私が小学4年生の頃、実家のある町にマックがオープンしました。私ね、両親が私の歳の割りに年配で、こういう舶来もんに関する知識も関心もなかったから、一度入って食べてみたいと思いながら、3年くらい、店の横を通り過ぎるだけだったのです。


若い人達からは、“ただのファーストフードレストランやろうが!”って笑われるでしょうが、初めて入店した時の感動は、40年経った今でも忘れられません!未だマックに入る度あの時の感動が思い出され、ドキドキします。私にとっては永遠に憧れのレストラン!ラブラブ


夕べはその憧れのレストランの人気商品が我家の献立でした。と言っても、買って来たんじゃありませんよ!雨のチキン事情を知ってしまった今では、憧れのマックとは言え、チキン商品だけは絶対に手を出しません!(爆)


自宅再現!?チキンマックナゲット


一昨日、野暮用でシアトルまで出かけました。“かあちゃん、すぐ帰ってくっからなぁ!”って犬ころに約束して家を出たのに、せっかく来た久々のシアトルでブラブラし過ぎ、ずい分長い時間留守番をさせてしまいました。


そのお詫びに、帰宅途中ペットショップに立ち寄り、おしゃぶりをお土産に買って来ました。


ハイドを買おうと手に持っていたら、店員のおねぇちゃんが、こっちの方が絶対に喜ぶと言うので、そのアドバイスに従い、“牛の角”を2本買いました。犬のおもちゃとかおしゃぶりって、本当、高いんだよね!(苦笑)2本で28ドルだよ!おったまげた!!!叫び


帰宅し、喜ばせてやろうと思って早速角をやると、2匹ともしゃぶらないの!(苦笑)


コストコで買う、めっさ臭い12本で20ドルほどのハイドをやると、くちゃくちゃ、くちゃくちゃ陶酔してしゃぶるくせに、28ドルの角もしゃぶれ、馬鹿!(怒)


ペットショップから車でほんの1分ほどのところに、私の大嫌いな、おしゃべり店員が超ウザイ、トレーダージョーことトレジョがある。口よりも手を動かせ!って毎回レジでムカつくんだけれど、品物が良い割りに安いので、最近ちょくちょく立ち寄るようになりました。(苦笑)


この日もついでだからちょっと立ち寄ってみた。したら、目に付いたのがこちら!鶏のささ身です。


鶏肉はあんまり好きじゃない上に、胸肉は特に嫌い。その胸肉の中でも最も淡白なささみは、普段なら絶対に買わない部位。でも、これを見て即、頭に浮かんだのが、ずい分長い間揚げていないチキンナゲット。


オーガニックチキン450g強が、7ドルちょいとは悪い値段じゃない。て、ことで、これを買い、久々にチキンナゲットを作ることにしました。


チキンナゲットと言うと、ぴよさんのチキンナゲット が我家の定番!私、他のブロガーさんのレシピを参考に料理し、ここまで美味しいものが作れたことはなかったです!シンプルなのに、本当、美味しいの!


旦那も、爺さんも、婆さんも、そして私も、大絶賛のチキンナゲット!


今回もこのレシピで作るつもりをしていたのだけれど、料理を始める直前になって、ふと、カーネルのフライドチキン 自宅再現に続き、今度はドナルドのチキンナゲットを自宅再現してみっかなぁ...と言う好奇心が沸いてきたのです。(爆)


早速、チキンマックナゲットの原材料と、その製造過程をネットで調べてみたワン!


まず原材料はこちらウィキペディア に詳しく書いてありました。これを参考に、チキンマックナゲット用のシーズニングを調合してみましたよん。こちらです!


ガーリックパウダー、パプリカ、ローズマリー、塩、ブラックペッパー、それに味の素です。


味の素(MSG)は絶対に料理に使わない!と言う人が多いけれど、ケンちゃんのフライドチキン同様に、残念ながらファーストフードの自宅再現は、味の素の力なしでは無理です!


同じうまみでも、甘味と書く砂糖のうまみでごまかそうとしても、どうしても味の素の力には及ばない!


ガーリックパウダーからブラックペッパーまでのスパイスや調味料を調合しても、なんかボケた味!で、味の素を少々加えてみたら、いっぺんにマック風な味に大変身!一発目の調合で、これで調理しようと思うシーズニングが出来上がりました!クラッカー


次に、こんな記事 を見つけました。チキンマックナゲットに、ピンクスライミー を使っていないと主張するマックが、そのカナダの工場でのマックナゲット製造過程を写真や動画で公開しているものです。


動画に出てくるおねぇさんの丸鶏の骨抜きは、ジャックペピン も真っ青な手際の良さで、ビックリした!叫び


日本ではチキンナゲットと言うと、殆どの人が鶏ミンチを使ったり、胸肉をプロセスして作るけれど、海外では普通、胸肉やささみを薄く延ばし、一口サイズに切ってシーズニングし、あとは揚げるだけのシンプルなものなのです。


こっちでは胸肉の方が、ももよりも高価な部位なんです!その高価な部位の肉を、わざわざ潰して調理するなってことっしょ。(笑)


でも、私はこのマックの製造過程を参考に、日本風にささみを細かく刻んで作ることにしましたワン。


ではでは、チキンマックナゲットの自宅再現レシピです。


<材料 2~3人分>

(シーズニング)
ガーリックパウダー...小さじ1/2
パプリカパウダー...小さじ1/2
ドライローズマリー...小さじ1/4(←ブログの後半を必ずお読みくださいませ!)
塩...小さじ1/4
ブラックペッパー、挽き立てのもの...小さじ1/4
味の素...数振り(←これはマストです!!!)

