私が個人的にキャーノンデールのフルアルミロードバイクで2014年モデル「CAAD10 ULTEGRA, RACING EDITION」を改造するなら、以下の順番にします。
ハンドル高やステム長を適正なポジションに合わせる(交換する)等は大前提として、その次に以下のようにしていきます。
「RACING EDITION」は特別な仕様のモデルですから、カラーリングもバッチリ決まっているので、この機種専用に使われている「スペシャルなパーツ」はなるべく残します。
改造するのは以下の3点のみです。これ以上改造やスペックアップしてしまうと、「CAAD10」のフレームセット販売から完成車を組んだ方が、お買い得になるような気がします。
1. ハンドルが握りにくい人は交換する。
2. グリップ性能に優れたタイヤに交換する。
3. 軽いギア比が必要でしたら、カセットスプロケットを交換する。
です。
1. 「RACING EDITION」というだけあって標準仕様のハンドルは戦闘的な「クラシック型シャローハンドル」が付いています。このハンドル形状はドロップハンドルの下側を握りやすくするかたちですから、ツーリングメインでこのバイクを使うとなると、ハンドル上部のブレーキやシフト操作をする通常位置だとブラケットが握りにくい形状となります。上も下も握りやすいコンパクトシャロー型のハンドルに交換します。
オススメのハンドルはアルミ製でしたら「EASON EA70 ERGO」、カーボン製でしたら「FSA K-FORCE COMPACT」です。
「EASTON EA70 ERGO」ハンドル。
軽量で丈夫なアルミ製です。ショートリーチ型で握りやすいハンドルです。重量240g、ハンドル幅は38/40/42/44cm.。
「FSA K-FORCE COMPACT」ハンドル。
超軽量で振動減衰性能に優れたフルカーボン製。このショートリーチハンドルが個人的にカーボンハンドルの中でも一番握りやすいと思っています。重量210g,ハンドル幅は38/40/42cm.。
税抜定価¥36,920
2. 週末サイクリングやレース練習で使用するのであれば郊外のスピードが出る場所を走ることを考えると付属のタイヤ「Schwalbe Durano S」でもまだグリップ性能面で少し不安です。さらにグリップ性能が優れたタイヤに交換してしまいます。
「MICHELIN PRO4 SC」
税抜定価¥12,800(前後セット)
3. 「RACING EDITION」ということだけあって、カセットスプロケットも標準仕様は11-25Tとクロス気味なギア構成です。クランクは50-34Tですから、このスプロケでOKなら問題ありません。脚力が非力は人はもう少し軽いワイド構成のスプロケに交換してください。
「11-28T」があるシマノアルテグラのカセット「CS-6800」は税抜定価¥7,273
「12-28T」があるシマノデュラエースのカセット「CS-9000」は税抜定価¥23,954