依然私はカフェから持ち帰った食材を利用し、晩御飯の献立を考える毎日を送っています。(笑)


と言っても、持ち帰った食材はどれも皆たいした量はないのね。けど、中途半端な量だから、余計に献立を考えるのに苦労してしまうのです。(汗)


昨日はその食材のうち350g残っていた豚ミンチを解凍し、旦那の食べたいものじゃなく、自分がここ最近ずっと食べたかったものを作りました。自宅の冷凍庫に残っていたコストコの立派な冷凍エビ4尾も、これで使い切ってしまいましたとさ。(笑)


シュウマイ


餃子の皮では苦労した経験がないけれど、シュウマイの皮って、ものによっては出来上がったらペタペタくっついて、ベロンベロンに破れちゃうものがある。私のシュウマイの作り方が悪いんだろうか...?


なもんで、必ずキャベツを敷いて、その上にシュウマイを載せて蒸すようにしています。昨日もそうしました。計30個のシュウマイ!フフフ...❤


ところで、私は最近海外のサイトで、面白い名前のパンを見つけました。その名は...


Hokkaido Milk Bread(訳すと、北海道牛乳パン)


この名前でググると、結構たくさんのレシピが検索結果に現れます!


初め、私はこれらのレシピが、海外在住の日本人の方が英語で綴っているブログのレシピと思ったの。でも、そうじゃないみたい。パンを作っているのはみな外人さんです。


でね、面白いのが、北海道牛乳パンと名付けているにも関わらず、北海道のもんはなんも使っていないの!(笑)海外のそこらのスーパーに売っている牛乳やバターを使って作っているのよ。じゃぁ、なんでこんな名前を付けるのさぁ...?(笑)


みなさんね、日本の食パン(多分、韓国や中国も含め?)って、独特なのをご存知ですか?


イギリスパンなんて名前のついたパンがあるから、イギリスのパンはみなあんな感じと思っている人も少なくないでしょうが、あれもこの北海道産の牛乳を使ってないのにこんな名前をつけているパンと同じで、イギリスではあんな山形パンは見かけません!


イギリスやアメリカの食パンってのは、ふわふわで1切れが2cm近い厚みのある日本のものとは全く違うのですよ!厚みは日本のサンドイッチ用パン同様に薄く、生地ももっとぱさっとしています。


紛らわしい名前を付けた牛乳パン、実はこれ、ふんわりもちもち食パンにあこがれる外人さん達の、『日本の食パン』再現レシピなのです。中にはそのままジャパニーズミルクブレッドと名前をつけたレシピもありました。


分量などは違えど、これらのレシピに共通して含まれている材料に、タンジョンと言うものがあります。


タンジョン、英語で綴ると、Tangzhong。この綴りを見たら、中国語ってのがすぐにわかりますよね。中国語なら、これを漢字で書くとこうなります。『湯種』


そうです!日本の食パンメーカーや、町のベーカリーでもやってるパン製法の1つ・湯種を使って、外人さん達はふんわりふかふかもっちもちな、日本の食パンを再現しようと試みているのです。


いろいろ調べてみると、このタンジョンと呼ぶ湯種法は、もともとは中国で生まれたもののようです。なので、日本のサイトで目にする湯種作りとは、ちょっと違います。


水と粉を鍋に入れ火にかけます。常時混ぜながら、洗濯糊のようになるまで加熱するのです。それを完全に冷まし、スターターとして本捏ねの生地に加え、あとはいつものパン作りと同様に、捏ねて発酵させ、形成して焼くだけなのです。


私ね、パンを焼いて一番がっかりするのが、焼きたてはふかふかもちもちのパンが、翌日になるとぱさっとしてしまうことです。


ホームベーカリーで焼く食パンもそう。焼き上がりはヤマザキのダブルソフトでも、翌日になると食感が全く違う!自宅で作る食パンには、グリセリンなんか加えてないんだから当然のことだけど。(笑)


このがっかり感が、タンジョン製法でパンを焼いたら、もしかしたら解決されるのではないかと思ったの。グリセリンを使わずに、ダブルソフトが自宅で再現できるのではないかと。


昨日、晩御飯を食べてから、タンジョン製法でちぎりパンを焼いてみたの。それがこれです!


焼きあがったらふかふかで、しかも表面に溶かしバターを塗ったら香りが良すぎて、シュウマイたらふく食った後なのに、1つ2つと、ちぎっては食いを繰り返してしまっただわよ。(爆)


でも、全部食べちゃいかん!翌日まで置いて、2つに割って、焼き上がり同様にダブルソフトなふんわりもちもち感が残っているかどうか調べて、初めてテストキッチンと呼べるの。なので、パンに伸びる手をぴしゃりと叩き、必死に食うのを我慢しましたワン。(笑)


で、今朝、残ったちぎりパンを2つに割ってみたのね。したら、焼き上がりと全然変わりなし!それどころか、しっとり感ともっちり感が増し、ますます美味しい食感になっていました!(驚)


焼いた翌日だっていうのに、パン生地はベロ~~ン、ベロリ~~ンと、まるでシールを剥がすみたいにめくれるの。めっさめさ、旨い!


私のこれまでのパン作りの中で、
間違いなく、最高傑作!



また次回タンジョン製法でパンを作った時に、過程写真も撮って詳しく作り方を説明しますが、それまで待ちきれないから、今すぐ作ってみたいとおっしゃる方のために、簡単に作り方を説明しておきますね。


タンジョンに使う粉の量は、レシピに使う粉総量の約11~12%。つまり、280gが粉の総量だとしたら、約30gをタンジョンに使えばよいのです。


タンジョンに使う水の量は、粉と1:5の比率になるようにします。つまり、30gの粉を使う場合は、その5倍・150g(=150ml)の水を使います。


この粉と水を、上で説明した通りに鍋に入れて火にかけ、常時かき混ぜながら洗濯糊状になるまで加熱するのです。出来たらボウルなどにとり、表面に膜が貼らないようラップを貼り付けて完全にさまします。


後は残りの粉や水、その他の材料と共に普通に捏ねて、普通に形成して焼くのみ。


ここに昨日私が作ったちぎりパンの材料をメモっておきますね。よかったら参考にして作ってみてください。


<材料 小12個のちぎりパン>

(タンジョン)

強力粉...30g
水...150ml

(本生地)
強力粉...250g
砂糖...小さじ1
塩...小さじ1
バター25g
牛乳...50ml
ドライイースト...3g


英語ですが、 こちら のYouTubeでタンジョンの作り方が丁寧に説明されています。ご覧になってタンジョンの固さなどを参考にしてくださいまし。


めさハッピーなパン製法に出会い、浮かれている間にシュウマイのことをすっかり忘れていますが、そうです、そうです、今日のメインの話題はシュウマイだったのでした。(爆)


シュウマイや餃子の時は、うちの旦那は絶対に御飯を食べない。なので夕べも他はスープとサラダのみ。


ちなみにこのにんにくとわかめの韓国風スープですが、残ったシュウマイの肉種を丸めてボイルし、お鍋の時のつみれ風にし冷凍保存したのですが、そのボイルしたお湯をストックにして作っています。


シュウマイは絶対に、イングリッシュマスタードを混ぜたリー&ペリンウスターシャーソースで食べるのが、我が家の決まりです。


ずっと食べたかったシュウマイなので、リーペリンつけて結構無制限にパクパク食べちゃったのに、その後に焼いたタンジョンちぎりパンが旨過ぎて、またパクパク食い、おかげで胃がもたれ、夕べはあんまぐっすり寝れなんだよ。(苦笑)