２、３日前、夜１０時ごろになってから、旦那が欲しいもの（＝お酒！苦笑）があるからスーパーに行くって。なんか欲しい物はあるかと聞くので、その時間になると大幅に値引きするものが目立つので、これと思う値引き物が有ったら買って来てと頼みました。
ところが、買ってきたのは１パック３９９円が１５０円に値下がりした『赤エイ』。確かに大幅値下げだけど、エイなんて食べたこともないのに、どないして料理すんねん！（苦笑）あぁ、バカな私！日本語の分からない人に余計なこと頼むんではなかった．．．
そう後悔して冷凍庫に保存したものの、後日、アメリカ人のブログで以前に見た、私の大好きなフレンチシェフのレシピで作ったというお魚のシチューを思い出したの。昨日は食べたこともない赤エイを使い、そのブログのレシピを参考にチューにしてみました。
アメリケーヌソース風お魚のシチュー
こちらのブログで私はこのお料理を見つけました。このブロガーさんの話によると、アメリカ時代、私が大好きだったフレンチのセレブリティ―シェフ・ジャックペピンのレシピで作ったのだそう。
それにしても、本に載っているレシピをそのまま転載していいのかなぁ．．．？ダメだよね！？
まぁ、その本を持っていない私としては、買わずしてレシピがゲト出来たのでラッキーだけどさぁ。
アメリケーヌソースとはご存知の方も多いですが、エビの殻と香味野菜をフュメドポワソン（魚のストック）で煮込み、裏漉して生クリームでのばすソース。
このシチューは、エビの殻の代わりにお魚を香味野菜、ワイン、コニャック、トマト、水で煮こみ、一旦お魚だけ引き上げて、野菜と煮汁のみバターを加えてハンドブレンダーで攪拌し、再びお魚を戻してひと煮立ちさせるレシピなのです。
結構簡単そうだし、時間もそれほどかからないみたい。なんと言っても私の大好きなシェフのレシピ。
それに、このレシピに使っているモンクフィッシュと言う魚が、エイの様に平たい魚なの。バッチリじゃん！食べたこともない赤エイの調理は、これしかないと思ったワン！
ってことで、昨日作ることにしたんですが、コニャックがないので白ワインのみ、タラゴンをわざわざ買いに行くのは面倒なのでパクチを代用、ハーブデプロバンスは好きじゃないからローレルで代用。一か八か、これで間に合わせることにしたワン。
まずは香味野菜をオリーブオイルで炒めました。レシピではフェンネルシードは後程加えていますンが、私は野菜に加えて２～３分炒めることに。野菜がしんなりしたら白ワインを加え、量が半減するまで煮詰めましたよん。
水、トマト、トマトピューレ、カイエンペッパー、ローレル、塩、ブラックペッパーを加えて煮立て、数分弱火で煮込みました。トマトはフレッシュトマトを使いたかったけれど、なにせ野菜高騰の折、１缶９８円のカットトマトを１／２缶使ったワン。
で、問題の食べたこともない赤エイを解凍せず加え、極弱火でゆっくりと芯まで火が通るよう４０分近く煮ました。
魚に火が通ったら一旦皿に取り出し、野菜や煮汁はハンドブレンダーで攪拌。私はバターを使わず、攪拌してからアメリケーヌ同様に生クリームでのばしました。お魚を戻し、ひと煮立ちさせたら出来上がり。
昨日はこのお魚のシチューに、今、フェイスブックのお料理グループでブームになっている、レンコンのガレットをニトスキで作りました。
ニトスキで作った理由は、私、こういうのフライパンで焼いて上下を返すのが苦手なので、底面を数分コンロの上で焼いて、後はそのままグリルに突っ込んで上の面に『焼きを入れてやる』ため。（８９３か！ ）
ニトスキの底面、側面にちょっと多めにオリーブオイルを塗り、スライサーでスライスし、水にしばらく浸けて水けを切ったレンコン２００ｇの内、まず半量よりちょっと多めを、底面と側面に広げます。重ねる時、出来るだけレンコンの穴を隠すようにすると良いですよ。
とろけるチーズをレンコンの上にたっぷりまぶし、細切りしたハム（１パック４枚入り）の１／２パック分と刻み葱を散らし、ごくごく軽く塩と結構たっぷり目のブラックペッパーをして、残りのレンコンを同様に広げます。
再び、チーズ、残り半パックのハム、葱、塩、ブラックペッパーの後、パルメジャーノレジャーノを全体にトッピング。これでコンロにかけ、側面のレンコンが内側に曲がり始め、チーズがほぼとろけるまで５～６分焼きます。
その後、オーブンのグリル機能で表面を１０分足らず焼いたら出来上がり。
シチューは上のリンク先のブログで紹介されているように、ご飯と共にいただくことに。御飯はコンソメスープとバターで炊き、さっと湯に通した冷凍のグリーンピースを混ぜた、洋風豆ごはんです。
魚のシチュー、風味はブイヤベースそっくり！カイエンペッパーも入れてるから、ピリッと辛くて美味しい。味はなんの問題もありません！
ただ、私が１００％満足して食べたお料理なら、私なりにアレンジしたレシピをブログで紹介しますが、私はこの料理、８０％も満足しなかった。だから詳細なレシピは記載しません！
私が１００％満足しなかった理由の１つは、赤エイって魚。私は超苦手！めっさ脂肪が多く、肉食系の私ですら、脂っこすぎて胸焼けしそうだった。
もう１つは、味は凄く美味しいのに舌触りが気になる点。裏漉ししたソースと違い、攪拌しただけのものはやっぱり舌触りが悪い。
食べながら、これ、本当にあのジャックペピンのレシピ？記事の内容からするとそのようだけれど、実はこれを記事にしたブロガーさんが、自分なりに手を加えたんじゃないの？と疑うばかりの料理でした。
いつかこのレシピが載っているというジャックペピンの料理本をゲトし、オリジナルのレシピを自分の目でしっかり確かめるまでは、もうこの料理は作りません。赤エイも二度と買わないし、旦那にも『赤エイ』と言う文字を教えます。
それに引き換え、レンコンのガレットは文句なしに、美味しかった！
薄くスライサーでスライスしたレンコンは、スキレットに当たっている部分はカリカリ、でも中は結構３、４重に重ねているからしっとり。まるでキッシュを食べているみたい。
旦那にも大好評で、まだ食べ終わっていない内に、明日スーパーでまたレンコンを買って来て来るようにと言われました。言われなくても買うわよ、私も食べたいし．．．
