今年は戦後65年。

高齢化が進む日本とはいえ、

戦後生まれの人が3/4 を越えたとのことです。

「風化させてはならない」との話の中で、

テレビなどでも今月上旬からは特集番組を

放映していました。

特にNHKでは

「戦争と平和 今年は戦後65年」というフレーズで

特集を組み、ドキュメンタリー等を何本か放映していました。

それぞれ非常に胸に迫るものがあったので、

また追って、それらの内容についても

少し触れる機会を持ちたいと思っています。


日本では、丁度お盆と時期も重なり、

亡くなった方と生死を超えたつながりを確認する意味で、

全国的に戦争と平和について

クローズアップされる期間となります。

そのこと自体は、ある意味毎年の節目としても

意義のあることと思います。


しかし一方では15日を過ぎると、

まるでクリスマスが過ぎた26日のように

急にそのトーンがなくなってしまう・・・。

もっとも、年中戦争慰霊モードで過ごすことは

通常無理なこと。

文字通り無理からぬ世間の流れかと思います。


ただ、今回放映されていたドキュメンタリーを見るにつけ

戦地で敵を殺さざるをえない経験を経てきた人は

その後の人生で常にその心の傷を抱え、

90歳になろうとする今も、

心から笑ったことはないといいます。


また1945年8月15日その日を過ぎた後も

世間ではあまり知られていない戦争の悲劇が

継続されていた事実を踏まえる時、

無理からぬとは思いつつ、

世間のオンとオフの明瞭さを

何かしらうらめしく感じてしまいます。


戦後継続された悲劇・・・

北海道で象徴的な事件がありました。

「留萌沖三船殉難事件」。

今回の北海道ピースコンサートツアーの中でも

触れていこうと思っています。

また近日中に、そのことについても書こうと思います。