一昨日はシーちゃんとベイ坊に朝9時から5時間半振り回されました!そのことで肉体よりも精神的にホトホト疲れきってしまい、私は寿命を、マジ、5年縮められてしまいました。(苦笑)


そんな1日の終わり、旦那はパブ飯しようって提案してくれたけれど、パブまで行く気力も残っていなかった!


同じ労力を使うなら、自宅で簡単に何か作って夕飯の形をとった方がましと思い、ブランチみたいな晩御飯をなんとか作って食卓に並べたのでした。


ロースト野菜のリメイク
~スペイン風オムレツ~


和・美・Savvy Cooking

うちのシーちゃんとベイ坊は、1時間以上散歩に連れ歩いても、絶対に外ではうんちをしません。家に戻り、庭のいつも自分達がする場所でないと出来ないのです。私が他所のお宅に泊まると、気を使う為に便秘になっちゃうのと同じだ。(爆)


散歩から戻ると、“催している時”はその足で一目散に庭に消えて行きます。そうでない日は洗い場付近で私に足を洗ってもらうのを待っている。


即足を洗って中に入れた日は、私、朝食の後一度外に出してあげるのね。一昨日はそうだった。8時45分ごろだったかな。2匹を庭に出し、私は前日のターキーの残りを骨と肉に仕分けし出しました。


用を足した2匹はたった4、5分で戻ってきて、ガラス越しに私に、“足を洗ってください!”な表情を見せていました。そこで私が即入れてやればよかったのです。でも、作業の手を止めるのが面倒で置き去りにしたのが間違いでした。


足を洗ってもらうのを待っていた2匹は、その内、表通りを犬と散歩する人でも見つけたのか、興奮してワンワン吠えながらパティオを駆け、家の右横に回ったり左横に回ったりしていました。


作業の終わった私が犬ころ達の足を洗うのに庭に出ると、さっきまで吠えていた2匹がいません。シーちゃん!ベイ坊!って名前を叫んでも、普段ならどこに居ていも一目散に駆け寄ってくる2匹が、その姿を見せてくれませんでした。


庭の中ほどまで名前を呼びながら行って見たけれど、2匹の姿はない!家の両脇にもいない!そう、シーちゃんとベイ坊の2匹は、インヴィジブルフェンスを越えて外に脱走してしまったのです!


インヴィジブルフェンスと言うのはその意味通り、“目に見えない柵”です。ここから先は犬や猫に行かれては困るという境界線に電線を引き、特殊なカラーをつけた犬や猫がその境界線に近づくと、ビビビッとカラーが電気ショックを与えるシステムです。


犬を飼うと決めた時、旦那は芝が台無しになっても構わないから、思いっきり広い庭で遊ばせてやりたいと言いました。私もそれに大賛成。でも、そのためには庭の周囲に柵を設けねばならなかった。


私は、インビジブルフェンスのアイデアが好きになれず、物理的な柵を設けたかった。しかし、インヴィジブルフェンスでも3千ドル以上かかったのが、物理的な柵になると費用はこの6倍も7倍もかかる。余裕がなくて、インビジブルフェンスで妥協せねばなりませんでした。


インビジブルフェンスを引いた後、メーカーのトレーナーが家に来て、シーちゃんとベイ坊にその境界線を教え込みました。少々の電気ショックではびくともしなかった2匹には、かなり強いカラーがつけられました。


私も何度か誤まって2匹のカラーを手に取り境界線に近づいたことがあるんだけれど、EMSのうん十倍はある強さで、ショックを受けると、まるでアニメの電気ショックシーンみたいに、頭のてっぺんから足の先までビリビリビリって大きく震えます。


シーちゃんとベイ坊はその電気ショックさえ無視し、自分達の関心のあるものに向かい、2匹そろって表通りへと脱走してしまったのでした!


インヴィジブルフェンスを設置して1年半になるけれど、私は未だ100%このシステムを信頼していない。だから外出する時は必ず家の中で留守番させるか、夏の暑い時なら、庭にある4畳半サイズのケネルに入れて出るんです。


物質的な柵じゃないと、いつかこんなことが起こるんじゃないかと恐れていたのが、一昨日、現実になってしまったのです。


旦那を門のところで待機させ、戻ってきたら即中に入れるように指示し、私は車で探しに出かけました。その時、家を出て右に折れるか左に折れるかの選択間違いをしちゃったんだよね。


私は左に折れてあちこちを探し回っていました。しばらくしたら旦那から電話がかかり、近所に住む旦那と同じ会社に勤めているエゲレス人男性が、ドライブ中にうちの犬2匹を見かけたという連絡があったというのです。私の向かった方とは反対側に2匹は逃亡していました。


それからは2匹が向かったという方角、獣道を通ったら行き着く大通りなど、あらゆるところを5時間半、旦那と交代に探し回りました。いつ帰ってきても即中に入れるようにと、この寒い時に玄関のドアはフルオープンしたままで。


その内私は当然のことながらアップセットし出し、作業を止めて即中に入れてやらなかったことで自分を責め、もう2度とシーちゃんとベイ坊に会えないかもと思うと悲しくなり、泣いて、泣いて...


