ここのところ、店舗の件や父の件、自営するにあたっての横のつながり作りや結婚式などで、晩御飯を家で食べる機会が少なかった。ガーン


なもんで、記念日に解凍しリゾットにしたラムのフレンチラックの半分を、翌日、ローストして食べるつもりだったのが食べるタイミングを逸し、危うく処分しないといけない段階まで達してしまいました。叫び


なので、それを慌てて煮込んだんだけど、煮込んでからもまた、晩御飯を家で食べる機会に恵まれず、名古屋から強風と雨の中戻ってきた昨日、ようやく温め直して食べることが出来ました。あせる


ラムチョップとネギのトマト煮込み


ラム肉の残りをローストし、手製のミントジェリーをしこたまのっけて食べるのを、旦那も私も超楽しみにしていた。音譜付け合せの野菜も、シンプルにボイルし、バターと塩こしょうで和えただけのネギと決め、2本も買って準備してたの。


ところがその翌日は道具屋筋まで調理器具の下見に行って、昼から串カツ山ほど食ってしまったので(汗)、晩御飯にラムを焼いて食べる気分じゃなかったし、翌日は食料品の輸入に関して関空まででかけ、ほとほと疲れてラムどころじゃなかった。むかっ


解凍したお肉だから、やっぱ、早めに食べてしまいたいじゃない。なのに、関空に出かけた翌日は、今度はネットワーク作りの交流会への参加予定があって、晩御飯はまたまた外で。ガーン


ローストラムにミントジェリーを一杯つけて食べると言う案は、残念無念、諦めざるを得なくなりました。でも、高価な大好物のラムは絶対に無駄にはしたくなかったので、ほんじゃ、煮込んで、次回自宅でご飯が食べれる日の為に寝かすことにしました。チョキ


しかしここで問題。ローストラムの付け合せ用に買ったネギの使い道。う~~ん、どうしたものか...?


そんな時、子供の頃からネギが大嫌いだった私を、大好きにしてくれたロンドン時代の同僚のことを思い出しました。ひらめき電球


家が同じ方向に住んでいたこの日本人の同僚とは、仕事が終わるとほぼ毎晩、1杯(正確には、いっぱい!爆)飲んで、バスを2台を乗り継ぎ一緒に帰っていました。ダブルデッカー


その乗り継ぎのバス停のすぐそばにスーパーがありました。酒を飲んで小腹が空いている時は、いつもそこに立ち寄って、これまた二人で仲良くお買い物したのでした。ともだち。


私は今と違い、ロンドン独身時代には週日は一切料理をしない人だった。お腹が空いたら出来合いを買う。でも、彼女は決まって、家に帰ってから作る料理の食材を買っていました。と言ってもね、生パスタにレディーメイドのパスタソースくらいだけど。(爆)


パスタソースはクリーム系を買っていることもあれば、トマト系を買っていることもあった。でも、必ず買っていたのがリーク(西洋ネギ)でした。ねぎ


ネギが大好きな子で、どうやって料理して加えていたのかは知らないけれど、出来合いのソースに大好きなネギを加えるのが美味しいんだと言ってました。


初めの頃、ネギを買う彼女を見る度、ネギが大嫌いだった私は、よくまぁあんな不味いもんを、毎日のように食べて飽きないなって飽きれて見てたんすが、だんだんね、ほんまに旨いんやろうか?いっぺん試してみたろうかいなと思うようになって来たのです。(笑)


で、ある日、人生初のネギを買いました!叫び、何を作ったかは忘れたけれど、食べてみたの。したら、旨いやん!彼女が毎日食べても飽きないのが、その時私には理解出来ました。


私、その時既に43くらい。子供の頃から大嫌いだったネギの美味しさが、その歳になってやっと分かり、以降、ネギが大好きになり、挙句の果てには、国花がリークのウェールズ出身の旦那と結婚してしまいました。ウェールズ


