お盆休み | 小林香オフィシャルブログ「Caori Covayashi」Powered by Ameba

お盆休み

先週はコンサートのRHと本番があったのですが、他の日はすっかり”お盆休み”にしてしまって、仕事と遊びでかなりバタバタでした。


なぜって、おいっこ2人(4才ともうすぐ1才)が大阪から東京に遊びに来たから~。浅草花やしき、東京タワー、隅田川下り、ジブリ美術館、いろいろ一緒に行きましたよ。川辺で花火もして、おいっこ①大興奮。②はスヤスヤ寝てましたけど。


ジブリ美術館では、本気の仕事モードになってしまいました。「動きはじめの部屋」というのがあるのですが、もう夢中。電気を使わずに静止絵を動画(アニメ)にして見せる昔ながらの手法を紹介した部屋なのです。『人力』に憧れる。ルイ14世時代の御前の見世物がそうであったように、スペクタクルとイリュージョンをイマジネーションと人力・自然力の技術だけで作ることに回帰しつつ、さらに発展させることができればね~。


あとは観劇。「斉藤幸子」、「ザ・ダイバー」などなど。


「斉藤幸子」は「ゼブラ」でお世話になった斉藤由貴さんが主演されていたので、「ゼブラ」のキャストの大沢あかねさんや星野真里さんと同じ日に観に行きました。月島もんじゃ界隈の話なんですが、いやあ、しみじみ泣きましたねえ。こういう人情もの弱いんです。12人全員変だけど、全員憎めなくてひとがいい、深刻な問題を12人全員で笑い飛ばして吹き消してしまう、そんな物語、たまには気分爽快です。


一方、「ザ・ダイバー」。ある女性(大竹しのぶさん)が放火してその家の子供を殺してしまい、絞首刑にされる、という重い話なのですが、チラシのコピーにあるように「ひとは魂を裁くことができるのか」という問いを残すのです。観劇してから数日たちますけど、考えちゃうんですよ、野田秀樹さんの舞台って・・・。


「ザ・ダイバー」の客席で舞台美術家の松井るみさんに会ったので、ドキュメンタリーのプロデューサーのOさんと3人で食事。るみさんが強くおすすめしてくれたので、冬のパリ行きの前にベルリンに寄って舞台見ようかと思います。寒そうですけど。


春野寿美礼さんの「男と女」というコンサートも拝見しました。羽毛田丈史さん率いるバンドが超豪華。音が鳴った瞬間、そのスマートでピリッとしたハイクオリティサウンドに引き込まれました。なにせあのメンバーですから。凄いですね。春野さんも歌にダンスに男に女に八面六臂のアーティストぶりを発揮されていて、MCののほほんとした柔らかい感じとは対照的でした。ESCOLTAのSinging Dramaを演出させて頂いたときに御一緒した、作曲家・五木田さんの書き下ろし曲もしっかり聴いてまいりました。


そして今日は「ブラッド・ブラザーズ」の藤岡正明くんと田代万里生くんの初日でした。武田さん&岡田さんの双子ちゃんとはまた違った見どころを作りだしているこちらの双子ちゃんの人生も、是非ご覧になって頂ければと思います。