先週、女性のゲストを一人迎えました。午後の、ちょうど3時のおやつ時で、紅茶を振舞うことにしたのですが、本当はスコーンを焼いたりサンドイッチを作って、アフタヌーンティーにしたかったのだけど、うち、それ用のケーキスタンドがないんです!(汗)


そこで、クッキーを焼いて、簡単なティータイムと致しました。


その時焼いたクッキーが、ゲストにも旦那にも大うけで、同僚に差し入れたいと言う旦那のリクエストで、一昨日はなんとレシピの3倍も焼いたのです!(驚)


“御菓子”作りの苦手な私の焼いたクッキー。一見、兎に角醜い“汚菓子”!(苦笑)でも、食べた人みんなから好評を得たので、備忘録として、恥を忍んでブログにレシピを記録しておこうと思います。(笑)


ブラック&ホワイトチョコレートドロップクッキー

和・美・Savvy Cooking

昨日、エゲレスではスコーンと呼ぶ、アメリカのビスケットをブログの記事にしましたが、今日はアメリカではクッキーと呼び、エゲレスではビスケットと呼ぶ汚菓子、いや、御菓子が話題です。(爆)


昔ながらのジャムサンド、カスタードサンド、シンプルなティータイムビスケット、そして、今日私が紹介するような、誰が見てもクッキーと分類するであろうものも、エゲレスでは区別なくみなビスケットと呼びます。


エゲレス人が、私の目にはクッキーでしかないものまで、ビスケットと呼ぶのを初めて聞いた時、なんかピンと来ませんでした。それなのにエゲレスに長く住みすぎた私。今では昔クッキーと呼んでいたものまで、ビスケットと呼んでしまう。(笑)


我々日本人は、綺麗に型抜きされた昔から日本にあるビスケットのみそう呼び、カントリーマームのような近年になって日本に入って来たビスケットは、クッキーと区別しますよね。


昭和のいつからかビスケットとクッキーを区別しだした日本。アメリカの51番目の州有力候補の1つに挙げられるだけあって、戦後、アメリカナイズされちゃったのがお菓子からも伺えますなぁ。(笑)


とは言え、エゲレスも51番目の州有力候補の国。(笑)日本同様、かなりアメリカナイズされているから、今42歳の旦那の世代より若い人は、アメリカンなビスケットはクッキーと呼ぶに違いない。アメリカンな“クッキーショップ”も、現在のエゲレスにはたくさんあります。


今日私がご紹介するビスケット、もとい、クッキーは、元々はお菓子作りの本に載っていたレシピなのです。それを先週ゲストを迎えた時、うちにある材料を利用し、オリジナルの材料や分量を変えたり、新たな材料を加えたりして私なりに焼いたものです。


正直、焼きあがったビスケットを見て、こりゃあお客はんには出せんぞぉ~(冷汗)と思いました。さすがお菓子作りの苦手な私が焼いたクッキーだけあって、めっさ醜かった!(爆)


ほんでも味見すると、これが結構美味しいので、恥をしのんで出したら、ゲストに大うけ!残ったクッキーを会社から帰って来た旦那が食べ、これまた大うけ。1枚食べたらなくなるまで食べないと気が済まない、ついつい手が出るモーリッシュなクッキーです。


卵も牛乳も加えない、バターと粉だけのクッキーなので、生地はかなり力を入れないと、なかなか混ぜられません。(爆)でも、生地さえできちゃったら、後はスプーンでトレーの上に載せて焼くだけなので超簡単!


ホワイトチョコレートがまるでナッツの様にサクサクした食感の、何の変哲もないのに美味しい、“汚”かしなクッキーです。(爆)


<材料 25~26枚分>

無塩バター、室温に戻し柔らかくしておく...1スティック(米バターの1スティックは113gです)
ソフトブラウンシュガー...50g
バニラエッセンス...小さじ1/2
薄力粉...50g
強力粉...40g
ココア(ベーキング用)...20g
ホワイトチョコチップ(私はギラデリ社のものを使用)...100g

