ロードバイク用輪行袋の中でも代名詞的な商品がアズマ産業(株)の「オーストリッチ」です。
「オーストリッチ」の輪行袋は日本国内で1個ずつ手作業で作られています。
オーストリッチのロードバイク用輪行袋で人気なのが「ロード220」「ロード320」「L-100」「SL-100」の4商品です。
車体をばらしてから入れるフレームの方向等が同じなので車体を入れた輪行袋のカタチは同じように見えますが、それぞれわかりにくい違いが少しずつあります。
実は、私もこの4つの輪行袋に今まで間違った見方をしており、先日アズマ産業さんに御教授いただきました。
今回はまず「輪行袋」の素材の強さです。
これは発売された順番でわかります。
まず、車輪を輪行袋内側のポケットに入れる中仕切りがついた標準タイプの「ロード320」が発売されます。
次に同じく中仕切りがついた輪行袋でも、携帯しやすくコンパクトにするために素材を薄くし、かつ輪行袋の容量もタイトにした「ロード220」が発売されます。
次に発売された「L-100」は「ロード220」では入らないフレームサイズに対応するために輪行袋の容量が大きくなり、携帯するときにより小さくすることを考え、中仕切りはなく、ジッパーをやめて巾着タイプにしています(これで値段も安くできる)。また素材を薄くすることで強度不足にならないようにシングルリップ加工の素材を使っています。
最後に発売された一番小さくなる「SL-100」は携帯するときにより小さくするため、袋の構造は「L-100」と同じながら、より薄くて丈夫なWリップ加工された素材を使っています。
つまり輪行袋の素材の強度だけを考えると「SL-100」>「L-100」>「ロード320」>「ロード220」となります。
「SL-100」が携帯するとき一番小さくて、一番軽量で、素材も一番強いとは、私は今まで知らなかったです。