 トランスフォーマースーパーリンク登場キャラのうち、明確に前作マイクロン伝説から続投していることが語られている一人。
 自分で考えるのは苦手でメガトロンに忠実に従う古いタイプの軍人気質で、やや融通は利かないが、スタースクリームがメガトロンに反逆した際には慌てふためき、一度サイバトロンに寝返って出戻ってきたスタースクリームのことを気遣ったりと、部隊全体のことを考えられるデストロンには珍しい“いい人”。

 ユニクロン戦後はサイバトロンとデストロンが共存の道を歩む世界で地球のオーシャンシティの警護任務に就き、平和な日常に身を置いていた。

 デストロン兵ということで一部サイバトロン戦士からは距離を置かれていたようではあるが、旧知の間柄であるホットショットたちからの信頼は厚く、キッカーら人間たちとの関係も良好だった。しかし戦後の10年間で得た絆と、ガルバトロンとして復活したメガトロンとの板挟みに遭い苦悩した末に、忠臣以外の生き方を知らない彼はガルバトロンの下へ走ることとなった。

 それでも地球人や新米サイバトロン・ロードバスターのことを気にかけていたのだが、エネルゴングリッドからガルバトロンを庇い、ロードバスターに戦士としての生き様を見せて散った……

 回収されたスパークを元にアイアントレッドに転生復活するが元の人格や記憶はなく、より単純な破壊と忠誠を是とする性格(というかゴリラ)になってしまった。それは、ガルバトロンなりに彼を苦悩から解放して手元に置いておきたかった気持ちの表れなのかもしれない。




といず・くろすおーばー!-デモリ違い
 海外名はDemolisher。マイ伝続投組であるサンドストームショックウェーブはそれぞれスノーストームショックフリートに転生する際に海外名も変更されているのに対し、転生後のアイアントレッドの海外名も何故かDemolisherのままだった。

後にGFデモリッシャー(海外名マッドフラップ)に使われたり、TFリベンジのデモリッシャーに継承された。

日本版CV遊佐浩二氏。マイクロン伝説ではスラスト、スーパーリンクではウイングセイバーなどを兼任し、トランスフォーマーアニメイテッドではプロール役を演じている。




○玩具解説
といず・くろすおーばー!-ごー
 スーパーリンク序盤に発売されたデラックスクラス。前作マイクロン伝説で発売されたMD-03アイアンハイドが大元で、パワーアップ版であるMD-10アイアンハイドスーパーモードに次ぐ、二度目のリカラーとなった。

 当初は日本限定商品だったが、後に海外でも販売されている。またCybertron期にはエボリューションギミック対応フォースチップが同梱されたDemolisherが販売されており、ユニクロントリロジーの玩具ラインナップで皆勤賞を達成するという謎の快挙を遂げている。




ビークルモード
といず・くろすおーばー!-前 といず・くろすおーばー!-後ろ
 対空戦車にトランスフォーム。マイクロン伝説第二話で「地球最強の兵器たち」として集められたデータの中から選択されている。

 スーパーリンク版のカラーリングは、本体の黄緑とワンポイントの虎縞がどことなくビルドロンっぽい。転生後のアイアントレッドがダンプカーに変形したのも何か影響があるのだろうか。

といず・くろすおーばー!-対空砲火

 砲塔を旋回させ仰角を付けることが可能。エボリューションギミックは後述。



トランスフォーム!
といず・くろすおーばー!-トラ といず・くろすおーばー!-ンス
といず・くろすおーばー!-フォーム!
 下半身が180度回転し、股関節の幅を狭めるギミックがあるなど、脚部の変形が見た目より凝っている。



ロボットモード
といず・くろすおーばー!-前 といず・くろすおーばー!-後ろ
 キャラクター性通りの武骨な外観。セイバートロンモードではアイアンミサイルの他、腰から張り出したパーツ(椅子)も存在していないが、それ以外は劇中に登場した他TFほどアースモードとのギャップは大きくなかった。

