リバーサイドジオラマその1・川の表現 | 鉄道模型900ちゃんねる

リバーサイドジオラマその1・川の表現

今回のジオラマのテーマは、「川と空」です。

ギター初心者が最初にぶつかる、
そう、まるで「Fのコード」のような難関、
それが「川の製作」じゃないでしょうか。

今回は、自然の表現を、
ややデフォルメして制作してみたいと思います。

$鉄道模型900ちゃんねる
まずはおおざっぱにS字の川の地形を、
ウレタンで切り出します。

カーブの外側は、えぐられるので切り立たせ、
内側は土砂が体積してゆくのでなだらかに。


次にカーブの外側を、ホットナイフで
溶かしながら岩肌を表現します。

$鉄道模型900ちゃんねる

動きを一定させないのがポイント。

$鉄道模型900ちゃんねる
こんな感じで、下地のできあがり。


$鉄道模型900ちゃんねる
岩肌部分に、薄く溶いたつや消しの黒を塗ります。


アクリル絵の具や「グレインペイント」などで
ベースを塗り重ねて行き…
$鉄道模型900ちゃんねる
カーブの外側には、大きめの石を、
内側はこまかい石をまきます。
流れが速いと、こまかい土砂は流されてしまうので。

そしてココが、リアルな川を作る上での
重要ポイント。

水まわり表現の鉄則は、
「濡れたところは黒く、乾いたところは白い! 」

$鉄道模型900ちゃんねる
ということ。

$鉄道模型900ちゃんねる
このまま水を表現する透明素材を使っても、
あまりリアルではなくなってしまいます。

そこで俺のばあい、まいたバラストを固める際には…
$鉄道模型900ちゃんねる
薄めた木工用ボンドに、墨汁をといたものを
使用します。

$鉄道模型900ちゃんねる
こんな感じ。なかなかいいでしょ?


水の素材は、「リアリスティックウォーター」を使用。
一気に使用せず、何回にも分けて薄く使うのがポイント。
$鉄道模型900ちゃんねる
今回は川と空がメインなので、
ほかの部分は大ざっぱかつ記号的に・・・

$鉄道模型900ちゃんねる
乾いたら、グレインペイントの「ディーププルー」で
深さと流れを表現。
コツは習字の「はね」をゆっくりやる感じ。


そして「ブレンデッドファイバー」に
アクリル白をまぜたもので波を表現、
動きを演出します。
$鉄道模型900ちゃんねる
主に流れの速い部分中心に、綿棒などで製作します。

コツは「塗る」というより、
「置いて流す」感じです。

これで「川」ができあがり。

さて、みなさん気になってると思いますが…

「川と空」の、空ってなんだよ?

と。


…ではまた、次回。