コンセプトとビジネスモデル 補足
※こぼれ話。
このGMSを学びに多くの起業家が当時米国に視察ツアーに行った。主催はあの渥美俊一氏及び日本のビジネスを近代化させてくれた先代の偉大なるコンサルタント達だ。
今でいえば、シアーズは、アマゾンのようなもので、そのビジネスの仕組みは脅威であり、羨望の的であった。しかも、秘密のベールに包まれていた。
もちろん、当時は、ネットなどないのだから、ヘンリーフォードでもない限り、おいそれと見れなかったであろう。
そんな時代に、当時のコンサルタントは、必死に勉強し、何店もの店に足を運び、己の眼とつたない英語でそのビジネスの文脈を探ったのであろう。
だから、当時の情報にはとてつもない価値もあったと言える。
そして、そのビジネスの「儲かる仕組み」を探り出し、当時の起業家に伝えたのである。
適当にネットの知識で講釈述べていればいい、現代のコンサルと違い、当時のコンサルの情熱には頭
が下がる。
現代は、情報そのものに価値があるというよりも、情報の選別に価値がある。
例えが良いかどうかわからないが、尖閣のビデオそのものに情報の価値が最もあるのではなく、それをいつながすかに価値がシフトしている。