大阪から戻った翌日の昨日。晩ご飯にはこれを作ろうと計画を立てていたものはあったのですが、予期せぬことが次々に起こり、結局、手間要らずで放置プレーな料理に変更せざるを得なくなりました。


作りたかったものは今晩作ります。何なのか?それはまた次回のブログのお楽しみってことで、本日は代わり映えのしない、日本人なら、どこの家庭でも珍しくないこんなものを。


でもね、普通のとはちーと違うところがあって、スローにスローに作ったんよ!(笑)


スローなカレーライス

和・美・Savvy Cooking

一昨日の夜はめっさ疲れていて、8時ごろからソファーの上で旦那も私も転寝をしてしまいました。目が覚めたら深夜!


ベッドルームに移ったけれど、旦那は30分もしたら寝息を立ててましたが、私の目はパッチリ開いていて、1時なっても2時になっても全然眠とうならん!あっち向いたり、こっち向いたり寝返りばかり打ちながら、結局、4時前まで眠れないままでした。


朝、目が覚めたら8時過ぎ。すっかり忘れていたことをここで思い出す。


確か今日はプラマーが、外の水道に湯を引きに来るはず...


慌ててシャワーを浴び、プラマーのおったんが来る前にとりあえず身支度だけ整えました。


シーちゃんとベイ坊が外から帰って来たら、毎回足を洗って家の中に入れるのですが、犬は冷たい水の方が真冬でも好きなのかもしれないけれど、私の手は冷たさで悴んで思うように足を洗ってやれない。だから湯を引いてもらうことにしたのです。


このプラマーのおったん、これまでにも何度か我家に来て仕事してくれた人で、人の良い気の弱そうな、まじめに丁寧に仕事をしてくれ人。だからまた今回もこの人にお願いしたのです。


2時間くらいで、“奥さん、でけまひたでぇ!”って言うから、試しに蛇口をひねったら熱い湯が出てきて、あぁ、これでもう、寒い朝に冷水で2匹の足を洗わなくて良い...って喜んだのもつかの間。


今回はおったん、しくじりよりました!(苦笑)


新しく買った冷水&湯兼用の蛇口の部品が壊れていたというのが理由なのだけど、どうもおったん自身が、取り付け工事中に誤って壊してしまったよう。私がキッチンで洗い物をしていたら、窓の外から煙がモクモク立ち込め始めたのです!叫び


裏庭で何かが燃えているって、マジ、驚きましたがな。慌てて外に出てみると、つい数分前、おったんが取り付けた蛇口から熱湯がじゃじゃ漏れ!その湯気が、煙のようにあたり一面に立ち込めていたのです。


即電話し伝えると、数時間後に再び修理に来てくれることになりました。


そんなこんなで朝からばたばたしちゃって、料理どころじゃなかったのね。なもんだから、おったんの2回目来訪を待っている間にカレーの準備を整え、只今私のお気に入りキッチン器具・スロークッカーで、スローに放置プレーなカレーを作ってみることにしたのです。(笑)


<材料 15~16皿分>

(ブーケガルニ)
セロリ...1本
パセリ...2~3本
タイム...1~2本
ローレル...1~2葉

オリーブオイル...適宜
牛肉、余分な脂肪や筋を取り除き食べやすい大きさ形に切る...600g
バター...20g程度
にんにく、スライス...2かけ
唐辛子、種を抜き細かく刻む...2本程度
たまねぎ、櫛形切り...中2個
じゃがいも、皮を剥き食べやすい大きさに切り分け流水で洗って水に浸ける...2個
人参、皮を剥き乱切りしじゃがいもと共に水に浸けておく...大1本
赤ワイン...100ml程度
缶入りダイストマト...1缶(400g強)
水...トマトの缶に3杯強
りんご、皮を芯を取り除いて摩り下ろす...1個(紅玉サイズ)
カレールー...15~16皿分(とろみと味をみて量を加減)

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<作り方>

1.ブーケガルニを作る。セロリのくぼみにパセリ、タイム、ローレルを詰め、タコ糸で2箇所ほどしっかり縛る。

2.牛肉の水抜きをする。フライパンにオリーブオイルを熱し肉を焼く。全体に赤みが無くなり、鍋底にたっぷり“ミステリアスな水”が湧いて来たら、肉だけペーパーの上に取り出し、鍋底にたまった水を処分。ペーパーで鍋の汚れを拭き取る。

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ちなみに国産牛なら、こんな手間なことせんでも良い!