鶏ささみまたは皮を取り除いた胸肉...450g
ドライシェリー...大さじ1(なければ日本酒を同量)
卵...1個
コーンスターチ...大さじ2

(衣)
小麦粉(薄力粉でもオールパーポスでも)...1/2カップ
コーンフラワー...1/4カップ(コーンスターチとはちゃいますよ!)
ベーキングパウダー...小さじ1/4
溶き卵、全卵に牛乳大さじ1を加えてよく溶きほぐしたもの...1個分
油...適宜

*日本製のカップで量っても全く問題ありませんが、一応念のため、私の使っているアメリカサイズの240mlカップとの比較を書いておきます。アメリカンカップの1/2は日本製カップの120ml、1/4は60mlのメモリまでとなります。


<作り方>

1.シーズニングの材料を全て合わせよく混ぜておく。

2.ささみを利用する場合は、シニュー(白い腱)を取り除く。ささみ、胸肉、いずれを利用する場合も、包丁で細かく刻み、何十回も叩いてすり身状にする。(フードプロセッサーはお勧めしません!)

3.2のすり身状の鶏肉にシーズニング、ドライシェリー、卵、コーンスターチを加え、スプーンでよく混ぜ合わせる。

4.オーブントレーなどにパーチメントペーパー(クッキングシート)を敷く。3の鶏肉を大さじ1程度ずつ手に取り小判型に形成し、ペーパーの上に並べる。ラップを被せ、冷凍庫で30分程度凍らせる。


ハンバーグの種と違い、つくねのようなベタベタする種なので、
手を水で湿らせて形成すると扱い易いです。
衣が付け易いので、必ず冷凍庫でルイベ状にしませう。
 
5.小麦粉、コーンフラワー、ベーキングパウダーを合わせよく混ぜ合わせる。冷凍庫から取り出したナゲットに粉をまぶし、溶き卵に潜らせ、再び粉をつける。フライパンに厚めに熱した油でカラッと揚げる。


昨日はこのチキンマックナゲットに、ボイルしたスイートコーンと、じゃがいもとスイートポテトのオーブンチップを付け合せました。私が嫌いと言う海外のオレンジ色のスイートポテトが、これですよん!


私は嫌いでも、犬ころ2匹はこの甘いスイートポテトが大好き。なもんで、コストコでお得なパックを買って来たのです。それを人間様もちょっといただきました。(←犬の餌を横取りすんな!滝汗)


昨日、5時にガーデナーのおっさんが、庭の修理の見積もりに来る事になっていたの。なのに、6時になっても、7時になっても来ず、もう今日は来ないと思って夕飯を作り、そろそろ食べようかなと思う8時ごろになって、ひょっこり来よりました!(苦笑)


日本とは違い、海外では、“お前ら商売したいなら、もっと客を大事にせい!”ってムカつく、ええ加減な業者が一杯です。正直、来ただけまだましな方!こう言う奴らと付き合うには期待は絶対にしないこと。期待するだけ、精神衛生上良くない!(笑)


なもんで、せっかく出来上がったオーブンチップスを、旦那がガーデナーとの話を終えるまでオーブンで保温しておいたら、かなり焦げ焦げになってしもうた。(涙)ナゲット用のソースは、上のぴよさんのナゲットの記事でご紹介した、スイート&サワーディップです。


さて、自宅再現は成功したでしょうか?ひとつ食べてみませう!!!


点数的には、95点の出来です。減点5点の理由は...


マックを敬遠する人達に言わせると、これはとても美味しいチキンナゲットだと思います!でも、子供時代の記憶から、世間からいくらバッシングされても、マックは永遠に憧れのレストランと敬っている私の様な人間には、これはチキンマックナゲットではないです!


味がソフィスティケートされいて、あの質の悪い鶏肉を、ベタベタ油で揚げたチキンマックナゲットと違い、上品過ぎるのです!これはチキンナゲットの域を超えていません。もっと下品な味でなくちゃ、チキンマックナゲットとは呼べないんです。(苦笑)


上品な味になり過ぎた原因はローズマリーです。


私は450gの肉に対し、控え目に小さじ1/4だけローズマリーを加えましたが、それでも多すぎ!多分、小さじ1/8くらいで十分だと思う。もしかして、ローズマリー入れた?程度の、ほのかな香にしたら、これは間違いなくチキンマックナゲットと呼べるはずです!


フードプロセッサーでささみをプロセスしない方が良いのは、食べた時、食感が不ぞろいなのが、また一層チキンマックナゲット風なのです。


また、スイート&サワーソースを作りましたが、さすがチキンマックナゲットに似せて作ったナゲットだけあって、最もよく合うソースは、マヨネーズ、もしくはマヨネーズとケチャップの組み合わせでした。


マックの製造過程では、胸肉にもも肉(赤身肉)や皮も加えてプロセスしていました。次回はささみ、もしくは胸肉と、もも肉を組み合わせて肉種を作ってみようかと思っています。


口に入れると、淡白なチキンナゲットですが、実は、マックのナゲットには、同じ鶏肉でも脂っこい部位が含まれているってことなんですなぁ。毒ほど旨いものはない。だから、チキンマックナゲットは人気商品なのかもしれない。


でも、初回のトライアルにして95点は、ええ線まで行ってるでしょう。自宅再現もの、私はいつもエンジョイしながら料理しています。(笑)

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