博報堂DY、権利ビジネス本格化 ビートルズ肖像、服飾や玩具に | 渋谷ではたらく広告思想と技術革新

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ネットを中心に広告業界で起こっている広告の工学的・社会デザイン的(技術革新)な変化と広告の理論的・理念的(広告思想)な変化の2層構造の関係や

会社のことなど、日々考えていることを少しアウトプットしていきます。

博報堂DY、権利ビジネス本格化 ビートルズ肖像、服飾や玩具に


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博報堂DYメディアパートナーズは音楽アーティストなど

キャラクターの版権の商品化事業に乗り出す。

第1弾としてビートルズのロゴや肖像を使ったアパレルや玩具などの商品を開発する。

景気悪化などで広告事業が低迷するなか、新たな収益源とする狙い。

広告会社が権利ビジネスを本格的に展開するのは珍しい。


 子会社の博報堂DYスポーツマーケティング(東京・港)が

ビートルズの版権管理会社、英アップル・コープス(ロンドン)と

日本国内での代理店契約を結んだ。


アップル社が持つ写真数千点などの素材を、アパレルや玩具、

オフィス用品などのメーカーに売り込み、ロゴなどをあしらった商品を共同開発する。

テレビCMやポスターなど広告への活用も広告主に提案する。

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これは景気の悪化というよりは、


メディア環境の変化がもたらした


広告会社のビジネスモデルの変換の問題。



メディアをおさえることが競争優位として弱くなれば、


その先にあるものをおさえにいく、


という必然的な動き。



各社、かなり以前から強化している分野。



今回の動きも、


「広告主に提案する」という


従来の広告会社の発想だけでなく、


もっと違う形でも展開することができれば、


事業的にはもっと広がりがでるはず。



コンテンツや権利ビジネスは


広告ビジネスとは違うから


広告会社としてだけではなく、


一度、リセットして、


広告とは違うビジネスモデルを考えたほうがいい。


と思った。