私のPCの時間は当地のローカルタイムではなく、日本時間に設定しています。こうしておくと、週に3~4回、いや、シーちゃんとベイ坊が我家の子になってからは何かと忙しく、週2回がせいぜいかな...両親に電話を掛ける時、向こうの時間が分かって便利。


昨日、ふとその時刻の下に表示されている日付を見て、日本は3月14日・ホワイトデーであることに気付きました。海外ではヴァレンタインズデーに男性が女性に花や贈り物をプレゼントするので、日本みたいにそのお返しの日ってのはありません。


当地の3月14日・今日は、カレーライスを晩ご飯に作るつもり。ホワイトデーのディナーには到底似つかわしくない色のお料理。偶然だけど昨晩の献立は白が基調の2品。そこで日本時間に従い、その2品をホワイトデーのディナーってことにこじつけます。(笑)


タラゴンチキン with セロリリゾット

和・美・Savvy Cooking

シーちゃんとベイ坊と言うと、今週火曜日12日で、我家の子になってちょうど1年が経ちました!ほんの2、3ヶ月前のことのように感じるけれど、もう1年も経ってしまいました!


犬の一生は人間の一生よりずっと短い。いつかこの子達は私よりも先に逝ってしまう。その日が来るのが私は怖くてしかたない。今こうしてブログに気持ちを綴っているだけでも、私の目からは涙がポロポロ流れています。


時間よ止まれ!いつまでも、このまま1歳と4ヶ月のシーちゃんとベイ坊で居続けて欲しい!


昔、元彼と別れ一人になって孤独感を味わった時、時計が傷んじゃったんじゃないかと思うほど、時の経つのが遅かったのを思い出します。でも時は、どんなに悲しい時でも楽しい時でも、確実に1分1分を刻んでいるんですよね。


今からネガティブに別れの時のことを考えるのではなく、その時悔いを残さない為に、楽しい楽しい毎日を彼等2匹と過ごす努力をします。


1年前、うちにやって来た日のシーちゃんとベイ坊。連れて来てくれた人のアドバイスでランドリールームに入れたら、ベイ坊は物怖じせずマットレスにドカンと横たわるし、神経質で怖がりのシーちゃんは、入り口のところに座って奥には全然入ろうとしなかった。

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その2匹もこんなに大きくなりました。シーちゃんは図体はデカイけれど、未だにパピーのように鼻泣きばかりヒーヒーしてうるさく子。(苦笑)ベイ坊の方はふてぶてしさが更に増して、うるせぇババア!風な目で私を睨みます。(笑)

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2匹ともよく食べ、よく遊び、よく寝て、すくすくと育っています。うちにやって来た頃は25kg前後の体重だったのが、今では2匹とも50キロ越え!(驚)


ところで、夫婦して働き子持ちのカップルを、Dually Employed with Kidsを略しDEWKSと呼び、夫婦して働き子供のいないカップルを、Dual Income No Kidsを略しDINKSと呼びますよね。


この前、旦那がこれらに似た言葉で、DILDOってのをネットで見つけ教えてくれました。あっ、下ネタのdildoとは違うので誤解しないでね。(汗)旦那の教えてくれた言葉は、Dual Income Large Dog Ownerの略です。(笑)


確かに、大型犬、しかも2匹も飼おうと思うと、マジ、夫婦二人で働かないと食費がかかりすぎ!(滝汗)


ざっと計算したら、1ヶ月におやつ代も含めて250ドル!彼等が庭に落としたうんちを拾いながら、私はいつも、“金もかかるし臭いし手も汚れるし、もう食うなっ!”と2匹に向かって独りごつっています。(爆)


しかし、健康優良児の2匹が、大好きなかあちゃんの行くとこ、行くとこくっついてくる姿を見ていると、私はとっても、し・あ・わ・せ!


