日本人の嫉みと矛盾 | 新しい再出発

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普通の日本人は今回の大震災の被災者の一日も早い
復興と幸せを願っているからこそ、多額の義援金が
寄せられたのは間違いないと思う。それ自体は
いい事なのだが、だからこそ悪い矛盾点である日本人特有の
嫉みも浮かび上がってくる。それについて語りたい。

大震災による被災は天災、いじめやパワハラによる被災は人災。
どちらも災害に変わりはないが、何故か後者の人災については
日本人は非常に冷たい。天災の被災者には手厚く支援するのに、
いじめやパラハラや労災等の精神的弱者には徹底して冷たい。

事実上、生活保護はこれらの精神的な人災のフォローの為でもある
といっても過言ではないと思うが、それらに対して嫉みを持つのが
日本人の卑しい心である。被災者に優しい日本人の心とは正反対の
弱者に冷たい日本人の影(シャドウ)である。どちらも同じ日本人
が持つ対極的な心である。冷静に考えるべきは、天災による
被災者と、人災による被害者に何の違いがあるのか?である。

生活保護といえば、社会的弱者に対する妬みが多いテーマである。
日本人は社畜が多く、奴隷的な働き方をしているがゆえに、
仕事をしないで生活できている人に対して極度に嫉みの感情を持つ。
それ故に、自分自身も不幸なら、他人も不幸にしてやるという
心理が働く。つまり、単なる道連れ的な心理に過ぎないのだ。

その歪んだ逆恨みが震災被災者に向けられることは特にないが、
精神的障害者に対しては容赦なく突きつけられる。それが日本の病理。

人災といえば原発事故も一応人災に近い事故の一種である。
上記の出来事を証明できるように、日本は原発被災者に対しては
他の被災者に対する扱いがやや冷たい印象をぬぐえない。

悲しい事に、被災者に対する日本人の優しさは虚栄心から来ている
偽善さがある事を精神的弱者に冷たい影が証明してしまっている。
本当に心優しきマザーテレサのような人間ならば、どちらの人間で
あっても真摯に向き合い、助けていくのである。

というか、マザーテレサ程の偉人であれば、
酒やパチンコ等に溺れるほど堕落した人間ですら見捨てず、その人の
本質的な孤独に目を向けて、そこに寄り添うように支援するだろう。

さすがの私も酒やパチンコ等に溺れる人間にまで本気で同情できるほど
出来た人間ではないので、心においても私ですらマザーテレサとは
程遠い薄情な人間だ。単に他の日本人よりは心があるだけです。

別に偉人級の心の広さを持てとは言わない。それは私にも無理だ。
だけど、人としての最低限の心遣いというものを日本人は勘違いして、
上辺だけの形だけの偽善に走っていることが問題ということです。
見た目よければそれでよしで何も心がこもっていない。限りなく冷たい。