花子とアンの最終回に。白蓮さん。 | Seed of ...

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「花子とアン」の最終回。
夏休みから、土日など、子どもたちも夢中で見ていたらしく。昨日は長女が図書館で「赤毛のアン」を借りてきていました。新訳バージョンだったけどwせっかくなので、私が小学校時代に揃えたアンシリーズ、実家から持ってこようかと思っています。


先日訪ねた「草枕交流館」では、白蓮とその夫・宮崎龍介の特別展が行われていました。孫文の支援者でもある宮崎滔天の長男として生まれた龍介は、漱石が泊まり、草枕の舞台ともなった前田家とゆかりがあるようで。



あの、「那美」のモデルとなった卓子さんは、白蓮の姑として登場した槌(つち)さんのお姉さんだったんですね!?龍介自身も一時は、祖父・前田案山子のもとに預けられ、「前田家別邸」から小学校へ通学したのだそうです。




展示スペースには、龍介・白蓮一家の写真や、ふたりの恋のきっかけとなった「指鬘外道(しまんげどう)」、白蓮の初の著書などが並びます。
伝右衛門さんのもとで出した本の贅沢な装丁と、その後に出した本の装丁との差を見ると、実は伝右衛門さんに大切にされていたのかもなぁと思ったりもして。




「白蓮事件」で伝右衛門から白蓮にあてた絶縁状掲載紙面だけでなく、荒尾の方が大切に所蔵なさっていたという白蓮直筆の短冊(!)、白蓮の講話をおさめたレコードなど、びっくりするようなものも。





館長をはじめ、スタッフの方のお話を聞くと、あのドラマでは描かれていない白蓮や龍介の顔が見えてきて。また違った興味もわいてきます。龍介が憲兵に連れて行かれるシーンがあったけど、あれは本当はこういう理由、こういう役割があったからなんだよ…とか。知っている人も多いのでしょうが、ドラマを見ているときに宮崎滔天とのつながりをそこまでぴーんときていなかった私としては、そうか、そうなんだ!と思うことばかりで(それから本を読みあさっています(笑))




「龍介と白蓮展」は期間限定の展示ですが、年内いっぱいは継続なさるそうです。また、12月7日には、白蓮のお孫さんの宮崎黄石氏を囲んでの座談会もあるそうで、このときには前述のレコードにおさめられた白蓮の講話も視聴できるようですよ。

草枕交流館
☎0968-82-4511
住/玉名市天水町小天735-1
営/9:00~17:00
休/水曜、(祝日の場合開館)、12/29~1/3
入館料/無料
http://www.kusamakura.jp
※「龍介と白蓮展」は2014年12月末までの開催予定です

「白蓮の孫と語る座談会」
日時/12月7日(日)14:00~16:00
場所/天水中学校
問/☎0968-82-4511(草枕交流館)