今週スロークッカーで作った牛肉のギネス煮込み。6人分くらいは軽くある大量のシチューなので、夫婦2人だけでは当然大量に余ってしまいました。もっとも、目的があって余ることをあらかじめ見込んで大量に作ったもの。だから残っても全然構わんのですが...


その目的ってのが、今日ご紹介するこのパイへのリメイクです!


ギネス=アイルランド=シャムロック(アイルランド国花)で、残った生地で模様をつけオーブンに入れた直後、あれ?シャムロックって4つ葉だったっけ?3つ葉や!!葉は涙形だったっけ?ハートや!!と間違いに気付いたけど、遅かりし由良之助...(涙)


ギネスパイ

和・美・Savvy Cooking

まっ、ほんでも付け合せの野菜がグリーンで、アイルランドらしい食卓に見えるでしょう!?(滝汗)


シチューで食べるギネス煮込みはすこし緩めに仕上げ、マッシュポテトに絡めて食べました。パイのフィリングにするにはちょっと緩すぎるかなって思ったので、煮汁で溶いた小麦粉で更に濃度をつけました。


そのシチューをグラタン皿(写真の皿はイギリスのパブなどでよく見かける、この手のパイを作るための1人用パイ皿)に2等分し、これをダンプリングの生地で包むことにしました。

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パイと言うと、冷凍のパイシートやタルトの生地で作ったものと言う感覚が日本人にはあります。でも、イギリスではペイストリーに限らず、フィリングをなにかで包んだものを総じてパイと呼びます。


例えば、誰でも知っている例を取り上げると、コッテージパイ、シェパーズパイ、フィッシュパイなどは、マッシュポテトでフィリングを包んだパイです。


マッシュポテト同様に、英国風団子汁に浮かべる団子・ダンプリングの生地でフィリングを包んだものも、イギリスではパイと呼びパブなどでよく見かけます。


このダンプリン、シチューに浮かべてエゲレス風団子汁にすると、アメリカンマフィンみたいな食感になり、こうやってパイ生地として焼くと、スコーンのような食感になります。


ダンプリング生地のパイは、スコーンをちぎってシチューにダンキングしながら食べているみたいで、実に美味しい!


伝統的には、ダンプリングに使う脂はバターではなく、スエットと言う獣脂。こないだ作ったミンスミートと同じく、日本ではケンネ脂と呼ばれている、牛や羊の腎臓を保護している分厚い脂肪です。


今回はスエットではなくバターを代用した生地を作りました。生地の材料、分量、作り方は、 こちらの記事 に詳しく記していますのでご参照くださいまし。


残った生地で、私の完全勘違いのシャムロックを飾り(汗)、オーブンで30分ほど焼きます。

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昨日は金曜日。毎週金曜日の夕方は、旦那も出来るだけ早く仕事を切り上げて帰宅します。昨日も5時ごろ帰ってきました。


ご飯まではまだ時間がたっぷりあるのに小腹が空いた風の旦那。ビール&ワインののおつまみに、プラウマンズランチ 風のものを用意してあげました。チーズはアイリッシュチェダーです。

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ちなみにこの夏私が漬けた多種のピクルスも、美味しく食べれるようになりました。


写真の左上の黄色いピクルスがピカリリー、その横がディルピクルス、そして初の試みで漬けた洋梨のピクルスです。たまねぎやアスパラガス、ザワークラウトは市販のものです。


自家製のピクルスの中でも洋梨が想像以上に美味しくて、旦那はえらく気に入っています。先週末来た黒子にも、この洋梨のピクルスは評判が良かった。私は断然、ピカリリーが好き!一瓶開けたら2日くらいで空になりますぅ!


勘違いシャムロックのギネスパイが焼けました!(笑)久しぶりにブロッコリー、カリフラワー、人参をシンプルにボイルし、パイの付け合せにしました。

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パイをナイフでコンコンと叩いて割ると、中からとろ~~り、ギネスのグレービーの絡まったお肉とシャロットが顔を出します。

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美味しい~~~!


食ってしまえば、シャムロックの葉の数も形も、そんなもんどないでもよとしゅおますやん!(滝汗)