おせちを作ると、絶対に残るのが黒豆と栗きんとん。黒豆は両親と過ごす正月なら、爺さんが大好きで普段でも母に作ってもらう人だから残る心配はない。でも、栗きんとんは甘いもの好きの父も苦手みたいで、絶対に大量に残るんだよね。
食べないなら作るなよの世界ですが(汗)、食べなくてもやっぱりお重に詰めたいのも栗きんとん。それでも今回は3世帯で分けたので、我家に残ったのはカップ1杯弱。それなのに、元日から二人ともただの1回も手をつけてないです。(爆)
2年前、残った栗きんとんで“栗きんパン ”を作ってブログで紹介したら、もの凄い反響があった!今年もまたまた残った栗きんとんをパンにリメイクしてみたのですが、今回は和ではなく、アメリカ~~ンなパンにリメイク。また受けるか知らん...?(笑)
スイポテ栗きんロール
栗きんは分かるけれど、スイポテってなんでんねん?と思われた方。スイポテとはサツマイモこと、英語でスイートポテトの略です。日本人ってなんでも略すのが好きだから、それを真似て略してみただけのことだすぅ。(笑)
雨やエゲレスのスーパーにもスイートポテトは売っています。でも、見かけは日本のサツマイモとそっくりでも、中身はかなり違っていてオレンジ色なのです。オレンジ色の栗きんとんを作ったってしゃーないでしょう。(笑)
だから年末にウワジマヤにおせちの材料を買出しに行った際、中が黄色い日本のスイートポテトを買って来て栗きんとんを作りました。
芋ってね、時々裏切るじゃない。外側は綺麗だし、皮を剥いても美しい肌をしていると油断していたら、包丁を入れた途端、中から黒く変色した腐りが顔を出すことがある。
栗きんとん用のサツマイモなら1本で十分なんだけれど、1本だけ買って帰りそれが腐っていたら、またウワジマヤまで出直さないと、オレンジ色の栗きんとんを作る羽目になる。なもんで、念のため、2本買って来たんです。
栗きんとんを作るのにその内の1本を切ってみたら、幸い中は腐っていなかった。でも、ってことは、1本サツマイモが残ってしまいました。
私は芋類が嫌いなのに、中でもサツマイモは特に苦手な芋。芋大国の芋おやじの旦那も、じゃがいもには目がなくても、サツマイモは甘いからってあんまり食べたがらない。高価なサツマイモはこのままではその内本当に腐って処分することになる...
そこで、残った栗きんとんとサツマイモを、無駄にせず同時に食べ切ってしまえる、一石二鳥の菓子パンを考えました。それが今日ご紹介のスイポテ栗きんロールなのです。
ちなみに私の場合は2、3個残っていた栗の甘露煮も、このロール作りに使ってしまったので、一石二鳥どころか三鳥!(嬉)
サツマイモは蒸して皮を剥いてから裏漉ししてピューレにし、パンの生地に練りこんでしまいました。また、パンの生地の割りに栗きんとんの残りが少なかったので、生地に入れた残りのピューレを栗きんとんに加えて嵩増し。
栗きんとんもサツマイモも無駄にすることなく、完全に“食べ切ってしまった”よん!って、正確には自分で食べ切ってないんだ。旦那の会社にこのロールを差し入れしました。(滝汗)
しかし、わざと1つ余分に作って、それを夫婦で半分個して味見したんですが、旦那曰く、イースターに食べるホットクロスバンズよりも旨いって。旦那の好きなあのホットクロスバンズより旨いって言うんだから、これまた栗きんパンに続くヒット菓子パンよ!(笑)
<材料 16ロール>
サツマイモ...1本(400g程度)
レモン汁...少々
(パン生地)
強力粉...210g+打ち粉用
薄力粉...210g(オールパーポスまたはプレインフラワーのみ420gでもOK。)
塩...小さじ1.5
ソフトブラウンシュガー...大さじ2
シナモンパウダー...小さじ1
ナツメグパウダー...小さじ1/2
ジンジャーパウダー...小さじ1/2
バター...60g
レモンの皮、おろしがねで摩り下ろしたもの...1個分
水...80ml*
牛乳...80ml*
