スロークッカーを買ってから、これまでコンロの上で調理していたものや、オーブンで煮たり焼いたりしていたものを、スロークッカーで作れないものかと色々試してみましたが、昨日ほど、スロークッカーを買ってよかったと思ったお料理はありません!


明らかに肉の柔らかさが違うし、明らかに味が倍も3倍も美味しくなりました。


スロークッカーをお持ちでない方の中で、買おうかな...なんて計画を立てていらっしゃる方、イチオシでお勧めいたします!是非今すぐ買ってこのお料理を作ってみてくださいませ。イタリアンレストランも真っ青な、本当美味しいパスタソースが作れます。


ポークラグー

和・美・Savvy Cooking

うちはボロネーズを作る時は絶対に旦那が料理を担当します。私が作っても旦那は100%満足して食べてくれません。旦那は自分の作るボロネーズソースが、世界一旨いと自信を持っているからです。


そして、旦那の作るボロネーズソースは確かに旨い!


その秘密は、日に2回も3回も火を入れながら、3日くらいかけてじっくり煮込むからです。


何を作っても調味料は出来上がり寸前に加える旦那。味付けする前に味見させてもらうと、もうこのままなんも加えんでええんちゃう?っちゅうくらいに、肉や野菜、トマトの風味がフルに効いたソースです。


旦那のこの作り方は父方の祖母の影響みたい。おばあちゃんは一度スープを作ると、毎日ストックを足し、具を替えて投じながら、1ヶ月くらい食べ続けていたらしい。


面白いのは、旦那の母親はそのおばあちゃんの調理法に大反対!


義母は何を作っても火を入れなおすってことをすごく嫌った人です。仲の良い一卵性双生児と私が呼んでいた母息子ですが、ボロネーズの作り方だけは真っ向から意見がぶつかっていました。(笑)


その母と息子の対立を、円満に解決してくれるのがスロークッカーであることを、私は昨日ポークラグーを作って初めて知りました!


基本の材料はこちらのレシピと同じです。Cpicon ポークラグー

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アメリカの肉の中で、“ミステリアスな水”の沸く量が最も少ないのが、ポークのように私は思うんだけれど、それでもやっぱり少量のオリーブオイルを熱し、または焦げ付かないフライパンで油を引かず肉を焼き、沸いてきた水を完全に処分します。

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一旦肉はペーパーの上に取り出し、フライパンの汚れを拭き取ります。脂身の多いベーコンを芳ばしい香りが立ち始めるまでしっかり炒めます。ベーコンから脂がたっぷり出たら、これも肉と同様にペーパーに取り出します。

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ベーコンファットでたまねぎをしんなりするまで炒め、次にセロリと人参を加え更に数分いためます。最後ににんにくを加えて1分程度炒めたら、ワインと牛乳を注ぎいれます。

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ワインといっしょに注ぎいれると牛乳は分離します。その分離した牛乳がワインと混ざりあい、牛乳の白いプツプツがほぼなくなるくらいまで煮詰めます。水分は約半減されます。

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スロークッカーの鍋にトマト缶、豚肉、ベーコン、そしてワインと牛乳で煮た野菜を入れます。トマトペースト、ローレルも加え、軽く塩とブラックペッパーで味をつけたら、蓋をし高温で4時間半から5時間調理。

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ちなみに私は調理時間の最後30~40分は蓋を取って煮込み、味を調えたら、少し温度の下がったソースに再び蓋をして10分調理しました。蓋を取って煮たら少し水分が減ってとろみがつくかなと思ってしたことですが、実際に少しとろみはついたよん。


昨日はフェトチーネで食べることにしました。塩をたっぷり加えた湯でパスタを茹で、ざるにとり水気を切ったら再び茹でるのに使った熱い鍋にパスタを戻し、バター、パセリのみじん切り、ブラックペッパーをからめます。


そのパスタにお玉で2~3杯のソースを加えて全体に万遍なく混ぜ合わせ、それぞれの皿に盛り、更にお玉1杯分くらいのソースをトッピングしたら出来上がり。

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よくじっくり煮込んだ肉の食感をホロホロと表現するでしょう。でもね、豚肉の場合、ホロホロになると結構パサッとしてて、ドライ感が気になってしまうんですよね。


けど、スロークッカーで煮た豚肉は、ホロホロじゃなくトロトロ状態で、それはまるでしっかり煮込んだ牛筋のよう。コラーゲン一杯!風な食感が、なんとも旨くてたまらなかった。


ソースの風味も、旦那が数日かけて作るボロネーズに負けない、それぞれの材料の風味がしっかり生きている美味しいものでした。

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削りたてのパルメザンチーズをたっぷりかけて食べると、更に美味しい!


ちなみにコンロの上で作る場合は、前日に作り、当日温め直すと作りたてより美味しくいただけます。ただ、これまで私もそうやって来ましたが、残念ながら前日に作って温め直しても、この豚肉のトロトロ感を味わえたことはありません。