今日は国際親善のために、ドイツのナントカ高校のビッグバンドがやってきて、全校生徒で鑑賞しました。
この高校のバンドを指導しているのは、30年前まで大阪にいてはった日本人で、それから渡独して、ドイツ人にジャズを教える日本人というわけです。
まさに30年前の大阪のブラバンの香りがしました。
でもその間に、日本の吹奏楽界は大きく進歩゜してたようです。
私たちも、答礼の意味で、1年生によるフルート四重奏をデビューさせました。
こちらのほうは、なかなか上手くいったと思います。
曲目は、日本の代表的な歌として、「ふるさと」、「赤とんぼ」
そしてドイツの歌として、ウエルナーの「のばら」、ブラームスの「子守歌」を演奏しました。
ところで、その大阪出身の先生の言葉に、私はびっくりしてしまいました。
「ドイツ人は『のばら』をあまり知らない」というのです。
『のばら』に限らず、日本人のほうが、ドイツの歌をよく知っているのだそうです。
日本人なら誰でも知っている、ベートーベンの第九『喜びの歌』も、ドイツ人の方が認知度が低いというのです。
これは、音楽教育のシステムが違うからかもしれませんが、何やら寂しいですね。
日本人も、日本の名歌をよく知っているかと言えば、疑問が残ります。
音楽教育の重大さを考えさせられました。