ドライイースト...小さじ2
(フィリング)
栗きんとんの残り、栗を取り除く...170g+**
栗の甘露煮、細かく刻む...4~5個(栗きんとんから取り除いた栗も含めて)
カランツもしくはレーズン、ラム酒大さじ1を加え1000Wのレンジで1分加熱...50g
(メープルシロップアイシング)
粉砂糖...60g
牛乳...大さじ1弱
メープルシロップ...小さじ2
(その他)
バター、型に塗る分...適宜
溶き卵、卵黄1個と牛乳大さじ1を溶いたもの
*水と牛乳の分量は、サツマイモの水分によって調整して下さいませ。ちなみに上の分量は私が昨日加えた量。私の使ったサツマイモは、水っぽくもなく、ドライすぎもしない極々普通なサツマイモでした。
**私の栗きんとんは100gほどしか残っていなかったので、サツマイモのペーストを加え170gにしました。しかし、生地が結構多いので物足りない感ありでした。200g以上の栗きんとん、もしくは栗きんとんとサツマイモのピューレを混ぜたものをフィリングにしても良いかも。
<作り方>
1.サツマイモは丸ごと蒸し、皮を剥いて適当な大きさに切り分け裏漉しする。即レモン汁を少々加えてよく混ぜ合わせ室温に冷ます。
2.ホームベーカリーの容器に生地の材料全てと、1の内160gを投入し、生地コースを選択する。(残ったサツマイモのピューレは、必要に応じて栗きんとんに加えよく混ぜあわせておきます。)
3.生地コースの終わった生地を打粉をした台の上に取り出す。パンチダウンして濡れ布巾を被せ、10分程度ベンチタイム。
4.3の生地を再びパンチダウンし、麺棒で横40cmx縦30cm程度の長方形に延ばす。栗きんとんの残り(または栗きんとんにサツマイモのピューレを足したもの)を生地の表面全体に万遍なく塗る。
5.刻んだ栗の甘露煮、レーズンを散らし、ロールケーキの要領でクルクルクルっと巻く。巻き終わりをしっかり指で摘んで閉じて底になるようにして置き、包丁で16等分する。(包丁は切る都度濡れ布巾で汚れをふき取って下さいまし。)
6.あらかじめバターを塗った型にロールを並べる。濡れ布巾を被せ、約40分程度、2倍に膨れるまで2次発酵。
7.溶き卵を全体に塗り、180度で予熱を済ませたオーブンで、30~35分、もしくは表面にこんがり焼き目がつくまで焼く。(私は40分焼きました。)
8.焼きあがったロールは型から抜き、ワイヤーラックの上で冷ます。(私は持ち運び用のアルミフォイルの容器で焼いたので、型に入れたままの状態で冷ましました。
9.アイシングの材料を合わせてよく混ぜ合わせる。冷めたロールの表面に、好みの絵柄、もしくはアトランダムにアイシングする。
私は昨日は甘いもん大好きな雨人さん達のために、上の分量の2倍のアイシングを作り、態とにでたらめにたっぷりと塗ってみました。(笑)
綺麗な線を描いたアイシングも良いけれど、アバウトな雨人が作ったロール風に、べったりアイシングってのも時には悪くない。(爆)
栗きんとんってあんまり好きじゃないのに、今年は、あぁ...もっと作ればよかった...!と、このロールを味見して思った。もっとたっぷりと生地に塗りたかったなぁ。
ホットクロスバンズの生地風にスパイシーにしてみたのだけれど、甘い栗きんとんとそれが非常にマッチし、旦那の言う通り、確かにホットクロスバンズよりも旨かった。今年のイースターには栗きんとんを作り、このロールを代わりに焼こうか知らん...(笑)
ところで、昨日このロールのアイデアが生まれた時、アイシングもいつものじゃなく、ちょっと凝ってみたいな...と、エスカレートしちゃった私。初の試みでメイプルシロップを加えたアイシングにしたのですが、これね、すげぇ~よっ!
見て見て!
今朝出勤前の旦那に、持って行かそうと思ってロールの表面を見たら、蜜ってるやおまへんか!
これはメープルシロップ効果だよね!?それとも、栗きんとんには栗の甘露煮のシロップが入っているから、それも影響している訳?
