あきなす | Registered Dietitian のつぶやき in the U.S.A

Registered Dietitian のつぶやき in the U.S.A

現在アメリカ、カリフォルニアでRD(登録栄養士)として仕事中♪

カリフォルニア生活、仕事、様々な葛藤について報告していきます。

実際は秋ナスと呼ばれる旬の時期は終わっているんだと思いますが、つい先日ファーマーズマーケットに行ったら美味しそうなナスを見かけました。


アメリカで一般的なナスというと、人間の顔の半分もありそうな巨大ナス!

日本のナスをイメージして皮ごと調理すると硬くて食べにくいんです。大体は皮をむいて中身だけを食べることが多いようです。パン粉をつけてフライにしたり、加熱してつぶして、ペーストにしてクラッカーと一緒に食べたり。


でも、やっぱり私としては皮の薄い、中身と一緒に食べられる日本のナスが恋しくなっちゃうんですよね。

ミシガンにいた頃は、巨大ナスに比べてちょっと割高で、しかもあまり新鮮なものが手に入らなかったので、しばらくナスから遠ざかってました。

しかし、やはりカリフォルニア。ここは新鮮な野菜、果物が手に入りやすい!


今回買ってきたのは、この2種類。


くみこ日記 in the USA-eggplant


左側は皮の色が黒に近いほど濃く、日本のナスより短めで太め。ぷっくりとかわいい形をしてます。

そして右側は長いナス。中国か台湾が原産の、少し薄めの紫色のナスです。


切ってみるとこんな感じ。


くみこ日記 in the USA-eggplant 2


上が長ナス。中身は色が白く、ふわふわとスポンジのようなテクスチャー。

下がぷっくりナス(笑)。皮に近い部分は緑色をしていて、長ナスよりも硬めです。


ちなみに右に見えるのは「リーク」という西洋ねぎです。


ナスって以前はたいして栄養のない野菜っていう見方をされていた時期があったような記憶があるんですが、皆さんのイメージはどうでしょう?

最近では「フィトケミカル」といって、体内の酸化物質と戦って細胞をダメージから守ってくれる働きのある栄養素を含んでいるということがわかってきたんです。


ナスの紫色素である「ナスニン」。名前がかわいいです(笑)

ちなみに、日本人女性の研究者が発見し、命名したそうです。

このナスニン、フラボノイドというグループに入る物質で、抗酸化作用が強いといわれています。


そして、果実の部分(皮以外)に多いのが「クロロゲン酸」。

これはコーヒーにも含まれる物質で、やはり抗酸化作用、さらには抗菌作用についても研究されているそうです。


今回は小さい方のナスを使って夕食に一品作ってみました。

小さい方のナスは長ナスに比べて身がしっかりしているので、ソテーして形をそのまま残してみました。



くみこ日記 in the USA-eggplant dish

野菜&ソーセージとご飯を炒め、ケチャップで味付けした上にソテーしたナスをのせ、バジルの葉を散らしてみました。

かなりシンプルですね(笑)でもナスをメインで味わえて、私としては満足な一品でした♪


近いうちにアメリカのナスを使った料理もアップしますね~。


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