ある中国人投資家の話

今年9月に、中国で開催されたある国際会議に招待され、中国の投資家と親しくなりました。投資対象は中国株の他に日本株にも投資しており、ＩＴバブルの時に日本株で儲けたということです。若い時に数学の先生をしていたということで、数字の記憶力が抜群で、日本株を語るときには、具体的な銘柄とその時の株価が次から次へと出てきます。若い時は短期売買もしたそうですが、今は中期の逆張り投資がメインです。

彼女（女性投資家です）は、日本の銀行株が安値をつけた週に複数の銀行株とハイテク株に投資し、そのうちハイテク株については先週売却しました。彼女曰く、日本の銀行株は実力を大幅に下回る水準に放置されており、当面持つつもり、ハイテク関連については短期で上昇したのでいったん売却した。年末はいつも日本株が売られるので、下がったときにもう一度仕込むとのことです。