いずれにせよ、ネトネトっていう表現はあまり聞こえが良くないけれど(笑)、この蜜ったロールを見てたら、同僚達に食わせるのがもったいない、自分が食らいつきたいって衝動に駆られたワン。(爆)
来週は黒豆たんのリメイクも考えないと。また同僚達に食ってもらおう。(爆)
食べないなら作るなよの世界ですが(汗)、食べなくてもやっぱりお重に詰めたいのも栗きんとん。それでも今回は3世帯で分けたので、我家に残ったのはカップ1杯弱。それなのに、元日から二人ともただの1回も手をつけてないです。(爆)
2年前、残った栗きんとんで“栗きんパン ”を作ってブログで紹介したら、もの凄い反響があった!今年もまたまた残った栗きんとんをパンにリメイクしてみたのですが、今回は和ではなく、アメリカ~~ンなパンにリメイク。また受けるか知らん...?(笑)
スイポテ栗きんロール
栗きんは分かるけれど、スイポテってなんでんねん?と思われた方。スイポテとはサツマイモこと、英語でスイートポテトの略です。日本人ってなんでも略すのが好きだから、それを真似て略してみただけのことだすぅ。(笑)
雨やエゲレスのスーパーにもスイートポテトは売っています。でも、見かけは日本のサツマイモとそっくりでも、中身はかなり違っていてオレンジ色なのです。オレンジ色の栗きんとんを作ったってしゃーないでしょう。(笑)
だから年末にウワジマヤにおせちの材料を買出しに行った際、中が黄色い日本のスイートポテトを買って来て栗きんとんを作りました。
芋ってね、時々裏切るじゃない。外側は綺麗だし、皮を剥いても美しい肌をしていると油断していたら、包丁を入れた途端、中から黒く変色した腐りが顔を出すことがある。
栗きんとん用のサツマイモなら1本で十分なんだけれど、1本だけ買って帰りそれが腐っていたら、またウワジマヤまで出直さないと、オレンジ色の栗きんとんを作る羽目になる。なもんで、念のため、2本買って来たんです。
栗きんとんを作るのにその内の1本を切ってみたら、幸い中は腐っていなかった。でも、ってことは、1本サツマイモが残ってしまいました。
私は芋類が嫌いなのに、中でもサツマイモは特に苦手な芋。芋大国の芋おやじの旦那も、じゃがいもには目がなくても、サツマイモは甘いからってあんまり食べたがらない。高価なサツマイモはこのままではその内本当に腐って処分することになる...
そこで、残った栗きんとんとサツマイモを、無駄にせず同時に食べ切ってしまえる、一石二鳥の菓子パンを考えました。それが今日ご紹介のスイポテ栗きんロールなのです。
ちなみに私の場合は2、3個残っていた栗の甘露煮も、このロール作りに使ってしまったので、一石二鳥どころか三鳥!(嬉)
サツマイモは蒸して皮を剥いてから裏漉ししてピューレにし、パンの生地に練りこんでしまいました。また、パンの生地の割りに栗きんとんの残りが少なかったので、生地に入れた残りのピューレを栗きんとんに加えて嵩増し。
栗きんとんもサツマイモも無駄にすることなく、完全に“食べ切ってしまった”よん!って、正確には自分で食べ切ってないんだ。旦那の会社にこのロールを差し入れしました。(滝汗)
しかし、わざと1つ余分に作って、それを夫婦で半分個して味見したんですが、旦那曰く、イースターに食べるホットクロスバンズよりも旨いって。旦那の好きなあのホットクロスバンズより旨いって言うんだから、これまた栗きんパンに続くヒット菓子パンよ!(笑)
<材料 16ロール>
サツマイモ...1本(400g程度)
レモン汁...少々
(パン生地)
強力粉...210g+打ち粉用
薄力粉...210g(オールパーポスまたはプレインフラワーのみ420gでもOK。)
塩...小さじ1.5
ソフトブラウンシュガー...大さじ2
シナモンパウダー...小さじ1
ナツメグパウダー...小さじ1/2
ジンジャーパウダー...小さじ1/2
バター...60g
レモンの皮、おろしがねで摩り下ろしたもの...1個分
水...80ml*
牛乳...80ml*
ドライイースト...小さじ2
(フィリング)
栗きんとんの残り、栗を取り除く...170g+**