2匹にはマイクロチップが埋め込まれているし、カラーには名前と電話番号、郡の登録証もつけている。なによりも、誰が見ても飼い犬と分かるインヴィジブルフェンスのカラーをつけているから、必ず戻ってくるだろうと思いつつも不安で仕方なかった。


そんな時、見知らぬ人から電話がかかって来ました。うちから3軒向こうのご近所さん。そこの庭で、うちの犬が遊んでいるって言うんです。いろんなところを徘徊しまくった2匹は、最後、3軒向こうの家までなんとか戻ってきたけれど、我家が探せなかったみたい!?


即迎えに行きました。2匹はもう心身ともに疲れ切っていて、うちに連れて帰り家に入れてやると、死んだようにぐっすりと眠り続けました。食いしん坊の2匹が晩御飯が食べれなかったんだから、相当な心労をだったのだろうね。


1日の終わりには笑い話で済んだけれど、こんなこともう2度とあっては困るので、週が開けたらインヴィジブルフェンスの人に来てもらい、システムのメンテをしてもらおうと思っています。2匹のカラーももちチェックしてもらいます。


それが終わるまでは、2匹を庭に出す時は必ず旦那か私が同伴し、2匹だけを庭に置き去りにする時は、ちょうど家庭菜園の季節も終わったので、物理的な柵のあるフルーツガーデンで遊ばせることにします。


それでなくてもここんところ肉体疲労が抜けずに苦労しているのに、その日は心身ともに完全参ってしまいました。


夕飯を作る気力がなかったけれど、食べに出る気力もなかった。結局、前日のローストターキーの付け合せのロースト野菜を、オムレツにリメイク(リユーズもしくはリサイクルが正しい)しました。


久しぶりに焼いた スペインオムレツ 。味付けは塩とブラックペッパーのみでシンプルに焼きました。美味しく焼くコツは普通のオムレツ同様、惜しみなくバターを使うことですなぁ。(笑)

和・美・Savvy Cooking

不器用な私は、いつもは2枚のフライパンで焼くんですが、今回は一旦お皿の上に取り出し、スライディングさせてフライパンに戻す返し方に挑戦してみました。私にも出来たよん!(嬉)

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サンクスギヴィングのディナー用食材を冷蔵保存する為、なるべく他のものは買わないようにしていたもんだから、サラダ1つありませんでした。慌てて、自宅で採れた人参を削り、キャロットサラダをオムレツに添えました。

和・美・Savvy Cooking

オムレツはすんごく美味しかった!てか、1日中喉にものが通らなかったので、余計に美味しかったのかも知れない。(笑)


普段なら私らがご飯を食べ出すと、テーブル付近に陣取って物欲しそうにする2匹が、その日はぐったり寝たままで食べ物に興味も示しませんでした。


少々怖い思いをして懲りればいいんだって思ったけれど、この子らは絶対にまた、チャンスがあれば脱走するんだろうなと思うと、可愛さ余って憎さ100倍な気分だったよ。(苦笑)


田舎町には珍しく、私の住むタウンに、小さな1粒が2ドル近くする高級手作りチョコレート売るお店があります。昨日はそこで32個入りの箱と、シングルモルトを1本買って、シーちゃんとベイ坊を発見してくれたおっちゃんにお礼に行って来ました。


金のかかる奴らだよ、シーちゃんとベイ坊は!(苦笑)チョコレートとスコッチで100ドル以上使ったし、ガソリンだってタンク半分犬探しに使ってしまったもんね。


でも、怒りながらもやっぱり超可愛いシーちゃんとベイ坊。来年は2匹の妹的存在の犬を、またレスキューセンターからアドプトしたいと思っていたんだけれど、今回の一件で、ちょっとその気が薄れた私です。

“とうちゃん、かあちゃん、心配させてごめんなさい!
とか言いつつ、おいら達、また脱走を企てる懲りないう奴。
そんな奴らでも、かあちゃんのランキングアップ応援してるわんわんわんわん

いろんなことがあったサンクスギヴィングのロングウィークエンド。
本日もまたランキングアップに応援どうぞよろしくお願いします!

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