話は長くなりましたが、今回のトマト仕立てのラムの煮込み煮は、たまねぎの代わりにネギをたっぷりと入れてます。そして、旧友がしていたように、その煮込みをパスタのソースにしていただきました。


正直言って、ラムはちょっと苦手...って方には、かなりハードルの高い料理です!でも反対に、ラム好きにはたまらない、こってりラム風味が効いた、実に美味しい煮込みに仕上がっています。合格


<材料 2人分>

ラムチョップ...4本
オリーブオイル...適宜
ネギの白い部分、斜め切り...2本分
にんにく、粗みじん切り...2~3かけ
赤ワイン...100ml
カットトマト缶...1缶
水...100~150ml
味の素固形コンソメ...1個
塩ブラックペッパー...適宜
パセリのみじん切り...大さじ3程度
ローレル...1葉
タイム...2~3本


<作り方>

1.焦げ付かない加工が施されたフライパンを熱しラムチョップを載せる。中火で蓋をし、こんがり焼き目が付くまで蒸し焼きする。上下を返し、もう一方の面にも同様にして焼き目を付ける。一旦皿の上に取り出す。


ラムは非常に脂っこい肉です。
ラムの脂肪はダイエットに良いとか、ざけた話が以前飛び交っていましたが、
ラムの脂肪は人の体に吸収され難いというだけで、
油断して食べてたら、絶対私みたいにデブります!(苦笑)
なので、ここでしっかり焼いて、出来るだけ脂肪を燃焼させませう!
チョキ

2.フライパンの底に溜まったラムの脂肪を惜しみなく処分し、ペーパーで汚れを拭き取り、新たにオリーブオイルを少量熱してネギをいためる。こんがりと焼き目が付き、しんなりするまで数分しっかり炒める。にんにくを加え、更に1分程度炒める。


3.2にワインを加える。煮立ったら量が半分くらいになるまで煮詰める。


4.3にカットトマト缶を空け、空き缶に水100~150ml程度を加えてすすぎ、同様にフライパンの中に加える。煮立ったら固形コンソメを加えて溶かし、塩、ブラックペッパーで軽く味を調える。

5.4にラムを戻し(皿の下に溜まった脂肪は入れちゃあきませんでぇ~!)、パセリを散らし、ローレルとタイムを浮かべる。再び煮立ったら火を弱めて蓋をし、30~40分ことことと煮る。(煮過ぎ注意!)


私はタイムの葉が枝からちぎれてシチューに混ざるのが嫌いなのと、
出来上がってからローレルを探すのが面倒なので、
100均の出し袋(小)に、この2つを詰めて浮かべました。
 
これを作ったのは土曜日の朝。ところがそのままずっと食べそびれ、冷蔵庫で煮汁にマリネしながらじっくり熟成することに。そして昨日!


台風の中、私よりも酷い方向音痴の旦那が2、3回、カーナビをみながらも、道に迷って遠回りして名古屋から戻り、台風で外食も出来ないし、スーパーに言ったら臨時休業しているし、料理をするにも材料がないしって晩に、この煮込みを食べました。グッド!


旦那が、セージの葉を1葉デコしたらいいってからしたけれど、あんたのセンスって...(滝汗)


まぁ、食ったら同じだけれど、私にセンスないってぼろっかす言う割には、あんたもあんま、センスないよね!にひひ


見かけはNOセンスな料理でも、味は天下一品よ!ラム好きにはたまらない、濃厚な煮込みに出来上がりました。


そして、私のロンドン時代の旧友が、毎日の様に食べていたネギ入りパスタ。彼女が飽きなかったその理由を、昨日、このパスタを食べて初めて納得しました!ラブラブ

今日も読んでいただいて有難うございました。
カフェの店舗が決まりそうで、なかなか前進しません。
長引けば長引くほど、どんどん自信を失っていく私。
本当にこのビジネスで食っていけるんやろうか...不安!
そんな私に応援クリックで、今日も勇気付けて下さいませ。
いつも本当に有難うございます!