丸の内キャピタル、積極的な流通業への投資! | 東京リーシングと土地活用戦記

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丸の内キャピタル、積極的な流通業への投資!

丸の内キャピタルの投資実績:
・http://marunouchi-capital.com/index.html
丸の内キャピタルは、2008年4月に三菱商事及び三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の両社が共同で設立した企業投資ファンド運営会社です。
・丸の内キャピタルが運用する「丸の内キャピタル第一号投資事業有限責任組合」は、丸の内キャピタル、三菱商事、三菱東京 UFJ 銀行、MUS プリンシパル・インベストメンツ(三菱 UFJ 証券株式会社の 100%子会社)から総額 1,000 億円のコミットを得ており、主に国内企業に係る事業再編、ノンコア事業分離(カーブアウト)、事業承継等の資金ニーズに、エクイティ、メザニン、デットファイナンス等の様々な投資手法を用いて積極的に資金提供していくことを目指しております。

1.企業名: 株式会社タカラトミー
・事業内容: 玩具・カードゲーム等の企画、製造および販売
・投資時期: 2009年6月

2.企業名: 株式会社ジョイフル本田
・事業内容: 関東地方にて大規模ホームセンター「ジョイフル本田」を展開
・投資時期: 2009年10月

3.企業名: 株式会社山本製作所
・事業内容: ファインブランキング技術による自動車部品製造
・投資時期: 2011年2月

4.企業名:株式会社成城石井
・事業内容:食料品専門スーパーマーケット事業及び卸売
・投資時期:2011年5月

ニュースリリース:
・投資先の上場に関するお知らせ :2014年、4/26
・当社は平成21年9月に株式会社ジョイフルカンパニー(現 株式会社ジョイフル本田)と資本提携を行い、当社が管理運営する丸の内キャピタル第一号投資事業有限責任組合において同社の第三者割当増資を引受けるとともに、株式上場に向けたサポートを行ってまいりましたが、本日、同社は東京証券取引所市場第一部(証券コード:3191)に株式を上場いたしましたので、お知らせいたします。

・ジョイフルカンパニーと丸の内キャピタルの資本提携に関するお知らせ :2009年、9/2
・この度、株式会社ジョイフルカンパニー(以下、「ジョイフルカンパニー」)と丸の内キャピタル株式会社(以下、「丸の内キャピタル」)は、資本提携(以下、「本件提携」)を行うことに合意いたしました。本件提携に伴い、丸の内キャピタルが運用する丸の内キャピタル第一号投資事業有限責任組合は、ジョイフルカンパニーによる第三者割当増資を引受ける予定です。
・本件提携に伴い、丸の内キャピタルからは、社外取締役 2 名を派遣し、ジョイフルカンパニーの現経営陣と共に企業価値の最大化に向けて積極的に取り組みます。また、両社は協力し、早期の株式公開実現を目指します。

成城石井のニュースリリース:
・当社全事業の譲渡に関するお知らせ:2011年、3/8
・http://www.seijoishii.co.jp/whatsnew/press/desc/34
・株式会社成城石井(以下、当社)は、平成23年3月8日付「当社全事業の譲渡に関するお知らせ」にて公表いたしましたとおり、当社全事業を株式会社レックス・ホールディングスから丸の内キャピタル株式会社(以下、丸の内キャピタル)が設立する新会社へ譲渡する手続きが、本日2011年5月31日付で完了いたしましたのでお知らせいたします。

PI研のコメント:
・成城石井を傘下に収めたことで、一躍脚光を浴びた丸の内キャピタルを取り上げました。丸の内キャピタルは、丸の内と名を冠しているように三菱系のファンドです。現在の資金も、「三菱商事、三菱東京 UFJ 銀行、MUS プリンシパル・インベストメンツ(三菱 UFJ 証券株式会社の 100%子会社)から総額 1,000 億円のコミット」と、実質2社からの調達です。現在、丸の内キャピタル第一号投資事業有限責任組合での運営となっており、すでに4社、タカラトミー、ジョイフル本田、山本製作所、成城石井と4社へ出資しています。内、2社が流通業ですので、流通に関心が高いファンドといえます。ジョイフル本田は、上場後、はじめての決算を終えたばかりであり、決算内容はやや厳しかったものの、無事、上場を果たし、軌道にのったといえます。この4社の中で最も注目を浴びているのは直近の出資企業、成城石井ですが、この秋には譲渡先が決まるとのことです。同じ三菱系のローソンが有力といえますが、三菱系の流通業はローソン以外にも多く、今後、さらに丸の内キャピタルが主導権を握り、業界再編が加速してゆくのではないかと予想されます。アメリカでは規模が違いますが、サーベラスが流通業、特に食品スーパー、アルバートソンとセーフウェイの再編に動いていますが、サーベラスは日本では西武鉄道の事例もありますので、今後、丸の内キャピタルに加え、日本も、サーベラスを含め、世界のファンドが流通業の再編に乗り出すことも考えられます。まずは、成城石井の動向に注目といえます。