そしたら・・・おじさんが近づいてきて、突然私に「あんた、これ買う？」と
手に持っていた「テレビまんが主題歌のあゆみ」を指さして聞いてきた。
（CDじゃないよ。レコードのBOXセットだよ。なのでかなり大きいよ。）
私 「・・・。いや買わないっす・・・。」
おじさん 「これ安いよ。お買い得だと思うよ。」
私 「・・・。」
おじさん 「これCDでも出てたよね。CDだと4000円ぐらいするでしょ。」
私 「CDで出てるのは見たことあります。4000円ぐらいでしょうね。」
おじさん 「あなたが子供のころのアニメでしょ。」
私 「そうですね・・・。でもまあ、これはいいっす・・・。」
おじさん 「・・・。そっか・・・。」
私 「すいません。」
このおじさん、店員じゃないよ。
ただの客だよ。
おじさん、これをいったん確保したけど、やっぱり買うのをやめたみたい。
レコ屋で、他人に話しかけられたので、ちょっとびっくりした。
おじさん、その後も店員に「今、かかってるの何？」と聞いたりとアグレッシブだった。
私は、その後バーゲンコーナーを一通り確認し終わって、
戦利品を買って帰ろうかと思ったが、さっきの「テレビまんが主題歌のあゆみ」が気になった。
手に取って見てみる。
どうしようかな・・・。
オリジナル原盤か・・・。
4枚組か・・・。
1000円か・・・。
まあ、買ってくか・・・。
というわけで、結局買ってしまった。
家に帰ってきて中を見てみる。
レコードサイズなので、インナースリーブがとても充実している。
たぶんCD盤のは、レコード盤とは比較にならない貧弱さだろう。
さっそく一枚、聴いてみた。
これはヤバイ・・・。
1曲、1曲がビリビリと心に響いてくる。
たまらない・・・。
買ってよかった・・・。
おじさん、ありがとう・・・。
今、聴きながらブログを書いている。
昔のテレビまんがの曲は、みなすばらしい。
編曲や演奏など、何から何まですばらしい。
そして、うまい人しか歌ってない。
このころは、へたくそはアニメの主題歌を歌う資格は無かったのかもしれない。
なにしろ聴いていると、なぜか笑えてくるぐらい本当にすばらしい・・・。
あと、やっぱりレコードの音はいい。
上の写真は昭和49年1月から、昭和51年1月に放送されたものだそう。
たった2年なのに、その充実したラインナップぶりに驚かされる。
自分も、ほとんど知ってる。
再放送も含めてだろうけど、あのころはずっとテレビの前に釘付けだったのかな・・・？
でも、これは曲というかアニメ自体を知らなかった。
アレーヌという日本人じゃない女の子？が歌ってる。
微妙に舌足らずな日本語の発音が、たまらなくいい。
すごくいい曲だ。