私、52年の人生で、今年の秋初めて、むかごを口にしました!チョキ名前は聞いたことがあったけれど、どんな形でどんな食感なのかも、全く想像がつかなかった食材です。食べてみると、意外や意外に私好みでした。合格


夕べはそのむかごを使ったお料理が晩御飯の献立でした。ネットで検索すると、殆どの方がこれでご飯を炊いたり、揚げておつまみにしてみたり。でも、なんとなくそれらは旦那うけしないように思った。特にご飯はNG。ダウン


そこで、洋もの料理に、この恐らく日本ならではの秋の珍味を使ってみたのです。したらさぁ、これが、思い付きで作ったとは思えない、超旨い料理に出来上がって、大、大、大満足な晩御飯になりましたワン!


ミネストローネアウトゥンノ


この前、お友達の絵留萌さんがブログで、むかごご飯を紹介していました。(その時の記事は こちら から...)それみて、いやぁ~~ん、食べてみたい!って言ったら、彼女、買って来てくれたのです!嬉しい...音譜


でもね、絵留萌っちたら、人にものをくれながら、かなりネガティブなことを言った。“そんな美味しいもんやないんよ!まぁ旬やから食べるって程度。あんま期待しないほうがいい!って。ガーン


で、むかごに興味津々だった私、帰宅するなり2粒ボイルして、どんな味で食感なのか試食してみました。


美味しいやん!キスマーク


子供の頃よく食べた、梅干の種の中の白い実に食感がちと似てて、私、好きかも...!ドキドキ


でも、絵留萌っちの言う通り、これでご飯を炊いたら、ただでもご飯はたくさん食べれない旦那は、恐らく一口でギブアップかなぁ...とは思いました。私はご飯にして食べてみたいけれど。


せっかくの旬のもの。なんと言っても、旦那には長生きしてもらわなあかんでねぇ、食べてもらわないとあきまへん!(笑)そこで、旦那も私も二人共が美味しくいただける調理法を考えました。


2粒食べたむかごの食感から、これはスープやブロスに加えて食べたら美味しいと感じた私は、豆とじゃがいもの代わりに、このむかごを加えたミネストローネを作ることを思いつきました。ひらめき電球


でも、トマト仕立てのミネストローネにむかごを加えちゃうと、せっかくの旬の食材が濃厚なトマトの色と味に圧倒されて影が薄くなっちゃうじゃない。そこで、同じミネストローネでも、スープの色がクリアな白バージョンにしましたよん。


以前、シアトルで、真夏のちょっと肌寒い日に、トマトの代わりに夏野菜を一杯加えたない夏のミネストローネと作ったことがあります。(その時の記事はこちら から...)イタリア語の夏を意味する単語を用い、ミネストローネエスターテなんて名付けてみました。晴れ


今回のミネストローネはその秋バージョン。もみじネーミングのアウトゥンノは、イタリア語で秋という意味らしいです。秋が旬のむかごの他に、秋野菜や秋から冬にかけて美味しくなる野菜をたっぷり加えています。チョキ


これがねぇ、もう、最高に美味しかった!合格私のこれまで作ったスープの中で、一番美味しいと評しても過言じゃない!クラッカー


絵留萌さんのお宅では、10代のお子さん達にはむかごご飯はあまり人気がないそうな。でもね、このスープだったら、お子さんだろうが、大人だろうが、むかごをパクパク食べれること間違いなしよん。グッド!


スープに加えた食感は、ニューベイビーポテトの更にベイビー版って感じ。サクサクっとしているようで、お芋のようにほっこりもしてて、本当、美味しかったよぉ!絵留萌さん、ありがとう!!!


