「差し込み」しないといけない時の工夫 | didit sewing ~横浜・日吉の初心者向け洋裁アトリエ

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先日のレッスンレポート。

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こちらのニットワンピースをご希望でした。

このニットワンピースはフィット&フレアでシンプルですが着た時のラインがキレイ。

大きいサイズの方でしたので、型紙も大きく補正しました。

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本当は裁断は「一方断ち」にしたいのですが、柄や毛並みの方向がなく、用尺が足りない場合は写真のように「差し込み」で裁断せざるを得ない場合もあります。


今回は、前中心は「わ」でとれますが、

背中心は「接ぎ」になってしまいます。


その時、そのまま「接ぎ」にしてしまっても、もちろんいいのですが、せっかく「接ぎ」にするならその接ぎを利用する工夫も色々あります。



ひとつは、後ろファスナーにしちゃう。

ファスナーあきの場合と、「かぶり」の場合とでは、身幅のゆとりが違ってくるので、その場合、型紙からやり直した方がいいです。

(せっかくファスナーあきにするなら、ちょっとでもカラダに沿った型紙にしたいから)

もうひとつは、背中心にウエストのくびれを入れてあげる。

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これが後ろ身頃の型紙ね。

BNP(バッグネックポイント)から、自分のウエストラインがどこにあるか測ります。

そしたら、WL(ウエストライン)をひく。

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そしたら、ウエストで1センチ~1.5センチ入れた自然なラインを書いて、その通りに縫えば、
ウエストが少しシェイプされたラインになるので、仕上がりがキレイ。



あともうひとつは、

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思い切って、背中心にタックをいれたデザインにする。

このデザイン、可愛くて、私個人的に大好きなんですが、縫い目をかげひだに持ってくれば、縫い目見えないし、飾りボタンとかつけても可愛くできます。

共布でくるみボタン作ったりね。

本当は、実物の見本があればもっとよいのでしょうけど、とりあえず、折り紙での説明で許して。

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襟ぐりと袖山を縫ったら、だんだんカタチが見えてきました。

補正からのスタートだったので、レッスンではここまで。

袖下と脇が縫えれば、全体のシルエットも見えるのでしょうけど。

ロックミシンも持ってる方なので、あとはご自宅仕上げです。

フォーマルにも着ていけそうな仕立て映えのする素敵な生地でした。