今週のマイラジ、金髪直太朗と
ピエール瀧さんのトーク、最高でしたよね。>>
直ちゃんの伊達メガネをかけたピエ瀧さんに、
「やめてぇ~!」と絶叫する直太朗、
かなりかわいかったし。ぐふ。
その中で直太朗も紹介していたが、
スクリーンで時々お見かけするピエ瀧さんは
もうすっかり俳優さんの顔、
女子にセクハラばかりしている人と同じ人とは思えませんっ!
今日の映画もなかなかの存在感。
ま、私は龍平くんばかりを観ていたんだけどもね、『恋するマドリ』。>>
姉のできちゃった結婚により、
一人暮らしを余儀なくされた美大生のユイは、
近くのアパートで初めての一人暮らしを始める。
早速挨拶まわりをするユイだったが都会の隣人は皆無愛想。
でも、元の家への忘れ物をきっかけに仲良くなったアツコは、
ユイにとって憧れの存在となる。
そして、真上に住むタカシは一見無愛想だが、
ひょんなことからバイト先で出会い、
一途に仕事に打ち込む姿に次第に心ひかれていく。
しかし、アツコもタカシも元の恋人に悩んでいるよう。
運命の出会いは、いつしか奇妙な三角関係となる。
"FrancFrancプレゼンツ"っていうのがこれ良いんですよ。
それだけで、スタイリッシュでお洒落な雰囲気。
私も進学やら就職やらで4度ほど引越しをするたびに、
フランフランで随分とお世話になっているから、
ユイが新しい部屋を飾り付けているのを見ながら、
心踊らずにはいられませんでした。
あー、私もこうして心ウキウキ一人暮らしの部屋を整えたな、ってね。
一人暮らしって言うのは気ままだし、私自身とても謳歌していたのだけど、
ふいにユイが上の住人の存在を温かく感じたり、
内海桂子さんが良い味出してたおばあちゃんの唄に心慰められたり、
一人暮らしだけど一人暮らしでないみたい、彼らを見ていたら、
やっぱり人間って一人で生きていないんだなと無性に思えたのはきっと、
鑑賞前に『ショートバス』のフライヤーを眺めていたからでしょうか。>>
ユイは大学生で、そんなユイの目線で描かれているからこの作品、
どうも視点が若々しく、なんかくすぐったくもあるのだが、
メインとなる恋模様はアツコとタカシで、
どちらかといえばその2人の世代の私にとっては、
2人の語りや話にそーだよねーと頷きながら観ていたという。
出会うも出会わないも縁だって、分かるよ分かる、アツコさん。
2人がけのソファーが実は窮屈だったっていうのもね、タカシくん。
でも、好きだったら待ってちゃダメ、動かなきゃダメだよって、
それはユイちゃんが若いからなんだよって思ったけど、
私にはまぶしすぎるくらいまっすぐなユイちゃんが、
2人の背中をドンと押しているのを見て微笑ましくも思ったし、
ユイによって一歩前進した2人がうらやましくも思えた。
始終無愛想だったタカシがラスト、
ベランダからにっこり微笑むシーンはキュンとした。
ユイがなぜにその部屋を引っ越したのか、
タカシが知ったか知らぬかは分からないけど、
タカシとアツコはユイのおかげでにっこりで、
大好きなアツコとタカシのためにちょっぴり苦い思いをしたユイ、
でも、若いんだからさ、きっとまた素敵なにっこりが待ってるよ、
トラックに揺られるユイちゃんにそう声をかけたくなっちゃったな。
都会の中の、無機質なアパート、隣人の顔もわからない、そんな日常で、
"にっこり"生きるちょっとしたアドバイスと奇跡がちりばめられた作品、
っていうところでしょうかね。
新垣結衣ちゃん、まっすぐで良いですね。
菊池凛子さんも今回はほっこりにっこりな役。
そこに龍平くんっていうのがちょっと似合わないんですけどね。
ユイに顔を近づけるたび、その色っぽさに私がドキッ。
こんな映画だからこそ、ミステリアスな龍平くんが効いていた。
たまにはこんなゆったりした龍平くんも良いじゃないの。
そうそう、ピエ瀧さんは今回はアクのない役で、良い人な役。
映画館を出たところに展示してあった、にっこりイスとよりそいイス。
これ、かわいい。レプリカとか売ってるのかな。
久しぶりにFrancFrancに行きたくなっちゃったなー。>>