クリスマスから4月頃まで、日英カップルの我が家では両国の節句の目白押し!クリスマス、お正月、七草、節分、パンケーキデー、ひな祭り、そしてイースター。


でも、私はその両国の伝統的な日を、私なりのでたらめなやり方ですが、とりあえずいつまでも守り続けようと毎年努力しておりマッスル!


昨日は節分。元々は商業的な始まりの様だけれど、太巻きを巻いて、とりあえず節分らしい晩御飯にしましたです。


我が家の恵方巻2016


うちの旦那は御飯が好き。米にまでちゃんとこだわりを持っています。でも、炊いて目の前に出すと、子供用お茶碗1杯分の御飯でもまごまごしてしまうのです。芋なら私の10倍は食えるのに、御飯は大量には食べれないみたい。(爆)


同じく御飯がメインになる節句料理でも、ひな祭りはまだましなんだ。海鮮チラシにすると結構食べはる。しかし、太巻きはお刺身を具にしてもやっぱり食べにくいみたい。そのくせ、明太子や梅の入ったおにぎりなら2個くらい食うってのに、変な外人だ。(爆)


昨日もせいぜい3切れやろうなとは思ったけれど、やっぱり朝から準備をし太巻きを巻きました。


そろそろ1周忌を迎えようとしている父。その父が生前、誕生日よりもクリスマスよりも、お正月よりも結婚記念日よりも楽しみにしていたのが節分。理由は太巻きが食べれる日だから。(笑)


父はクレージーに太巻きが好きだった!でも、高級寿司屋の太巻きでも、買ってきたものには一切手をださなかったの。母か私が作った太巻き寿司が好物だったの。


とは言え、私の作ったのはほとんど妥協で食べていたんだと思う。母が歳を取ってから面倒がって作らなくなってしまったので、見よう見まねで作る私の太巻き寿司が、一番母のに近い味だったからなんでしょう。(笑)


母が作っていた頃は、ぶーぶー文句言われながら巻いてもらって、食べた後手を合わせ、「あぁ~美味しかった!有難うございました。」と母にお礼を言ってた。


それを聞く度、母は面倒くさがらず、もっとしょっちゅう作って上げなくてはと反省してたみたいだけれど、次回作る時になると、またいつも通り、面倒くさくてぶーぶー文句を言ってたのです。(笑)


昨日は自分達のためじゃなく、その父の仏前にお供えして上げたくて、朝から具を煮、卵を焼いて、すし飯を準備しました。


七福神にちなんでちゃんと7種類の具を準備し、それを切り分けてお皿に分け、よっしゃぁ~ほな巻こうかぁ~~、と気合を入れているところに旦那がやって来て、和食の準備ってピザ屋に似てると訳の分からないことを言うもんでたちまち力が抜けたよ。(爆)


彼曰く、ピザ屋が各トッピングをステンレスの器に入れてるのと太巻き寿司の準備が似ていて、洋食にはこうした繊細な準備を要する料理がないから興味深いと。考えたことなかったけれど、言われてみればなるほどと頷けた。


昨日はすし飯を3合準備しましたよ。この量の御飯で5本は絶対に巻ける自信があったの!でも、結局4本半しか巻けなんだ!私の巻き寿司の腕は、まだまたですなぁ。


それでも切ってみると、シナモンロールみたいに渦巻きになっていないし(笑)、具もまぁまぁ中心にあって、母のと比べるとまだまだ足元にも及ばないけれど、自分では98点くらいかなと自負したの。(汗)


一番最初に巻いた太巻きを切り分けてお供えし、4本半ある内2本はお世話になっている方にお裾分けしました。


したらぁ、木乃伊取りが木乃伊になってしまって、大量に貴重な野菜・ビーツと、なんとエゾシカの肉までいただいてしまったのです。(滝汗)焦ったけど、めっさ得したワン!!!(笑)


ブログを振り返ると、最後に両親に恵方巻を巻いて上げたのは2012年の節分だった。それ以降も帰国の際には太巻きを作って上げたことはあるけれど、昨日は4年ぶりの私手作りの恵方巻を、父もあの世で美味しく食べてくれたことと思います。


驚いたことに昨日は旦那が夕飯に5切れ食べ、ハーフサイズの海苔で巻いたのを夜食に食べていました。旦那が太巻き1本以上食べたのは初めてで、びっくりするやら嬉しいやら。


しかし問題もあって、具を5本巻くのに余裕をもって準備したもんで、大量に余ってしまった!


今晩はそれを何かにリメイクせねばならない。どないしてこましたろうかいな?(爆)