栗の甘露煮、細かく刻む...4~5個(栗きんとんから取り除いた栗も含めて)
カランツもしくはレーズン、ラム酒大さじ1を加え1000Wのレンジで1分加熱...50g
(メープルシロップアイシング)
粉砂糖...60g
牛乳...大さじ1弱
メープルシロップ...小さじ2
(その他)
バター、型に塗る分...適宜
溶き卵、卵黄1個と牛乳大さじ1を溶いたもの
*水と牛乳の分量は、サツマイモの水分によって調整して下さいませ。ちなみに上の分量は私が昨日加えた量。私の使ったサツマイモは、水っぽくもなく、ドライすぎもしない極々普通なサツマイモでした。
**私の栗きんとんは100gほどしか残っていなかったので、サツマイモのペーストを加え170gにしました。しかし、生地が結構多いので物足りない感ありでした。200g以上の栗きんとん、もしくは栗きんとんとサツマイモのピューレを混ぜたものをフィリングにしても良いかも。
<作り方>
1.サツマイモは丸ごと蒸し、皮を剥いて適当な大きさに切り分け裏漉しする。即レモン汁を少々加えてよく混ぜ合わせ室温に冷ます。
2.ホームベーカリーの容器に生地の材料全てと、1の内160gを投入し、生地コースを選択する。(残ったサツマイモのピューレは、必要に応じて栗きんとんに加えよく混ぜあわせておきます。)
3.生地コースの終わった生地を打粉をした台の上に取り出す。パンチダウンして濡れ布巾を被せ、10分程度ベンチタイム。
4.3の生地を再びパンチダウンし、麺棒で横40cmx縦30cm程度の長方形に延ばす。栗きんとんの残り(または栗きんとんにサツマイモのピューレを足したもの)を生地の表面全体に万遍なく塗る。
5.刻んだ栗の甘露煮、レーズンを散らし、ロールケーキの要領でクルクルクルっと巻く。巻き終わりをしっかり指で摘んで閉じて底になるようにして置き、包丁で16等分する。(包丁は切る都度濡れ布巾で汚れをふき取って下さいまし。)
6.あらかじめバターを塗った型にロールを並べる。濡れ布巾を被せ、約40分程度、2倍に膨れるまで2次発酵。
7.溶き卵を全体に塗り、180度で予熱を済ませたオーブンで、30~35分、もしくは表面にこんがり焼き目がつくまで焼く。(私は40分焼きました。)
8.焼きあがったロールは型から抜き、ワイヤーラックの上で冷ます。(私は持ち運び用のアルミフォイルの容器で焼いたので、型に入れたままの状態で冷ましました。
9.アイシングの材料を合わせてよく混ぜ合わせる。冷めたロールの表面に、好みの絵柄、もしくはアトランダムにアイシングする。
私は昨日は甘いもん大好きな雨人さん達のために、上の分量の2倍のアイシングを作り、態とにでたらめにたっぷりと塗ってみました。(笑)
綺麗な線を描いたアイシングも良いけれど、アバウトな雨人が作ったロール風に、べったりアイシングってのも時には悪くない。(爆)
栗きんとんってあんまり好きじゃないのに、今年は、あぁ...もっと作ればよかった...!と、このロールを味見して思った。もっとたっぷりと生地に塗りたかったなぁ。
ホットクロスバンズの生地風にスパイシーにしてみたのだけれど、甘い栗きんとんとそれが非常にマッチし、旦那の言う通り、確かにホットクロスバンズよりも旨かった。今年のイースターには栗きんとんを作り、このロールを代わりに焼こうか知らん...(笑)
ところで、昨日このロールのアイデアが生まれた時、アイシングもいつものじゃなく、ちょっと凝ってみたいな...と、エスカレートしちゃった私。初の試みでメイプルシロップを加えたアイシングにしたのですが、これね、すげぇ~よっ!
見て見て!
今朝出勤前の旦那に、持って行かそうと思ってロールの表面を見たら、蜜ってるやおまへんか!
これはメープルシロップ効果だよね!?それとも、栗きんとんには栗の甘露煮のシロップが入っているから、それも影響している訳?
いずれにせよ、ネトネトっていう表現はあまり聞こえが良くないけれど(笑)、この蜜ったロールを見てたら、同僚達に食わせるのがもったいない、自分が食らいつきたいって衝動に駆られたワン。(爆)
来週は黒豆たんのリメイクも考えないと。また同僚達に食ってもらおう。(爆)