私がスコーンのレシピをブログにアップすると、アクセスが急上昇します!クラッカー


客引き目的にしょっ中スコーンを焼いて記事にしたら良いよね!(爆)でも、私自身はスコーン焼きにはもう全く関心がありません!エゲレス時代から何年も、納得行くスコーン作りを目指し、やっと、究極と呼べるスコーン のレシピを完成させちゃったからねぇ...(笑)


しかしここに来てカフェをしようと言う話が持ち上がった。したらさぁ、日本では味わえない、本場の本物のスコーンをメニューに加えたいじゃない。で、究極のスコーンを越えるスコーンがあるかも知れないと、また研究を再開したのです。


その第一弾が、今日の午後焼いたこのスコーンです!


ラードスコーン


キャンピングカーで移動中、カフェを開こうかと言う話が夫婦の間でほぼまとまりました。エゲレス人と殆どエゲレス人化した夫婦のカフェよ。メインの売り物の1つは、やっぱスコーンじゃない。(笑)


で、旦那が運転中、助手席に座って、“究極を越える”スコーンレシピのヒントになるものはないかと、携帯でちまちまネット検索していた私。こんなページ を見つけました。


リンク先のページの最後の方に登場する、“ナショナルトラスト”のレシピを見た時、これまで何年もスコーン研究をしてきた私は、自分自身の盲点に気づいたのです!


スコーンは恐らくスコットランドで生まれたであろうと言われる簡易パン。いつ頃から動物性脂肪が含まれ出したのかは知らないが、数百年前のエゲレス、スコットランド、アイルランドと言えば貧しく、簡易パンを焼くのに、庶民がバターなんか使える身分ではなかった。


当時の庶民がバターの代わりに使った動物性脂肪、それはラードであることは間違いない!私のレシピのスコットランドのふかふか朝食ロール にも、バターの代わりにラードを使っています。


あぁぁ...私としたことが、なんでこんな簡単なことに気づかなかったのやろう!


バカ、バカ、バカ!オバハンのバカ!
ついでにデブで、大女!
ドクロ


もしかしたらショートブレッドだって、元はラードを使って焼いたビスケットだったのかもしれないよね?沖縄のチンスコウ風のビスケットが、元々のショートブレッドの味であったのかも知れない!?


家のインスペクションも終わり、後は明日出るその結果に基づいて、今週日曜日までに売り手が最終のオファー額を提示する段階まで漕ぎ着けました。(買わない!って言ってくることも考えられるけどね...滝汗)


とりあえず家のことが一段落ついたので、旅行中から早く焼いてみたくて仕方なかったラードスコーンを、どんな食感で風味なのかワクワクしながら、今日の午後、やっと焼いてみることが出来ました。


念のため、このブログで紹介するレシピは、リンク先のレシピを参考に、私が少し手を加えております。


<材料 12~13個分>

強力粉...165g+打粉用
薄力粉またはケーキフラワー...165g
ベーキングパウダー...小さじ4.5
...小さじ1
バター、角切りした冷蔵庫から出したてのもの...50g
ラード、バターと同サイズに切り分けた冷蔵庫から出したてのもの...50g
グラニュー糖...大さじ1
牛乳...120~130ml+表面に塗る分
サラダ油...適宜

*リンク先の粉は、あらかじめベーキングパウダーを含んだセルフレイジング(雨ではセルフライジング)を使っていますが、この粉は塩分が結構強く美味しくないので、強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、塩を合わせてこれに似せたものにして使っています。

**日本のラードはチューブに入って売っていますが、チューブごと冷蔵庫に入れると絞り難いので、50gお皿に出して冷蔵庫で冷やしてからご利用くださいまし。


リンク先のレシピではバターとラードを室温に戻していますが、
私はやっぱ、この手のものを作る時には、
脂肪はキンキンに冷えている方が良いと思いますです。


<作り方>

1.オーブンを200度で予熱する。予熱が完了したら、トレーをオーブンに入れ10分温める。(生地の形成が終了すると同時に、即、10分温めたトレーに載せられるよう、タイミングを見計らって下さいませ。)

2.強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、塩を合わせ、3回ふるいにかける。


セルフレイジングまたはセルフライジングフラワーというのは、
海外で一般に使っている中力粉に似た粉より少し軽い粉に、
ベーキングパウダーと塩を加えたものだそうです。
でも、実際にこの粉でケーキを作ると、薄力粉より断然重い仕上がりになる!
そこで、中力粉と薄力粉のちょうど中間な粉にするため、
面倒でも3回ふるって、粉に空気をたっぷりと含ませてみましたよん。