さて、こじつけのホワイトデーディナーの料理からは、話が完全に逸れてしまいましたが、ここらで本題に戻ることにいたします。


この前酢豚を作ろうと思ったら豚がなく、代わりに酢鶏にしようと思ったら鶏も冷凍庫には十分残っていなかった。そこで先週末はオーガニックのチキンをたくさん仕入れて来ました。


昨日はその内の骨付き皮付きもも肉を使い、私の大好きなハーブ・タラゴン風味のクリーミーなチキンの煮込みを作りました。


本当はチキン風味の黒い玄米を炊いて添えたかったのだけど、玄米が残っておらず仕方なく白い米を炊くことに。でも、どうしてもチキン風味のご飯が食べたくて、そこでたくさん冷蔵庫に残っているセロリを使い、リゾットを作って付け合せることにしました。

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朝からタラゴンチキンを作ろうと張り切っていたのに、作る直前になって、サワークリームもヨーグルトもないことに気付いた!(苦笑)でも、生クリームが少し残っていたのとレモンがあったので、ちょい作り方を変え、サワークリームの代用としました。


先ずはチキンにしっかり焼き目をつけます。私はチキンの皮がフライパンの底にこびりつくのが嫌で、ティファールのソテーパンを使いましたが、本当は油をしっかり熱し、シェフ仕様のステンレスティールのパンで焼き目をつけるのが、理想的なんだけどね...

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以前のレシピ では、焼き目の付いたチキンを一旦取り出し、鍋に残った油と肉汁でシャロット(またはたまねぎ)を炒めていますが、今回は皮の付いた鶏で、半端じゃない脂肪が湧いましたから、恐ろしくない、肉汁は惜しみなく処分し、新たにオイルを熱してシャロットを炒めました。

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牛肉は赤身のところでも、鶏の皮より脂肪分が多いとか、同じく位とか、そんなことを聞いた覚えがあります。その牛肉が大好きで、遠慮なくパクパク食べているもんが、鶏の皮の脂肪を怖がるのもおかしな話だけど。(爆)


ワインとチキンストックを加えて煮立ったら、鶏を鍋に戻します。そしてサワークリームのなかった昨日は、ここに分厚く輪切りし種を抜いたレモンを数枚加え、酸味をつけながら煮込みました。

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このままチキンはことことと、肉の芯までしっかり火が通るまで煮ます。


チキンを煮ている間にリゾット作り。たまねぎを炒めたら、にんにくとたっぷりのセロリを加え更に炒めます。米も加えて炒め、透明色になって来たらワイン、続いてお玉1杯ずつのチキンストックを加えながら、米が柔らかくなるまで煮込みます。

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火を止め、パルメザンチーズを混ぜ込み、蓋をして蒸らしておきませう。チーズが溶けて、クリーミーなリゾットに仕上がりますよん!

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再びチキンの鍋に戻り、最後の仕上げです。今回は旦那のお弁当用も含め3人分だったので、ソースをちょっと多くしたら、生クリームを加えたら更に量がまして、火を少し強め煮詰めて水分を飛ばしました。


とろっと自然なとろみのついたホワイトソースになったら、タラゴンを加えて火を止めます。

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生クリームやクレームフレッシュってのは、サワークリームやヨーグルトなどの牛乳系と違い分離しないから、綺麗なソースに仕上がりました。タラゴンは火を加え過ぎちゃあきませんで。あの独特の風味が逃げてしまいます。


こじつけホワイトデーのディナーが食卓に並びました。テーブルの下には、写真には写っていないけれど、食いしん坊のベイ坊が、おこぼれをもらえないかと陣取っています。上げたこと1回もないのに、毎晩やって来る懲りない奴!(笑)

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ヴァレンタインズデーのディナーの記事を見たら、やっぱりピンク色のマットを使っていた。なぜか赤よりもピンクが、私にはロマンチック&エロチックな色なんだなぁ...(笑)


ヴァレンタインズデーの余りのナプキンも出し、クリーミーなチキンにチーズィーなリゾットを、ホワイトワインを飲みながら食べた日本時間のホワイトデーのディナーでした。

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タラゴンチキンは本当、美味しい!私的にはチキン料理の王様と呼ぶにふさわしい料理!


タラゴンの芳香な香りと、ほのかに味わうセロリの風味がマッチし、思い付きで組み合わせた食べたいもの2品でしたが、最高の組み合わせでしたワン。


日本ではタラゴンはどこにでも売っているハーブじゃないけれど、目に付いたら是非作って見てくださいませ。また、タラゴンの代わりにコリアンダーを使って作っても、また別の美味しいチキン料理 になります。


ロマンチック&エロチックなピンクのマットを使い、よっしゃぁ~!な気合を入れたディナーをセットしたけれど、疲れていたのとワインでほろ酔いになり、旦那と私は二人とも、リビングのソファーで朝まで一人寝しちゃっていました。(爆)