<材料 6~8人分>

むかご...2カップ程度
ブロックベーコン、食べ易い大きさに切る...100g
バター...15g程度
ネギの白い部分、2~3mm幅に斜め切り...2本分
にんにく、粗みじん切り...2~3かけ
セロリ、5mm幅に小口切り...2本
人参、皮を剥き1cm角切り...1本
大根、皮を剥き1cm角切り...4cm程度
熱湯...1.5リットル
味の素固形コンソメ...5個
パセリのみじん切り...1/2カップ程度
ズッキーニ、3~4mm幅に切り分ける...1本
インゲン、2cm幅に切り分ける...1パック(10本程度)
冷凍グリーンピース...1/2カップ程度
パプリカ、1cm角切り...1個
エリンギ、食べ易い大きさに切る...大1本
塩、ブラックペッパー...適宜

(その他)
別湯でしたショートパスタ...適宜
削りたてのパルメザンチーズ...適宜(食卓用)

*私が使ったセロリはコストコで売っている4株くらい入った葉の付いていないセロリです。一般のスーパーで売っている長いものが1本で十分でしょう。


<作り方>

1.むかごをざるに入れさっと水をかけ、その後、ざるの面に擦りつけるようにして表面の汚れを取り除く。再び流水で綺麗に洗い水きりしておく。

2.フライパンを熱し、油を引かずにベーコンを炒め焼き目を付ける。(ベーコンに脂分が少ないようであれば、多少、分量外のオリーブオイルを加えてくださいませ。)ペーパーの上に取り出し脂切りしておく。

3.深鍋にバターを熱し、しんなりするまでネギを炒める。


4.3ににんにく、セロリ、人参、大根を加え、野菜全体が汗をかくまで2分程度炒める。


5.4にベーコンを戻し、熱湯と固形コンソメを加える。コンソメが溶けたらパセリを加え、火を弱めて蓋をし、1時間程度煮る。(この時、表面にリードキッチンペーパーを被せると、灰汁を吸ってくれるのでクリアーなスープに出来上がります。)


6.5にむかごを加え、蓋を戻し15分程度煮る。


7.6に残りの野菜を加え、再び蓋を戻して15分程度煮る。最後に味見をし、塩、ブラックペッパーで味を調える。


8.別途茹でたショートパスタを器に盛り、上からスープとその具を注ぎ入れたら出来上がり!パルメザンチーズを食卓でトッピングして食べるとなお美味しい!


塩は殆ど不要です。コンソメの塩分と、各野菜の風味がまざりあい、味付けしなくてもこのままでも食べれちゃうほど、兎に角美味しい!けど、ブラックペッパーはたっぷりの方が私は好きだけれど。ニコニコ


スープとは不釣合いですが、夕べはこれまた絵留萌さんからもらった黒豆の枝豆も食卓に出しました。


この黒豆の枝豆、以前叔母にもらって、なんちゅう旨い枝豆やねん!って、やめられない、とまらないになってしまったことがあるのですが、今回も絵留萌さんが美味しい茹で方を教えてくれたので、またまたノンストップで食っちゃいました。(爆)


むかごが手に入ったら、私にだまされたと思って、このスープを作ってみて。間違いなく、家族全員の“旨い!”が聞けるはずです。グッド!


そしてむかごが手に入らなかったら、パセリと同時に缶入りのカネロニか大豆の水煮を加え、むかごを加えるステップで、じゃがいもを1個1cm角に切って加えてくださいませ。


セロリは生でも煮ても絶対に食べれないって人には、残念ながらこのスープは不向きです。セロリを加えないと、この美味しさは出ません!マストよんビックリマークビックリマークビックリマーク


今日のお昼はスープの残りを温め直し、旦那と一緒にいただきました。少し和らいで来ているとは言うものの、我家の冷戦は、実は、未だ長引いているのです...(滝汗)

今日も読んでいただいて有難うございました。
今日は爺さんの好物、牛すじと茄子の煮つけを差し入れしたら、
病院のご飯も私の作ったおかずも、おまけに卵豆腐も、
全部、完食してくれました!(嬉)
今週は母のホームのピクニックにも参加。
また忙しい1週間になりそうですが、
私が元気を失わないためにも、
今日もどうか、応援を宜しくお願いいたします。