ローマ人の物語 (15) | マーヴェリックの海外旅行写真集!ガイドブックでは知ることの出来ない裏テク情報満載!


改革は着々と進んでいく


巻によって異なるコインの表紙のローマ人の物語。最初のページで、表紙のコインについて解説があります。15巻のコインは、アウグストゥスの右腕と言われたアグリッパが描かれています。


カエサルの後を引き継いだアウグストゥスは、軍隊の指揮能力に欠けているため、その面を補う形でカエサルが軍の指揮を任せたのがアグリッパ。彼の協力がなければ、共和制ローマから帝政ローマの移行は不可能だったと言われています。


なにせ、アウグストゥスは、実績録で、敵から攻め込まれない限りは、私は一度として戦闘には訴えなかった、と記録している通り、戦闘を好まなかったようです。


アウグストゥスの時代には、防衛上の問題もありますが、それ以外の少子化問題なども解決する必要がありました。この問題は、2000年後の日本でも対策が必要となっていますね。


2000年前の古代ローマでは、少子化対策で何が行われたかというと、子供のいない女性に対して資産税がかけられました。この資産税ですが、3人目の子供から、ようやく免除される仕組みとなっています。そのため、資産税から逃れたい場合、最低でも3人の子供を作る必要が出てきます。


そして


離婚を防ぐために。離婚の際は公に公表することが義務付けられていました。しかも、7人のローマ市民の承認がないと、離婚は受理されない仕組みとなっていたため、そう簡単には離婚できなかったようです。


今の日本に、このシステムを導入したら反発必須だと思いますが、日本が弥生土器とか作っている時代に、こんなこと考えていた古代ローマはスゴイですね。



【ブログの更新情報が届きます】


Twitterボタン  $クレジットカード日記