半月ほど前になってしまいますが。

2008年の公認会計士試験の合格者が発表されました。

旧試験の合格者を除いて、ついに3,000人の大台を突破しました。


私が合格した5年前は、1200人くらいでしたので、そこから2.5倍に増えてます。

すごい、増加率ですね!


そうなると、気になるのが、「会計士の卵達の就職状況」です。

私は、過去痛い目にあってるので、どうしても気になっちゃいます。


会計士試験に合格しても、それはまだスタートです。

その後、監査法人等でしっかり実務を学んで、やっと「一人前の公認会計士」です。(私はまだまだ、半人前ですが。。。)


それで、その際、実務を学ぶ場というのが大変重要になってきます。

残念ながら、まだ日本では、会計士の卵が実務を学ぶ修行の場としては、監査法人に限られてしまいます。


もちろん、合格者の中には前職がある方がいて、すぐにバリバリ働ける人もいらっしゃいますが、大部分は、試験合格まで学生等で、試験合格後が社会人デビューという人がほとんどです。


そのような場合、新人を教育する体力があるのは比較的大規模な監査法人に限られてしまいます。


国の考えとしては、監査法人以外の事業会社へ試験合格者が進むことを望んでますが、

採用する側の企業としては、「会計士なら即戦力が欲しい」というのが本音です。


ですので、試験合格者の就職先は実質的に監査法人に限られてしまいます。

そのため、仮に、監査法人が採用を絞ってしまうと、すぐに就職難となってしまいます。


私の時は、まさに、そのような状況でした。

結構辛かったです。。。

やっと合格したと思っても、スタートラインにすら立てないんですから。。。


今年の状況は詳しくは分かりませんが、

新聞で、大手監査法人の採用数が2,000人程(うっすらとしたきおくですが)とあったので、就職が決まってない人もいるのかなと思いました。