フォーレ ピアノ五重奏曲 第1番 ニ短調 | 音に巡る想い(2005~2010) / ビデオ画像と音楽(2011~)

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クラシック音楽に目覚めたのはSP時代だった。知人から借りたレコードが
きっかけ。後にLPを集めたりしたが、時に感動して涙した頃が懐かしい
な~。/

主に四季の花や自然の風景などビデオ撮りした動画に、出来るだけ自作のBGMを付けて載せたいと思います。




昨年小さな苗・・・実生苗だったか、挿し木一年苗だったか・・・の

クレマチス、購入してから一度鉢に植え替えはしたものの、後は

放置してしまっていたのが、今年になって枯れていないことに気付き、

一回り大きな鉢に植え替えたところ、無事花が咲いてくれました。


花後は剪定して、今度は大事にしたいと思っています。

しかし、剪定はどれ位にすればいいのかな? 今 開花したと言う

ことは早咲きに属すのでしょうか。それなら、かなり短く剪定すべき

らしい・・・・。


などと思案していると、ふと苗を買った時に何か説明書でもあったの

では、と思いついて探してみると、ありました! 小さな袋状のプラス

チックに「管理方法」の印刷物が。

それによると、花後の剪定は今年伸びたつるの半分とあります。


せっかく保存しておいても、そのことを忘れたり、保存場所を思い違い

したり・・・・・・、よくあります。歳ですな~。(^_^;)


さて、今日はフォーレの室内楽。以前にピアノ四重奏曲を
エントリーしているので、今度は五重奏曲の番。
と言っても、実のところLP一枚づつの四重奏と五重奏の盤を
持っているだけ、殆ど聴いていないのです。
まあ、それだけに針を落として鳴り始めた音は、ああ、やはり
これがフォーレ、という感覚と共にとても新鮮ですね。

ピアノの分散和音に乗って、やさしく奏でられる旋律の美しい
こと。なんともこれがいいです。 柔らかい音なので、ヴァイオリン
でなくて、もしかしてヴィオラでしょうか?
これが次第に大きく分厚く膨らんでいく。
聴きなれていないので、この印象をどう表現していいか分からない
ですが、何かが大きくうねり 渦巻いているんです。
これを何と言っていいか分からない。深みのある高い情感、とでも
言っておきましょう。


第2楽章も、先ほどとあまり異なった情緒でありませんね。
非常に弱く、高い弦の線の下に神秘的、幻想的な旋律。
この旋律は、第1楽章の始まりと同様にヴィオラなのか、あるいは
ヴィオラの高音の下にチェロが奏しているのか?
これが強奏になったりして膨らみますが、第1楽章よりは静的です。
緊張感は少ないけれども、さりとてぬるま湯に浸かっているでもない。
癒しの音楽とは言い難いようで・・・、もっと高い精神性があるので
しょう。


第3楽章はかなり明るくなりました。なり始めたピアノを聴きながら
変な連想ですが、ピアノの自動演奏を想いました。
これに弦が加わって進むと、さらに場違いな感想で顰蹙を買いそう
ですが、操り人形の演奏を連想してしまいました。
次第に人間の魂が乗り移って、人形は興に入って熱く演奏し続け
るのです。


全く理解出来ていないままでの、勝手な感想ですが、いかにも
フォーレらしいと同時に、独特な魅力の漂っているような曲でした。


演奏:ジャン・ユボー&ヴィア・ノヴァ四重奏団(LP盤)