「Halo(ヘイロー)」が納入されました。(5月20日)
Haloは、仏像などの後光や光輪を意味します。
アジア圏初!!
(もしかしたらアメリカ本国以外では初)
ボディは、サイトン共通のjouleですが中身が違います。

Halo handpiece

サイトン(SCITON)社は、
世界トップレベルの技術力をもつレーザー開発会社であり、
同社のレーザー機器は、「キングオブレーザー」と
業界内でも敬意をもって称されるほどです。
長年、私もサイトンを一台は持ちたいと思っていたのですが、なかなか御縁が無く、
ここ数年何度か試験使用させていただいた機種もあるのですが、
購入には至りませんでした。
そのサイトン社から
満を持して発売された
世界初のハイブリッドフラクショナルレーザー
「ヘイロー」は、
まさに、King of Kings Laser
正式発表前に
ヘイローのスペックと臨床データを拝見し、
高い買い物ですが、カタログだけで即決、購入を決めました。
それほどに
レーザーマニア垂涎のマシーンです。
さて、そもそも、
サイトン社のレーザーは、
医療レーザーの中で最も蒸散能力の高い波長
エルビウムヤグレーザー(Er:YAG 2940nm)
を使用したリサーフェシングレーザー、
フラクショナルレーザーが有名です。
ここで、
ザックリ!レーザー講座
蒸散とは?
生体軟組織の60~70%を占めるのは水ですが、
レーザーを照射、組織内の水分を瞬時に100℃にし、
水の蒸発と同時に組織を消失させることを蒸散と言います。
蒸散力のあるレーザーはホクロやイボを取ったり、
皮膚表面を入れ替えるリサーフェシング治療に使われます。
レーザーは波長により、水分吸収率が違い、
吸収率が高いほど、蒸散が強くなります。
レーザー水分吸収曲線

代表的な蒸散レーザーが、
CO2(炭酸ガス)レーザーとエルビウムヤグ・レーザーです。
一般的CO2レーザーは小型化、コストダウンし汎用性が高いのですが、
エルビウムヤグ、特にサイトンは高級品で、
アームやミラーなど贅沢な作りで優れたビーム安定性と信頼があります。
さて、
ヘイローは、
サイトン社の伝統的エルビウムヤグの技術の上に
独自に開発した新しい波長1470nmと、
新しい照射システムを融合させた
世界初のハイブリッドフラクショナルレーザーです。
車で言ったら、
ハイブリッドのF1マシーンみたいなもんです。
いやー!早く打ちたいですね。
続きはそのうち次回に!