 アイアンミサイルのおかげで上下に長い……





アクション
といず・くろすおーばー!-アクション といず・くろすおーばー!-砲撃!
 肩が広がらない、首が曲がらないと言った弱点はあるがマイクロン伝説期のTOYとしては良く動く。膝立ちも思いのまま。

 劇中で良く見せていた、腕部のみビークルモードに変えた攻撃形態ももちろん再現可能。





サーチ
といず・くろすおーばー!-サーチ前 といず・くろすおーばー!-サーチ後ろ
 アイアンハイドとスタースクリームの激突の結果、負けたアイアンハイドに与えられたマイクロン(スタースクリームは強さゆえに自分で取ってくるよう命じられた)。メガトロンのイメージをスキャンして復活し、レーダー車に変形する。マイクロンパネルそのものはサンドストームが確保していた。

といず・くろすおーばー!-前 といず・くろすおーばー!-後ろ
 デストロンの中では結構大事にされたマイクロンで、塩の惑星でアイアンハイドを強化した時に本人もスパークサーチへと変化している。

 スーパーリンク期には登場していないが、オーシャンシティの奥で大事にされていたか、他マイクロンと共に新天地を目指して旅立ったかのいずれかだと思われる。

といず・くろすおーばー!-レーダー といず・くろすおーばー!-レーダー
 劇中でのビークルモードはアタックモードがデフォルトだった。

 足が前後に動き、胸を張るアクションも出来るため表情豊か。








椅子
といず・くろすおーばー!-椅子閉 といず・くろすおーばー!-椅子開

といず・くろすおーばー!-搭乗!
 後部にはパートナーマイクロン・サーチを乗せるための椅子が設置されている。ここにサーチを乗せてそのレーダー性能を活かし長距離からの待ち伏せ砲撃を行うこともあった(マイクロン伝説第8話など)。



エボリューション!
といず・くろすおーばー!-エボリューション! といず・くろすおーばー!-にょき
 左肩ユニットにマイクロンを装着すると、アイアンミサイルの根元がポップアップ。

 といず・くろすおーばー!-ばびゅーん

 さらにマイクロンをスライドすることで二連装ミサイルを発射!

 劇中ではミサイルを発射することはなく、ミサイル部分からビームを発射していた。また負傷時に包帯をぐるぐる巻きにしていたことから、あくまで体の1器官として扱われていたことが伺える。

 ただしセイバートロンモード時代はこのアイアンミサイルに相当する突起物は存在しない。



 このエボリューションギミックはコスト面の都合か左肩にしか搭載されておらず、そのためもう一個アイアンハイドを買って右肩にユニットを移植する猛者も多く現れている。






サーチ発射
といず・くろすおーばー!-セット といず・くろすおーばー!-ボタン


といず・くろすおーばー!-射出! といず・くろすおーばー!-射出完了
 クローラーの間にサーチをセットして、後部スイッチを押し込むと、サーチを射出することが出来る。



砲台モード
といず・くろすおーばー!-砲台モード
 劇中未登場。見立て変形としても少々無理があるか……



メガトロン様が……敵……!?
といず・くろすおーばー!-主と といず・くろすおーばー!-戦友と
 この話のアイアンハイドはかわいそうで……!

 他にもサンドストームとじゃれあうようなデストロン流挨拶など、結構美味しいシーンが多いアイアンハイドである。






というわけで、アイアンハイドでした!
といず・くろすおーばー!-背中で
 マイ伝放映時にアイアンハイドを買ってた人にはちょっと訴求力が低いのは否めません。私も多分これ以上この型を買うことはないでしょうし(別人設定ならともかく)。

 逆にいえば物自体の遊びごたえという点では優秀なので、海外限定も含めて四種のうちどれかを見かけたら、買って「生まれ変わったらアイちゃんが幸せになれますように」とお祈りするといいんじゃないかと思います。

 しかしこのアイアンハイドといいアニメイテッドアイアンハイドといい、「アイアンハイド」の名は妙にややこしいことになるなあ(笑)