3.肉の汚れを取り除いたフライパンにバターを熱し、にんにくと唐辛子を香りが発ち始めるまで1分程度炒める。

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4.3にたまねぎを加え数分炒める。たまねぎが透き通りような色になりしんなりしたら、水切りしたじゃがいもと人参を加え更に3~4分炒める。

5.4に肉を戻し、赤ワインを加えて火を少し強め、ワインが殆ど蒸発してしまうまで2~3分煮詰める。

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6.5をスロークッカーに移す。ダイストマトを加え、その空き缶で3杯強の水を足す。摩り下ろしたりんごを加え、表面にブーケガルニを浮かべて蓋をする。高温で4時間~4時間半調理する。

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7.調理時間が残り30分になったらスロークッカーの蓋を取り、ブーケガルニを取り除いてカレールーを加える。スプーンなどでじゃがいもを潰さないように注意しながら混ぜルーを完全に溶かし、再び蓋をして残りの時間調理する。

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私は昔からジャワカレーの辛口党。ゴールデンカレーってのは、数あるカレールーの中でも大嫌いなルーで、ジャワカレーが手に入らなかったら、他のルーを使ってもゴールデンカレーだけは絶対に使ったことがなかったのです。


でも、アメリカのスーパーではどこでも、他のカレールーは見かけないけれどゴールデンカレーは必ず売っている。なので、態々日系スーパーまで足を伸ばすのが面倒で、仕方なく大嫌いなゴールデンカレーを買って使ってみました。したら...


ルーだけを頼りに作っていた昔と違い、現在の私のカレーの作り方には、ゴールデンカレーがどのルーよりマッチしていて美味しく出来上がる。以降はジャワカレーからゴールデンカレーに完全好みが変わってしまったのです。


今回使ったゴールデンカレーは、先日ウワジマヤで初めてお目にかかった“おおから”。


でもね、トマトやりんごやとフルーツをたっぷり加えて煮込んでいるから、辛さの中にまろやかさがあり、お子さんでも食べれなくない味です。


スロークッカーでカレーが作れるって、何人かの人に聞いていたので、買ったら一度作ってみたいと思っていたのね。その希望が叶い、初のスローなカレーが出来上がりました!

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カレーを作るのは数ヶ月ぶり!確か前回作ったのは、日本のカレーに興味を持つ旦那の同僚達を、カレーライスなランチに招待した時だったと思う。(その時の記事は こちら から...)


日本のカレーライスの作り方は、その時の外人さんゲストのリクエストで、英語にも訳しております。(英語のレシピは こちら から...)


食卓の写真のどっかに旦那が写ってないか知らん?日本のカレーライスが大好きな旦那は、私が写真を撮っている間すら待てず、邪魔やから横に逸れてくれって言うのに、テーブルの周辺をうろちょろしてました。(爆)

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旦那には生野菜なんかどうでも良い存在。それを食べる余裕がお腹にあったら、おかわりしたいってのが本心なのです。それくらいカレーライスが好き。ドキドキ


普段はご飯がたくさん食べれない人なのに、1杯目にまだスプーンをつけない内から、ご飯まだ残っているのかと、おかわりできることを確認してから食べ始めました。結局夫婦しておかわりしましたよん!(笑)


私はカレーにはブルドッグのトンカツソースをかけて食べるのが大好き。昔はウスターソースだったのに、いつしか母の影響でトンカツソースに変ってしまった。そんな私が和食(和な洋食)の食べ方の手本である旦那も、やっぱりトンカツソースをかけて食べます。

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ご飯は少なめ、カレーは2杯分、ブルドッグソースたっぷり、そこに福神漬けとらっきょう。簡単な献立だけど、カレーって本当、美味しいよね。


スロークッカーで作ったカレーはお肉が柔らかい!そして何よりもうれしいのは、じゃがいもを初めから投入しても煮崩れせずにカレーが作れるってこと。これからはカレーはスロークッカーで調理が、我家のお決まりになりそうです。


たくさん余ったカレー。その内の4杯分くらいは、作り方を英語に訳してほしいと私にリクエストした旦那の同僚に上げることになりました。電話し、カレー欲しい?って聞くと、即、欲しいの返事が。出来ればご飯とらっきょうもいっしょにだってさぁ。(爆)


さて、たくさん同僚に上げたけれどまだまだ一杯残っているカレー。今週はこのカレーのリメイク料理を考えねばなりませぬ。(汗)