作家---瀬戸國勝氏の利休箸(ベンガラ・木地呂)
展示会でこの箸を手にしたところ、とっても軽くて使いやすいといった印象でした。長く使っても飽きのこない、シンプルな、ふだんから使えるものでした。
光沢感のある漆塗りではなく、手法が木地呂であるからか、マット調で、木の素材感がそのまま出ています。
瀬戸國勝氏のホームページにて、ポリシーとして以下の文が掲載されていました。
「旨いものを食べることが好きである。
もちろん、つくることも。
美しいものを見ることが好きである。
焼きもの、布もの、絵画。こころ動くものがある。
考えることが好きである。
落ち着き所が見つかるまで、思考に思考を重ねる。
“考え”を手で形にしていくことが好きである。
普及品ではない、いわゆる定番ではない、
真のスタンダードをめざして。
長く使っていても飽きが、こない、シンプルなもの。
肩に力の入らない、普段に使える器。
そうすると、漆が人と近い存在になる。
本来あるべき姿、人のそばにある漆に、なっていく。」
●瀬戸國勝氏のプロフィール(略歴)
1945年、輪島生まれ。徒弟制度が習いとなっている輪島の漆職人の世界で、40歳を過ぎてから師を持たずに、この世界に飛び込み、今の作風を築き上げて来られました、とのことです。
瀬戸國勝・輪島の塗り http://www.seto-kunikatsu.com/
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