3.2に砂糖、バター、ラードを加え、ペーストリーブレンダーか指で、さらさらそぼろ状になるまでしっかりと粉に擦り込む。


4.3に牛乳を120ml加え手で手早くひとまとめにする。生地の具合は、触ると手に少しべっちゃりした生地がつく程度。硬すぎる場合は、残りの牛乳を加えて調整する。

5.生地がひとまとまりになったら、打粉をした台の上に取り出し、手のひらで1.5cmの厚みに押し伸ばす。


スコーンの生地は、スムーズにしようとして捏ね過ぎない様に!
上の写真の生地のようにラフな表面でも、とりあえずひとまとまりになればオーケー。


6.5~6cmのクッキーカッターで型抜きする。


この時、グイグイっと型をねじりながら型抜きしたり、
型抜きした後、指で切断面を整えたりしないよう注意!
そうするとスコーンは綺麗に膨らみません。


7.スコーンの表面に牛乳を塗る。


私は13個型抜きし、4個だけ焼きました。
残りは冷凍し、日数的にどれくらいの期間まで冷凍しても膨らむか、
近い将来の為に、今回調べてみることにしたのです。

8.オーブンから10分温めたトレーを取り出し、サラダ油を薄く塗る。


スプレー式の油があれば利用されると便利ですね。
私はどうもあのスプレー式が嫌いで、家にあるんですが、
日本風なこの油引きを使ってトレーにサラダ油を塗りました。

9.熱々トレーにスコーンを即並べ、オーブンに入れて15~17分焼く。


究極のプレーンスコーンの焼成温度がちょっと高すぎていつも焦げる為、
今回は温度を少し下げてみました。


10.焼きあがったスコーンはワイヤーラックに取り出し、5~6分、粗熱を取ってから、バター、ジャム、クリームなど、お好きなものを塗っていただく。


ちなみにこのラードスコーンなのですが、期待以下に膨らまなかったのです!ダウン


この写真はオーブンのドア越しに撮った、5分経過の写真です。


そしてこちらが15分経過した時点の写真。初めの5分ほどに2倍に膨らんだと思ったら、後は皆様あこがれの“スコーン腹割れ現象”が起こりませんでした。(笑)


粗熱の取れたスコーンを割ってみると、脂肪分が多いため、結構バラバラっと砕け易い。切った面も、究極のプレーンスコーンのように、生地がビロ~~ンとパンの様にめくれたりしません。ずっしり重い感じ。


この時点で、失敗かな...と、完全やる気を失った私ですが、とりあえず、ジャムと生クリームを塗って、旦那3個、私1個の試食会となりました。


ところが、食べてみるとね、生地の隅々まで動物性脂肪が行き渡っていると言う食感で、卵を加えたケーキタッチなスコーンが現代風スコーンなら、これはまさに伝統的な英国風スコーンそのもの!合格


カフェのメニューにスコーンを加え、食べた人が“これこれ、スコーン、スコーン”と納得するのは、ケーキタッチな究極のプレーンスコーンだと思う。


でも、エゲレスで本場のスコーンを食べたことのある人なら、このラードスコーンを食べると懐かしい味と食感で、絶対にこっちを選ぶだろうと思われるスコーンです。


本場のスコーンの味や食感、風味を味わってみたいと思われる方は、是非是非このスコーンを一度作ってみてくださいませ。腹が割れれば上出来スコーンと言う考えが間違いであることを、これを食べたら理解していただけると思います。


ところで、昨日レシピブログさんからメールが届き、このブログのタイトル画像にも使用している夏野菜のごちそうキッシュ を、夏のホームパーティーこんだてコンテスト のおすすめレシピの1つに、ピックしていただいたご連絡を受けました。


最近さぁ、もう全然掲載だのなんだの、おいしい話が全くない私のブログ。ドクロ久しぶりにこんなご連絡をいただいて、舞い上がるほど嬉しかったワン!クラッカー音譜キスマーク


レシピブログさんのこんだてノートをご利用の皆様、次回のこんだて作りに、どうぞ私のキッシュも採用して下さいませ。宜しくお願いいたします。

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