特大ラジカセを持ち歩く黒人
映画の中だけじゃない。
本当にいるのだ。
普通にその辺に。
アタシが中学のときにお年玉で買ったような
特大のラジカセを持ち歩く黒人が。
歩行中も、バスの中でも、特大ラジカセを持ち歩き、
ボリューム大でヒップホップを流す。
そして体でリズムをとる。
周りの人間は、強制的に聞かされる。
一体、何がしたいんだ。
かわいそうに。 きっと、
「オレって、クールだぜ。」
なんて思っちゃってるんだろう。
2005年、21世紀のこの時代に
なぜにそのような特大のラジカセを持ち歩く?
ウォークマンもある。
MDはアメリカではあまり普及していないが、
今はiPodに代表されるような、MP3だってある。
ポケットサイズである。
あんな重いものを持ち歩かなくても、
手ぶらで歩けるというのに……。
こんなに小さくて、便利なものがある時代に生きて、
なぜ、そのような特大ラジカセを……。
まぁ、きっと彼らなりの何かがあるのだろう。
否定はしない。
が、場所と音量はわきまえてくれ。
日本帰国まであと77日……