運転資本

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「運転資本」

M&Aの仕事をするようになってからこれに注意するようになりました。


「運転資本」は一般的には「売上債権+棚卸資産-仕入債務」で定義されます。

これが何を意味するかということですが、

企業は通常、「モノを仕入れてそれを販売して利益を得ます」


モノを仕入れ、その仕入代金が仕入債務となり、仕入れたモノが棚卸資産となります。売れることで、棚卸資産がなくなり、代わりに売上代金である売上債権にかわります。最後に売上債権が回収されて現金となることで商売が一回転します。


以上から、運転資本は、企業活動の中で、お金が回収される前段階のものを表します。

言い方を変えると「営業活動において投下したお金が眠っている状態」となります。


ですから、運転資本の金額はその企業が営業活動を行うのに必要な営業用資金を表します。


次に運転資本と密接に関係するのが「回収(支払)サイト」です。

企業の取引は一般的には、信用取引です。

買ったときにすぐにお金を払うことはせずに、例えば「月末で一か月分の取引を集計してその合計を2ヶ月後に払う」という形です。

なので、モノを買っても実際に現金が必要となるのは2ヶ月後となります。

売った側からいえば売っても2ヵ月後にならないとお金は入ってこないということになります。


すると、企業にとっては

「回収サイトはなるべく短く、支払いサイトはなるべく長く」

が理想となります。


ですので、M&Aにおいて対象会社を見るときには回収(支払)サイトがどうなっているかもチェックします。

監査のときは、債権や債務の回転期間と会社の回収(支払)条件を比較して滞留がないかを見るくらいで、サイトそのものの長さは特に気にしてませんでした。


このように、監査のときはあまり気にしてなかったものが、M&Aでは重要となることがあります。

これについては、思いついたら都度紹介していこうと思います。

もう少し細かくすると、
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会計士 就職氷河期到来?

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半月ほど前になってしまいますが。

2008年の公認会計士試験の合格者が発表されました。

旧試験の合格者を除いて、ついに3,000人の大台を突破しました。


私が合格した5年前は、1200人くらいでしたので、そこから2.5倍に増えてます。

すごい、増加率ですね!


そうなると、気になるのが、「会計士の卵達の就職状況」です。

私は、過去痛い目にあってるので、どうしても気になっちゃいます。


会計士試験に合格しても、それはまだスタートです。

その後、監査法人等でしっかり実務を学んで、やっと「一人前の公認会計士」です。(私はまだまだ、半人前ですが。。。)


それで、その際、実務を学ぶ場というのが大変重要になってきます。

残念ながら、まだ日本では、会計士の卵が実務を学ぶ修行の場としては、監査法人に限られてしまいます。


もちろん、合格者の中には前職がある方がいて、すぐにバリバリ働ける人もいらっしゃいますが、大部分は、試験合格まで学生等で、試験合格後が社会人デビューという人がほとんどです。


そのような場合、新人を教育する体力があるのは比較的大規模な監査法人に限られてしまいます。


国の考えとしては、監査法人以外の事業会社へ試験合格者が進むことを望んでますが、

採用する側の企業としては、「会計士なら即戦力が欲しい」というのが本音です。


ですので、試験合格者の就職先は実質的に監査法人に限られてしまいます。

そのため、仮に、監査法人が採用を絞ってしまうと、すぐに就職難となってしまいます。


私の時は、まさに、そのような状況でした。

結構辛かったです。。。

やっと合格したと思っても、スタートラインにすら立てないんですから。。。


今年の状況は詳しくは分かりませんが、

新聞で、大手監査法人の採用数が2,000人程(うっすらとしたきおくですが)とあったので、就職が決まってない人もいるのかなと思いました。



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初めての感動

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こんばんは、


先日、今仕事を始めて、一番うれしいことがありました。


私の参加したプロジェクトでクライアントに提出した、デューデリジェンスレポートについてお褒めの言葉をいただきました。


クライアントの方が、私たちが提出レポートをもとに社内会議用の資料を作成しており、その相談に来られた際に、「頂いたレポートの内容にとても驚きました。今後の参考資料としてとても役に立つと思います。」また「今回の案件で御社を知ることができてよかった。」と言っていただきました。


連日夜の1時、2時まで頑張ったかいがあったなぁと思いました。


自信過剰かもしれませんが、このクライアントはもし今後、再びM&Aをすることがあった場合、私たちに再びデューデリジェンスを依頼してくれると思いました。


監査の場合、よっぽどのことがなければ翌年も継続して監査契約を結びます。


ですが、デューデリジェンスは、M&Aがあるときに行うもので、そもそもM&Aは通常、会社にとっては一大イベントです。

もし、デューデリジェンスのレポートを見て「なんだぁ。。。こんなレポートじゃダメだ。。。」と思われてしまえば、「次」はありません。

逆に「これはいい!」と思ってもらええば、「次」につながります。


「自分たちの仕事が一番の営業活動」となるので、気が引き締まるとともにとてもやりがいがあります。


ですので、今回クライアントから「良かった」と言ってもらえたのは本当にうれしかったです。


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