私が「CAAD 8 5 105」を改造するなら | CozyBicycleのブログ

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兵庫県川西市のスポーツバイク専門店です。

私が2014年キャノンデールのフルアルミ製ロードバイク「CAAD8 5 105」を個人的に改造するなら、以下の順番にします。

2014 CANNONDALE CAAD8 5 105 BLU

「2014 CAAD8 5 105」のブルーカラー(BLU)


2014 CANNONDALE CAAD8 5 105 BLK

「2014 CAAD8 5 105」のブラックカラー(BBQ)


ハンドル高やステム長を適正なポジションに合わせる(交換する)等は大前提として、その次に以下のようにしていきます。


こんなに色々手を加えると「CAAD8 5 105」ではなく「CAAD10 5 105」を買うのが良いとお思いになられるでしょう。昨日のブログを見てもらえばわかるようにもし2機種を全く同じ使用目的で乗る場合、「CAAD8 5 105」はほんの少し「CAAD10 5 105」に比べてポジションが楽なのです。「体の硬い人」や「楽に乗りたい人」は「CAAD8 5 105」をベースに改造するのが良いと思います。


1. チェーンを「CN-5701」(シマノ105チェーン)に交換する。

2. グリップ性能の高く、耐パンク性能に優れたタイヤに交換する。

3. 前後ブレーキを「BR-5700」(シマノ105ブレーキキャリパー)以上のグレードに交換する。

4. ホイールのグレードをアップさせる。

5. クランクを交換する。

です。

1. 「CAAD8 5 105」の標準仕様でチェーンは「KMC X10, 10-speed」が使われています。

変速性能(特に下り変速)が悪く、チェーンノイズも大きいのでシマノ純正のチェーン「CN-5701」(105グレード)に交換します。これで「シマノ105」本来の変速性能に戻るはずです。

価格は税抜定価¥2,465です。
Shimano CN-5701(シマノ 105 チェーン)

2. 「CAAD8 5 105」を通勤や通学で使うのであれば消耗品と考え付属のタイヤ「Schwalbe Lugano」でも良いと思います。只、週末サイクリングやロングライド等で使用したとき郊外のスピードが出る場所を走ることを考えるとグリップ性能面で少し怖いです。

ツーリング等での使用がメインであるならばグリップ性能の高いタイヤ、もしくは使い方により耐パンク性能が優れるタイヤに交換します。

MICHELIN PRO4 SC(ミシュラン プロフォー)

グリップ性能重視であれば「MICHELIN PRO4 SC」

税抜定価¥12,800(前後セット)


PANARACER TYPE-D EVO2(パナレーサー)

耐パンク性能とグリップ性能どちらも優れる「PANARACER TYPE-D EVO2」

税抜定価¥11,048(前後セット)



3. 「CAAD8 5 105」の標準仕様でブレーキは「Shimano BR-R561」が使われています。これは105コンポで組む完成車に良く使われている「105もどき」の実質「ティアグラ」グレードのブレーキです。タイヤ同様、週末サイクリングやロングライドに使用するのであれば郊外のスピードが出る場所を走ることを考えると「BR-R561」では握力が落ちてくるツーリング後半の「下り坂」や「雨の日」の状況で少し怖いと思います。

そこで「シマノ105」グレード以上のものに交換します。「以上」が大切で、せっかくブレーキを交換するのでしたら、「BR-6800」(シマノアルテグラ)に交換しても良いと思います。
Shimano BR-5700(シマノ 105 ブレーキ)

「Shimano 105 BR-5700」(シマノ105ブレーキキャリパー)

税抜定価¥7,645(前後セット)

Shimano BR-6800(シマノ アルテグラ ブレーキ)

「Shimano Ultegra BR-6800」(シマノアルテグラブレーキキャリパー)

税抜定価¥12.357(前後セット)



4. ホイールを交換すると走りの軽さが劇的に変わります。

「CAAD8 5 105」に標準で付属する「SHIMANO WH-R501」から交換して劇的に変わったと思えるのは「FULCRUM RACING QUATTRO」(フルクラム レーシング クアトロ)ぐらいからからになると思います。


FULCRUM RACING QUTTRO WHEEL



「FULCRUM RACING QUATTRO」はリムが35mmで高速巡航スピードが維持しやすい性能があるアルミヒールです。またリム外周に強度があるのでハードユースにも耐えられるホイールです。ホイール重量は1725gです。「SHIMANO WH-R501」に比べると約175g軽量化できます。

税抜定価¥48,000(前後セット)


Shimano(シマノ) WH-RS81-C24-CL ホイール

「CAAD8 5 105」をロングライドやツーリングのみで使うのであればカーボン&アルミリムの「Shimano WH-RS81-C24-CL」(前後ホイール重量1502g)がオススメです。 標準で付属する「SHIMANO WH-R501」ホイールに比べると約380g軽量化できます。軽くなったホイールが登り坂を楽にしてくれるはずです。

税抜定価¥56,054(前後セット)

5. 「CAAD8 5 105」に標準で付属する「FSA Gossamer Pro」クランクの変速性能はチェーンやギアが新品の場合はシマノ純正クランクに比べてもあまり気にならなくなってきています。


気になりだしてからアウターギアだけを「シマノ105」に交換するという手もありますが、10スピード「シマノ105」のクランクがいつ生産を終了するかわからないので早めに交換することをおすすめします。

「シマノ105クランク」への交換はBB30用のユニットも必要です。
シマノ FC-5750 FC-5700 105 CRANK クランク


「Shimano 105 FC-5750」(シマノ105コンパクトクランクセット)

税抜定価¥14,344