新聞系ニュースサイト利用者数1位は「毎日.jp」 | 渋谷ではたらく広告思想と技術革新

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ネットを中心に広告業界で起こっている広告の工学的・社会デザイン的(技術革新)な変化と広告の理論的・理念的(広告思想)な変化の2層構造の関係や

会社のことなど、日々考えていることを少しアウトプットしていきます。

新聞系ニュースサイト利用者数1位は「毎日.jp」


これは興味深い。


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1月の新聞社系ニュースサイトの利用者数の1位は「毎日.jp」の947万人、

2位はマイクロソフトと産経新聞社が共同提供している「MSN産経ニュース」の787万人、

3位は産経新聞社のニュースサイト「イザ!」が742万人で続いており、

新聞の発行部数では上位の新聞社が運営している

「YOMIURI ONLINE」(読売新聞社)と「asahi.com」(朝日新聞社)を上回っている。

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サイトの価値、をどう判断するか。



単純に「広告で」マネタイズするという視点からみると、


毎日と産経の戦略のほうが


シンプルで正しい。



PVを増やして、ターゲティング技術で広告の露出単価を上げる、


の2本立て。



一方、


ロイヤリティの高い読者を確保している、と書かれている


朝日、日経は、


ブランド力をどこまで広告露出単価に反映できるか。


ディスプレイ広告が順調とはいえない現状では、


ブランド力で引っ張るのは、


ちょっと厳しい気もする。



ただ、


課金とか入ってくると、


俄然、こちらの路線の強みが発揮される。




新聞社としても、


このへんのビジネスモデルは、


そうそうに確立させて、


大きな収益を生むようにしていかないといけないと思うので、


各社の動きが楽しみです。