夕べの我が家のメインディッシュは、ケーキでした!


お魚のコロッケ風のものを、欧米ではフィッシュ・ケーキと呼ぶように、名前だけケーキで、実は全然ケーキらしくないものでしょう!?と問われそうですけど、正真正銘のケーキが晩ご飯の献立だったんです。


10代、20代の甘いもの好きの女子なら、ケーキで晩ご飯を済ませるのも平気だろうけれど、家庭の主婦が、晩ご飯の主菜にケーキを焼くだなんて、信じがたいことかも知れませんが、これはね、ワインにもよく合う、“甘くないチーズケーキ”なのです。


ロレーヌ風チーズケーキ

和・美・Savvy Cooking

先日、初めてヨーグルトを水切りし驚きました。水を切ったヨーグルトが、あんなに濃厚でクリーミーになるとは知らなんだ!グリークヨーグルトよりもクリーミーでリコッタチーズを連想させる。塩を加えると味はフィラデルフィアのクリームチーズそっくり。


リコッタ、クリームチーズときたら、誰でも思いつくのがチーズケーキ。いつか絶対に水切りヨーグルトでチーズケーキを焼いてみようと思いました。


ただ、晩ご飯のおかずならそれを即実行に移すのだけど、私は甘いものには関心のない人だから、お菓子作りとなると、アイデアはあってもなかなか時間と手間をかける気になれない。


ところがふと考えたんですよね。甘くないチーズケーキを作ったらどうか...って。


我が家はほぼ毎晩、食卓にはワイングラスが並んでいます。ワインの定番おつまみと言えばチーズ。甘くないチーズケーキなら、ワインにも合うだろうし、サラダやパンを添えたら、晩ご飯の献立にもなるじゃないか。


“甘くないチーズケーキ” 私のイメージとしては、キッシュをそのままケーキにしたようなチーズケーキでした。


そのイメージを形にするのに、水きりヨーグルトと合わせるチーズは何が良いか色々考えました。クリチーってのはありきたり過ぎるし、ブルーチーズは風味が強すぎる。フェタやゴート、チェダーってのも今ひとつピンと来ない。


そんな時、スーパーで目に付いたのが私の大好きなブルザンチーズ。日本でもよく見かけますよね。先週母と行った京都のコストコにも売ってましたわ。

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最近では何種類かフレーバーがあるけれど、私はやっぱりオリジナルフレーバーのガーリック&ハーブが好き。クラッカーやバゲットにたっぷり塗って食べるのが美味しい。そこに辛口の赤なんかがあれば最高!


ブルザンを使えば、わざわざハーブをチョップして加える必要もないし、ブルーチーズほどではないにしても、独特の風味のあるチーズなので、それがヨーグルトや卵で薄められたら、程よい風味のセイボリーなチーズケーキが焼けると思ったのね。


キッシュがケーキになったようなチーズケーキを焼くには、何か1つ具を加えたかった。ツナやサーモン、オリーブなど色々考えたけど、結局行き着いたのはキッシュロレーヌのイメージでベーコン。ロレーヌ風と名付けたのはこれが理由だワン。(笑)


<材料 20cmのスプリングフォーム型1個分>

ナチュラルヨーグルト、あればノンファット...450g(水切り後220~230g)
塩...小さじ1/2
ブルザン(ガーリック&ハーブ風味)...1パック(150g)
ベーコン...4~5枚
小麦粉...25g
卵黄、溶きほぐしておく...4個
卵白...4個
ブラックペッパー...適宜

(その他)
バター、型に塗る分...適宜
塩小さじ1/4を加えた水切り塩ヨーグルト...200g(←水切りする前の目方。オプショナル。)

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<作り方>

1.ヨーグルトに塩を加えよく混ぜ合わせる。リードキッチンペーパーを敷いたざるに塩を加えたヨーグルト入れ、冷蔵庫で一晩かけて水切りする。

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2.調理の約30分前にブルザンを冷蔵庫から取り出し、フォークの背などで潰し、室温にもどして柔らかくしておく。


3.フッ素加工されたフライパンで油を引かずベーコンを焼く。両面こんがりカリカリに焼き、キッチンペーパーの上に取り出し余分な脂を取り除く。完全に冷まし、ハサミで細かくみじん切りして、小麦粉を満遍なくコーティングする。

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4.3に水切りしたヨーグルトを加え、低速の電動泡だて器で1分程度クリーミーになるまで混ぜ合わせる。

5.4に卵黄を3~4回に分けて加える。加える度に電動泡だて器で完全にチーズとヨーグルトに混ぜ合わせる。

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6.卵白を高速の電動泡だて器で角が立つまでしっかりあわ立てる。

7.5に3とブラックペッパーを加え、低速の電動泡だて器で満遍なく混ぜ合わせる。

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8.7に6を加え、スパチュラなどでざっくりと空気を含んだ卵白を潰さないように混ぜ込む。

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9.バターをしっかり塗った型に8を流しいれ、表面を整え、180度で予熱を済ませたオーブンで約1時間、中心がしっかり膨らみ、表面にこんがり焼き目が付くまで焼く。

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10.焼きあがったケーキは10分程度粗熱を取ってから、スプリングを外し、サイドの型をゆっくり抜く。そのまま完全に冷やし、更に冷蔵庫で冷たく冷やしてから、底面の型を外し食卓にサーブする。

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昨日はこのケーキの他に、久々に作ったローストしたトマトとアボカドのサラダとパンを準備しました。このサラダのレシピは近いうちに英語のブログにアップしようと思っています。

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セイボリーと言えどもケーキはケーキ。だから、ケーキ皿の上に載せ、裏庭で採れたチーズにはよく合うフルーツやベリーでお飾りして食卓に並べてみました。(笑)もち、ワインも並んどりますよ。

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ここでもう1つ、これがケーキだってことを主張したくて、生クリームに見立てた、水切り塩ヨーグルトを準備し載っけてみました。これじゃどうみても、サワクリが載った甘いチーズケーキだと勘違いするでしょう。(笑)

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でも、甘くないんだよ!キッシュのような、でも、しっかりチーズケーキな味のする、セイボリーなケーキ。ブルザンの風味がほのかにする、とっても美味しいケーキに焼きあがりました。


私は水切りヨーグルトを載せないで食べる方が美味しいと思ったけど、旦那はクリームに見立てたヨーグルトと一緒に食べる方が更に美味しいとコメントしてました。


ブルザン、ベーコン、それに卵を含んでいるから、結構カロリー高そうだけど、それでも、タルト生地に使う大量のバター、アパレイユに使う生クリームを含んでない分、キッシュに比べたらずっとカロリーが低いんじゃないかしらん。


全くクリエイティブじゃない私にしては、かなり上出来のチーズケーキでした。これ、是非是非お試しいただきたいです。パーティーの時など、おつまみにこのチーズケーキ、デザートには甘いチーズケーキと、ダブルチーズケーキにしても面白いかも。(笑)


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