和・美・Savvy Cooking

<作り方>

1.ボウルにバター、砂糖、バニラエッセンスを入れ、白っぽくふんわりしたバタークリームになるまで電動泡だて器でよく混ぜ合わせる。

2.薄力粉、強力粉、ココアを合わせ、篩いにかけながら1に加える。

和・美・Savvy Cooking

3.木べらで粉類が完全に混ぜ合わさるまでよく混ぜせ、3回に分けてホワイトチョコチップを加える。加える度によく混ぜ合わせ、全体に満遍なくホワイトチョコレートが行き渡るようにする。

和・美・Savvy Cooking

4.小さじに軽く山盛りの生地をすくい、3~4cmの間隔を開けて、パーチメントペーパー(クッキングシート)を敷いたオーブントレーの上に並べる。190度で予熱を済ませたオーブンで15分焼く。2段で焼く場合は、10分経過した時点で上下を入れ替える。

和・美・Savvy Cooking
ここで形を整える必要は全くなし。
オーブンに入るとバターが溶け、ひとりでにクッキーの形になります。


5.焼きあがったクッキーはトレーの上で5~6分粗熱を取った後、フライ返しなどで丁寧にワイヤーラックに移し完全に冷ます。

和・美・Savvy Cooking
兎に角もろい、ラングドシャー風のクッキーです。取扱注意!
フライ返しでワイヤーラックに移すとき、
クッキーの周囲はボロボロっと壊れ結構メッシー。


エゲレスと言うと紅茶。エゲレス人達はおそろいのティーポット&ティーカップで、茶葉から入れた紅茶を優雅に飲むんだろうなと想像する日本人が多いですが、日本のカフェ・アフタヌーンティーのようなことは、滅多に、いやまず皆無と言っても過言じゃないくらい、しません!(笑)


ティーバッグの紅茶をマグカップになみなみ淹れて飲むのが、一般のエゲレス人的飲み方です。なもんで、うちにもマグは仰山ありますが、ティーセットってのはなかったのね。


そこで、結婚する時、私はウェディングリスト(お祝いに欲しいもののリスト)に、もらえないこと覚悟で高級ティーセットを加えたら、なんと、親友や上司がセットの1部ずつを手分けして、プレゼントしてくれたのです。ところが...


この上司がボケをかまし、全然違うものをプレゼントしてくれたもんだから、うちね、高級ティーセットがあるのに、カップソーサーだけなくて使えないのです!(苦笑)結婚してから一度も使ったことがなく、またチャイナキャビネットにもソーサーがないから飾れない!(汗)


この前年末年始エゲレスに帰省した時、なもんで、キャスキドソンのお店で可愛い花柄のティーセットを買っただよぉ。先週の女性のゲストには、そのティーセットでミルクティーをお出ししました。但しティーバッグの紅茶よん!(爆)

和・美・Savvy Cooking

基本、私は家では茶葉の紅茶は飲まない!毎日高級玉露を3度3度の食事の後とお茶の時間に飲む日本人も居るだろうけれど、普通はスーパーで買ってくる煎茶や玄米茶、ほうじ茶でしょう。エゲレス人の紅茶も日本人のお茶と同じなのです。


毎日かしこまってティーセレモニーしていたのでは肩が凝って、大好きなお茶が楽しめませんやん。(笑)それにね、エゲレスのティーバッグの紅茶は、アメリカや日本で売っているティーバッグの紅茶と違い、数段旨いです!


さて、一昨日はこのレシピのビスケット、もとい、クッキーを、同僚に差し入れしたいと言う旦那のリクエストに応じ、82枚も焼きました!2枚は私の味見用。(笑)


そして化粧品のギフトボックスの空き箱があったので、それにティッシュを敷いて詰め、旦那に持たせました。

和・美・Savvy Cooking

これを食べたアメリカ人達、一様に同じ感想を述べたそうです。


“甘くないクッキー!”叫び


前にブラウニーを焼いて持たせた時も、やっぱり同じ感想を述べたと聞き、大笑いしました。でも、悪い意味じゃないのよ。


あの眩暈がするほど甘いお菓子にうんざりしている雨人同僚達には、このほのかに甘く、ココアの苦味が効いたクッキーは大うけだったそうです。


犬ころとの生活が始まってから、忙しくてなかなか差し入れが作れないんだけれど、また頑張ってこうしてたまには同僚への差し入れを作って上げようと思いました。